「てまりグループは、新しいことに挑戦させてもらえる会社です」パートナー職初の薬局長へ（社員インタビュー＃03 / 薬局事業部/N.Y）
みなさんこんにちは、てまりノートです！
今回は、てまりグループ（株式会社スパーテル）薬局事業部の「てまり薬局武蔵店」にて薬局長を務めるN.Yさんのインタビューをお届けします。
異業種からの転職でてまりグループに入社したN.Yさん。
派遣社員から正社員登用、そしてパートナー職ながら薬局長へ！
異色のキャリアを武器に活躍するN.Yさんに「てまりグループの魅力」、「パートナー職のやりがい」を語っていただきました！
薬局長（パートナー職入社） N.Yさん
■私のキャリア〜てまりグループに出会うまで〜
ーーてまりグループに入社されたのはいつ頃でしょうか？
2019年8月に派遣社員として入社しました。そして2024年1月に正社員登用となり、現在は「てまり薬局武蔵店」で薬局長を務めています。武蔵店は薬剤師4名、パートナーは3名（私とパート1名、新人1名）が在籍しています。
派遣社員の時はパートナー（医療事務）だったのですが、正社員になったタイミングで薬局長に就任しました。
ーー正社員登用と同時に薬局長に就任されたのですね。N.Yさんの生い立ちや、てまりグループに入社されるまでの経歴についても教えてください。
出身は石川県の輪島市です。高校卒業後は大学に進学せず、金沢市の青果市場で仲買人として働いていました。卸売業者から競りで買い取った野菜を八百屋へ卸したり、取引先のスーパーに配達したりするのが主な仕事内容です。
ーーなぜ仲買人の仕事を選ばれたのでしょうか？
高校に求人が来ており、「市場は朝が早いのでその分早く帰れそう」という理由で就職を決めました。朝の3時半〜4時頃には出社していましたし、1日の勤務時間が長かったですね。実際はそこまで早く帰れませんでした（笑）当時はひたすら仕事をこなすといった感じで、3年間勤務しました。色々あって勤めていた会社が倒産してしまい、その後は楽器店に転職しました。
ーー楽器店を転職先として選んだ理由を教えてください
中学・高校と吹奏楽部でサックスをしていたのと、ピアノを習っていた経験から音楽の仕事をしたいと思ったのが理由です。楽器店には17年間務めました。店舗で楽器や楽譜の販売をしたり、音楽の先生方の自宅を訪問してご提案したり、販売と営業の両方をしていました。
ーー楽器店でのお仕事はご自身に合っていましたか？
はい。店舗に来てくださる方とも、先生や生徒さんとも仲良くなって顔見知りになっていたので、「仲間が楽器を買い求めに来る」という感覚でした。お客様からしても顔見知りがいた方が相談しやすいですし、「気軽に来れる場所」をつくりたいという思いがありました。
もともと私自身、誰とでもフランクに話す性格ですが、市場での経験が楽器店の仕事にものすごく活きていたと思います。お話するのは年上の方ばかりでしたが、自然に溶け込めました。
ーー当時、特に印象に残っているエピソードはありますか？
全国のピアノの先生が属する協会があるんですが、それの支部を金沢で立ち上げたことです。「みんなでやりましょう！」と先生方にお声がけをして実現しました。今でもプライベートでお付き合いがある先生がいて、演奏会に招待してくれます。素敵な出会いがたくさんありましたね。
ーー17年勤めた楽器店をなぜ辞めたのでしょうか？
楽器の販売以外にも音楽教室を開いたり、土日は発表会や演奏会といったイベントを開催したりと、とにかく仕事が忙しくて休む時間がなかったんです。年齢を重ねるにつれてこの生活を続けるのがしんどくなり、一旦身体を休めてリセットしようと思いました。
ーー楽器店を辞めた後は何をされたのでしょうか？
何かしらの資格を取得して手に職をつけたかったので、1ヶ月半ほどスクールに通い、医療事務の資格を取得しました。簿記やCADなど他の資格も考えましたが、全く知らない「医療の分野」が楽しそうだと思い医療事務を選びました。
