特例法施行から今にいたるまで。“知らなかった”について。
■2004年、特例法施行
“性同一性障害者の性別の取扱いの特例に関する法律“
通称【特例法】ができたことも、
その内容も私は知りませんでした。
私の周りの、私が尋ねたかぎりの人たちも知りませんでした。
皆さんはどうでしょう。
男性が女性に戸籍記載を変更できるということは、つまり具体的に
トイレも、
更衣室、温泉、
就学・就労・推薦・議員枠、
スポーツ、
犯罪・医療データにも
男性を女性として「含める」解釈が通っていく、
ということだなんて。
知っていました?
■2008年、子無し要件の緩和
「子無し要件」の緩和、も私は知りませんでした。
性別記載変更に必要な条件が
「子が居ないこと」から
→「未成年の子が居ないこと」に変わりました。
そして更にはこの、子なし条件の完全削除を求めています。
し、最初からそれは制定メンバー間で悲願として約束されていたそうです。
つまり具体的に、
女性を性的指向とし、男性器を使って問題なく性交し、子供を作った男性を
トイレも、
更衣室、温泉、就学・就労・推薦・議員枠、スポーツ、犯罪・医療データでも、
女性として「含める」解釈が通っていく、ということだなんて。
知りませんでした、そんなこと。
(※そして、松岡氏たちが騒がなければ、2021年に子なし要件は完全削除され、女性戸籍を得たい父親たちの願いが叶う予定だったのだそうです。
つまりみんなが事態を知らなければ、、ってこと?なのですかね?
へー……知らなかったなぁ……)
■2023年、理解増進法案
欧米では
「性的指向は女性で、
子供をもうけ、
男性器あっても、
自己申告で、
“法的に女”へと性別記載を変更できる」
国が増えてきたそうです。
松岡氏の提示する、G7各国の法律状況一覧です。
そして
日本もそこをゴールとして目指すことを
ほとんどの政党や、弁護士や大学教授など著名人、知識人?とやら、一般女性と比較にならない影響力を有する権威のある人々も激推しし、
そのための下地となる条例や法案が次々できていくなんて(既にできているものもあるなんて!)
2004年の私同様に、いまも知らない国民が殆どだと私は思うのですが、
いかがでしょうか?
「日本には公衆浴場法があるから、欧米のように陰茎露出して男と分かる状態で女湯に押し掛けて来るなんてことは起きない。トランスヘイターによるデマだ」と言う人がいますが
男女(※生物学的雌雄)と但し書きなどしてあるわけないのを、都合良く解釈する人たちがいて
施設側もそれを実質黙認。
黙認してきたんですよ、
黙認。
周知してません。
知らせなかったんですよ、今に至るまでただの一度も。
知らなかったのは、私の・あなたの責任ではありません。
知らされなかったのです。
(なお、上のような「デマだー」はそもそも詭弁です。
陰茎露出してなければ、女っぽくしていれば、押しかけるというほど大人数でなければ。それなら、侵入が起きたとしても嘘は言ってませーん、と逃げを打っているんです)
こんな↓動画(スザンヌみさきのYouTubeより「元男がおっぱい桃々ぷにぷに天国に入ってマシュマロぱいぱいを拝んできました」)が出てすら、
スシロー事件(少年たちがスシローの醤油ボトル等を舐めるなどした動画を拡散した)ほども問題視されません。
繰り返し言いますが
公衆浴場業界は、これを黙認しており、
周知せずに望まぬ混浴を女性に強制していることを
まったく問題視してこなかったし、
今にいたっても問題視していません。
ただの一度も。
※「問題視してきたし女性の尊厳を守るべく動いてきたよ!」という施設等があるならぜひ教えていただきたいです、拡散・応援します!
上記のYouTuberゆなさんによる問合せ先銭湯は、訊ねられた場合は、手術済でもお勧めはしないと答える、かなりかなり消極的な問題視派?と言えるのかもしれない?感じ?ですけど。
これが2004年から現在にかけての、性別(というか、女性)の扱いをとりまく状況です。
■日本は海外のようにならない、のか
この状況に異議を申せば、弁護士アカウントがやってきて
「彼女らは法的手続きを経た女性。合法。理解して」
と迫られます。
「女子トイレに男が入ってもただちに違法にはならない」
「トランス女性のペニスは、男根じゃなくて女根でしょ」
などと言う政党党員や議員や弁護士も居ます。
法的な性別記載を変えられる、
法的に後ろ盾を得る、ってどうなることなのか、
具体的にイメージできないですか?
日本は海外のようにはならないだろ、って?
でも、「ならない」も何も
もうとっくに日本でも「切れば女になれる」としたことでどんなことになったのか、実証済なんですよね。
これは海外の出来事ではありません。
もうすでに、女は弁護士からここまで
けちょんけちょんに言われます。
https://twitter.com/dompenguinn/status/1628179515234222081?t=kQklgCGywx8qIekHeGTRFg&s=19
これ本当に勝手な解釈、
法の抜け穴だと思いませんか?
