「パートナーがやりがいを持って働けるようサポートしたい」（社員インタビュー＃05 /薬局事業部/パートナー係長 I）
みなさんこんにちは、てまりノートです！
今回は、石川県能美市の「てまり薬局 能美根上駅前店」でパートナーとして働くパートナー係長のIさんのインタビューをお届けします。
てまりグループ
薬局事業部
てまり薬局 能美根上駅前店 パートナー係長
2015年入社
■仕事内容について
ーーIさんの職種はパートナー（医療事務）とのことですが、普段の仕事内容について教えてください
受付・お会計・レセプト業務・医薬品の発注など、薬剤師の調剤業務など以外は全て行っています。なかでも、レセプト業務は非常に重要度の高い業務です。レセプトとは全国健康保険協会など保険者に提出する「調剤報酬明細書」のことで、月毎に対応しています。
ーーパートナーもお薬を扱う場面があるのでしょうか？
あります。薬剤師の指示に基づき、患者さまの処方箋を見ながら必要な薬を集める薬のピッキングなどをします。お薬に全く触れないということはないですね。パートナーがピッキングした薬を薬剤師が監査し、薬剤師から患者さまへお渡しします。
■新卒でてまりグループに入社。決め手と入社後のキャリアは？
てまりグループに入社するまでの経緯について教えてください
新卒でてまりグループに入社しました。もともと人と関わることが好きで、学生時代は飲食店でアルバイトをしていたこともあり、サービス業界に絞って就職活動をしていました。大学でいくつか就職先を紹介してもらい、そのなかで興味を持ったのがてまりグループです。お客さまと直接接する機会がある薬局なら「人と関わる仕事」ができると思い、入社を決めました。
ーー新卒で配属されたのはどこの店舗でしょうか？
「てまり南部薬局」です。2年在籍した後、現在働いている「てまり薬局能美根上駅前店」に異動となりました。
ーーいざ薬局で働いてみて何かギャップはありましたか？
「人と関わる仕事」ができると思って入社しましたが、実際は服薬指導の際など、パートナーよりも薬剤師の方がお客さまと関わる場面が多いですね。今は自分から積極的にコミュニケーションを取りに行っていますが、当時はそれよりも事務の仕事を覚えることでいっぱいいっぱいでしたね。
ーー新人の時は何の業務が一番大変でしたか？
薬の名前を覚えるのが大変でした。店舗には薬が1000種類ほどありますし、ピッキングは漏れなく正確に行わなければなりません。レセプト業務をするにしろ薬を覚えないと入力ができないので、入社してまずピッキング業務をスタートし、毎日色々なお薬を集めながら名前を覚えました。
ーー1000種類もの薬があるんですね。薬の名前を覚える上で何か工夫されていたことはありますか？
店舗ごとに薬の配置や処方頻度は異なりますが、毎日ピッキング業務をしていると、「この薬は調剤棚のこの辺りに置いてある」「この薬は頻繁に処方される」ということが分かってきます。実務を繰り返していくうちに自然と薬の名前を覚えましたし、ピッキングのスピードも早くなりました。
ーー入社後に何か資格は取得されましたか？
3年前に登録販売者の資格を取得しました。
ーー入社してどのくらいで仕事に慣れましたか？
入社1年でパートナーの仕事は一通り覚えましたが、登録販売者の業務やOTC医薬品の販売といった医療事務以外の業務は慣れるまで時間がかかりました。入社２〜３年目からは仕事を楽しむ余裕も生まれ、お客さまへの声掛けや店内のPOP作成も行っていました。
ーー特に印象に残っているエピソードや、自分の中での成功体験はありますか？
自分がおすすめしたOTC医薬品が購入につながった時です。最初は専門知識がない状態でOTC医薬品の販売をしていたので、なかなかお客さまに声掛けすることができず……。このままではダメだと思い、OTC医薬品について勉強し始めました。先輩職員に商品のおすすめ方法を聞いたり、薬剤師は商品説明が上手なのでお客さまと話している様子を見て学んだり。知識が身に付くと自然とお客さまの方に顔が向き、自信を持って声掛けできるようになりました。お客さまが自分のことを信頼して商品に興味をもってくださった時は嬉しかったです。
ーー同じ薬局でも店舗によって客層や雰囲気は違うのでしょうか？
はい、違いますね。能美根上駅前店とてまり南部薬局のどちらも近隣に医療機関がありますが、その診療科目が異なるので、客層は異なります。OTC医薬品にしても、能美根上駅前店では栄養ドリンクの販売に力を入れていましたが、てまり南部薬局では近隣に整形外科があったので、サポーターの販売などをしていました。
■仕事をする中で大切にしていること〜働き方〜
ーー仕事をする中で心がけていることはありますか？
薬剤師とのスムーズな連携を心がけています。特に混み合う時間帯はお客さま一人あたりにかけられる時間が限られてしまうので、迅速かつ正確に薬をピッキングし、薬剤師に渡さなければなりません。「患者さまに服薬指導し、薬をお渡しする」という薬剤師の仕事を、パートナーがいかにサポートできるかが大事なポイントで、業務効率に深く関わってきます。