あまり深く考えずに資格を取得しましたが、もともと細かい業務は好きなので、医療事務の勉強は自分に合っていましたね。その後、てまりグループに派遣社員として入社しました。
■「ご近所さんの居場所」をつくりたい。企画立案から店づくりまで、店舗のスタッフと力を合わせてカタチにするのが楽しい
■ーー数ある会社の中からてまりグループを選んだのはなぜでしょうか？
派遣会社に登録し、そこで紹介してもらったのが、てまりグループです。他に正社員の面接も受けていたんですが、てまりグループから「すぐにでも来てほしい」と言ってもらい、派遣会社の方からの勧めもあって入社を決めました。
私が取得した医療事務の資格は病院やクリニックが主な勤務先となるので、薬局のことは全く分からなかったのですが、せっかくのチャンスなので飛び込んでみようと思いました。
ーーてまりグループの面接を受けてどのような印象をもちましたか？
部長とお会いして話を伺い、「いつから来れる？」という流れになりました。派遣社員として働くのは年齢的に厳しいと思っていたので、必要とされることはすごくありがたかったです。
それから、私は場の空気を感じ取るところがあるんですが、てまりグループは職場や従業員の雰囲気がとても和やかで印象が良かったです。
ーーてまりグループに入社後は、パートナー（医療事務）のお仕事をスタートされたんですね。
実はてまりグループに入社する直前、別の薬局でアルバイトをしていたんです。その職場では理不尽に叱られたり、教えてほしいことを教えてもらえなかったり、しんどい経験をしたので最初は薬局に対して少し怖いイメージがありました。
しかし、実際にてまり薬局で働いてみるとそんなことは全くなく、従業員は親切で優しい人ばかりで安心しました。
ーーパートナーの業務について教えてください
患者様からお預かりした処方箋の内容をパソコンに入力する業務、ピッキング（お薬を薬棚から取り出して用意する）の補助、OTC医薬品（薬局やドラッグストアなどで薬剤師などの指導のもと、自分で選んで買える医薬品）の販売などですね。
それと、てまり薬局武蔵店は金沢駅から近いので、外国人観光客がたくさんいらっしゃいます。海外ではセルフメディケーションが主流なので、ご自身で薬の名前を調べて買い求めに来ます。
ーー薬局の仕事は楽しいですか？
はい、楽しいです。嫌な業務が全くありませんし、時間が経つのが早いですね。毎日たくさんの方と接するので販売の経験も活きています。何よりお薬を覚えられること、今まで知らなかった知識を学べることが楽しいです。自分が吸収した知識をお客様に伝え、役に立てた時にやりがいを感じます。
ーー知らないことを学べる環境が整っているんですね
そうですね。例えば登録販売者試験を受験した際は、薬剤師が講師となって資格取得のための勉強会を設けてくれました。勉強会では過去問を解いたり、問題の解説を聞いたり、試験に必要な専門知識を学ぶことができました。
資格の勉強に限らず、店舗で扱う薬や商品に関しても質問すれば誰かが必ず教えてくれます。
ーー登録販売者の資格はいつ取得されたのでしょうか？
派遣社員の時に登録販売者の資格を取得しました。5月頃に資格の勉強を開始し、秋に試験を受けました。試験は難しかったです。毎週土曜日に実施される勉強会に参加し、家に帰ってからも勉強会で学んだ内容をひたすらノートに書き写して復習しました。努力が実り、一発で合格できました。
ーー武蔵店で何か力を入れていることはありますか？
てまり薬局武蔵店は移転して売り場が広くなり、OTC医薬品の販売にも力を入れるようになりました。以前と比べて商品の数も種類もかなり増えたので、「こっちの商品の方が売れるから配置を入れ替えてみよう！」というようにスタッフ全員で意見を出し合って売り場を作っています。
SNSを活用して商品をリサーチをしたり、どこから入荷できるか、在庫を確保できるかを調べたり、店舗のスタッフと議論しています。
最近だと、外国人観光客からよく聞かれる商品を覚えて棚替えし、英語表記の価格を用意しました。2ヶ月に1回のペースで商品販売の勉強会を全店舗で実施しており、そこで成功事例を共有しています。