ーーパートナー同士ではどのように業務配分をしているのでしょうか？
能美根上駅前店のパートナーは基本的に2名体制で、受付1名、調剤室1名の配置で日々の業務を行っています。調剤室のパートナーは薬をピッキングしたり、周りのスタッフに声掛けしたり、司令塔として動き回るポジションです。配置は固定するのではなく、ローテーションにしてどちらの業務もできるようにしています。パートナーは「全体の流れ」を把握して臨機応変に動かなくてはなりません。薬剤師・パートナーの連携が上手くいき、受付〜投薬までスムーズに行えた時は達成感がありますね。
ーー仕事をしていて辛いと思った経験はありますか？
一緒に頑張ってきたスタッフが辞めてしまった時ですかね。新卒から10年近く勤めているからこそ、人の入れ替わりがあった時は「私も転職を考えた方がいいのかな……」という気持ちになりました。
ーー今後、能美根上駅前店で取り組んでいきたいことは何かありますか？
店舗の売上について、従業員同士で話し合えるような場を設けたいです。薬局事業部では各店舗の薬局長が売上を算出しているのですが、私は毎月の売上データを薬局長に共有してもらって確認するようにしています。数字を見ることで「自分の仕事がどのような成果に繋がっているのか」を理解することができ、モチベーション向上につながります。
また、月の総売上やOTC医薬品の販売数などを元に改善点を見つけ、次月に向けた具体的な行動計画を考えるきっかけにもなります。今は薬局長会議でしか売上の共有がされていませんが、役職や年次に関わらず新人スタッフも含めて売上を共有する機会をつくれると良いと思います。
特にパートナーの仕事は能力や実績を数値化するのが難しいので、毎月の売上を確認できると目標が立てやすくなると思います。いきなり会社全体で取り組むのは難しいと思うので、まずは能美根上駅前店で実施していきたいです。
ーーちなみに残業はあるのでしょうか？
私は家庭の事情を配慮していただき、基本的に定時で退勤していますが、店舗や日によっては、残業が発生することがありますね。
ーー仕事を続ける上でどのようなことがモチベーションにつながりますか？
パートナーは本部の社員や他店舗のスタッフと直接関わる機会があまりないので、交流の場がもっと増えると嬉しいです。応援に行くと他店舗との交流が多少ありますが、基本的に各店舗単位での関わりが主になります。パートナーの仕事は多岐にわたるものの、業務がパターン化されやすいので、やりがいを見失ってしまう人もいるのではないでしょうか。交流の場があると「この会社に入ってよかった！」という発見が増えますし、定着率の向上につながると思います。
ーー今後、Iさん自身が取り組んでいきたいことを教えてください
パートナー係長として、会社で働くパートナーさんたちが、やりがいを持って働き続けることができるように、相談に乗れる体制をつくったり、話を聞き、一緒に解決策を考えていきたいです。
■てまりグループへの入社を考えている方へ
ーー会社の魅力について教えてください
てまりグループでは定期的に勉強会を実施しているので、「成長したい！」という方にはすごく良い環境だと思います。登録販売者の試験を受ける際も、勉強会があったおかげで合格することができました。パートナーが独学するのはかなり難しいと思いますし、資格を取得するために入社してもいいのではないかと思うくらい勉強会は充実していましたね。村井エリア長はとても教えるのが上手で、質問したら何でも答えてくれました。
ーー職場の雰囲気について教えてください
従業員はみんな親しみやすく、和やかな雰囲気の職場ですね。薬剤師さんに対しても「話しかけにくい」と思ったことはありません。分からないことがあれば気軽に質問できますし、薬剤師とパートナーの関係性がとても良いです。日頃からお客様と関わっているので親しみやすい人が多いのかもしれません。
ーー休みの取りやすさはいかがでしょうか？
休みは非常に取りやすいです。子どもが小さい時は保育園からの呼び出しで急遽早退したり、学校行事でお休みをしたりすることが多々あったのですが、そんな時でも快く送り出してくれました。てまりグループには子どもがいるスタッフがたくさんいるので、子育てにすごく理解がある職場だと思います。休みやすい雰囲気があるのは助かりますね。
ーー最後に、パートナーに興味を持っている方へメッセージをお願いします
パートナーは医療事務のスキルだけでなく、薬の知識も身に付きます。そして仕事を通じて得た知識は、自分自身や家族の健康を守るためにも役立ちます。薬や健康に関することで知りたいことがあれば薬剤師に質問できますし、医療が身近な存在になるのはこの仕事ならではの魅力かもしれません。薬のことは入社してから学べるので、専門知識がない方でも大丈夫です。安心して応募してもらえたらと思います。
2024年10月から係長に昇格したIさん。今後の活躍も期待しています♪
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