ーー専門の資格を持つ薬剤師に意見を述べるのは緊張しませんか？
最初は少し勇気がいりましたが、薬剤師・パートナーがお互いに情報を出し合う関係性ができているので、分からないことは何でも質問して教えてもらっています。
逆に薬剤師の先生から「こういう薬ある？」と質問されることもありますし、職種問わずみんなで力を合わせてお店をつくっていこうという雰囲気が自然とできていますね。楽しく働かせてもらっています。
ーー今はどういった勤務体系で働かれているのでしょうか？
近隣のクリニックの診察時間に合わせて早番・遅番といった感じで時間交代制でシフトを組んでいて、遅くても20時半頃には退勤しています。私の場合は、残業は月15時間ほどです。前職と比べると働き方は大きく改善されましたね。
■パートナー職初の薬局長登用！
ーーパートナーから薬局長になってほしいと言われた時はどんな気持ちでしたか？
びっくりしました。もちろん昇進のお話をいただいてありがたかったのですが、パートナーから薬局長になるのは私が初めてでしたし、1ヶ月ほど悩みました。未知の世界なので、自分に務まるのだろうかという不安がありました。派遣されていた立場から急に従業員をまとめる立場になる怖さというか。年上の方が多いので伝え方にも気を付けないといけないですし、たくさん悩みましたね。
ーー薬局長を引き受けた決定打は何だったのでしょうか？
やはり武蔵店が好きだったので、「今いるメンバーとそのまま仕事がしたい」という気持ちが何よりも強かったです。
ーー実際に薬局長になってみてどうでしたか？
薬局長になったからといってそこまでギャップはありませんでした。周りのスタッフは驚いていましたが、「いいと思う！」と背中を押してくれました。業務は新たに予算管理をすることになりましたが、仕事内容が大きく変わった、増えたという感覚はないです。
ーー今後てまり薬局武蔵店をどのようなお店にしていきたいですか？
武蔵店がある地域は長く住まわれている方が多いので、もっと気軽に来てもらえる薬局にしたいです。特に用がなくてもフラッと立ち寄ってドリンクを一杯飲んで話して帰るような、「近所の方たちの居場所」をつくっていきたいです。
ーーN.Yさんは人と距離を縮める才能をお持ちだと思います。人と接する上で何か気にかけていることはありますか？
特にこれといって意識していることはないですね。営業のように商品を売ろうとすることはせず、お客様とは身内と話すような感覚で接しています。それと、私は人の顔や話していた内容をすぐ覚えるので、信頼関係を築きやすいのかもしれません。「〇〇さん、最近こういった症状があるみたいです」と患者様の情報を薬剤師に伝えることもあります。
■てまりグループへの入社を考えている方へメッセージ
ーーてまりグループはどんな会社だと思いますか？
てまりグループは挑戦させてもらえる会社だと思います。「こういった商品を売りたい！紹介したい！」という従業員の思いが否定されることはありません。実現するためにはどうすればいいのか、誰かが必ず協力してくれますし、チャレンジできる環境があります。何か新しい業務を任される時も、ただお願いされるのではなく、前任のアドバイスが必ずあります。スタッフみんなが協力的で楽しく働ける職場ですね。
ーー最後に、これから入社する方にてまりグループの魅力を伝えてください
職種や経験は関係なく、「誰でもチャレンジできます」と伝えたいです。やりたいことが見つからないという方は多いと思うんですが、てまりグループで何か一つやってみると、「今度はこうしたいね！」と次につながるチャレンジを経験できます。
何かイベントを開催するにしても、「ここがよかったね！」で終わるのではなく、「次はこうしたいね！」と次を考えれるようになってほしいですし、なっていける場所だと思います。ぜひ、てまりグループで一歩踏み出してほしいです。新しい知識を存分に吸収しながら、一緒に楽しく働きましょう！
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