いや抜け穴っていうか、、
禁止を明記しなけりゃそりゃあ、強者にとって都合よく解釈されるよなって。
「女」とは、が法的にどうなったのか知らされていない女性たち、
特に自分で調べることもできない女の子や障害者女性たちには、
男との混浴や共同トイレ等の強制に対し
防衛も、
回避も、
その選択権すら与えられていません。
2004年以前にできた法律で「男女」「性別」とだけ書かれてることを
「法律には生物学的な雌雄を男女というなんて書かれてませんし」
と言ってくる者が居ますが
それは
男女※生物学的な雌雄※
など当たり前の事実について
但し書きする必要など、なかったからですよね。
その他の何に関しても法律に、
「※ただし、事実と異なる自認は含まないものとする」と書かれている物事などないでしょう。
更に、2004年特例法にも
「〇〇、△△の場に限定して見なしはしますが、とはいえ過去の法律における男女とは生物学的雌雄のままですよ。変える施設は周知してくださいね」
とは書かなかったし、
逆に「現時点をもって、過去の法律における男女とは、すべて見なしを含むものとなりましたよ」とも、明記もしませんでした。
し、周知もしませんでした。
女性への影響が、全く考えられていないと思います。
・女に周知する必要などないと思ったのか
・男性器挿入による強姦はされないんだからいいじゃんと思ったのか
・女が女を妊娠させる「混乱」はないからいいじゃんなのか
・周知すれば公衆浴場などが損害を受けるかもと隠したのか
・女のことなどハナから頭になかったのか
どれだかは知りませんが、
いずれにせよ同じですね。
■混浴年齢は引き下げて、しかも周知している
いっぽう
2022年、混浴年齢制限は引き下げられました。
し、周知しています。
さまざまなポスターまであります。
こんな年齢の子供ですら混浴には制限を受けます。
し、周知されています。
これ
「7歳以上なら男性器を使って女を強姦しかねないから」
とか
「この年齢ならもう女を妊娠させて社会を“混乱”させるから」
ってことではないですよね?
そして混浴年齢制限のための厚労省による調査結果でも
「子供が恥ずかしいと思い始め」る理由が、
自認を見ている(とは?)のでなく
生物学的性別に依るのは明白だと思います。
なにより混浴年齢引き下げへは、反対意見があってもきちんと「周知している」んですよ。
何遍でも言いますが。
正当なことだと思うなら、こうして周知できるはずなんです。
生物学的男性がもし女湯に正当に入れるようになったのなら、女は知るべきですよ。
男だなとわかっても女は我慢して受け入れなきゃ人権侵害だと、それが正当だと思うなら、
なぜ隠すのですか?
逆にうしろめたいから周知しなかったのなら……
つまりそれが不当だと思うなら、なぜ反対してくれないのですか?
なぜせめて、いまこんな法律になってしまいました。と教えてくれなかったんでしょう。
儲けが減るからですか?
https://twitter.com/dompenguinn/status/1639880116879917057?t=nDq5RJX2Mx0gLB59-Pem4g&s=19
女性たちは、知る権利も選択権も尊厳も毀損され続けています。
「埋没」なる「わたしがほんとは男だと、まわりの女に気づかれなければ問題ない」という考えも、
女というのは知る権利や選択権や尊厳がある人間だと思えれば、出てこないのではないでしょうか。
今、コロナ規制は緩和されて海外観光客が増えています。
大阪では万博も迫っています。
大阪観光局による
LGBTQフレンドリー推進施策、なんてものもあるらしいです。
「女」パスポートを持った生物学的男性の海外客が来たとき、
日本での「差別をしないTQフレンドリーな受け入れ」とは、具体的にどこでどんな対応をすることのつもりでしょうか?
私たちはそれも知ることができずにいます。
■書いてないなら大丈夫?
「理解増進法にも差別禁止法にも、
自己申告で性別を変えれることを目指すとか、誰でも女湯や女子トイレに入れるようになんて書いてない!差別を煽るためのデマだ」って?
2004年の特例法にも、書いてませんでしたよね。
最初から子無し要件なくすのを約束してたことも、書いてませんでしたよね。
「理解増進」って、
活動家にとって都合の悪い面の拡散は「差別ダー、なりすましダー」と抑え込み、
立場や腕力の弱いものをむりやり従わせるための理解を推し進めることでしょうか?
下記↓のように
「理解がわりと広がってるから、触れたらあかんヤツとして全員無視してくれる」
「逮捕されかけても診断書持ってたら正当化できる」
「男がいる、と騒ぐ女のほうが恥をかくから通報なんてされない。どんどん女子トイレに挑んで!」
など、堂々とほざかれる状況をつくることでしょうか?
今では“困難女性支援法案”が
自認を含んだ「女性」で検討されていってたり
江戸川区のように男女は性自認を含むとして、附属機関等の男女比構成を決められてしまったりもしています。
「いついかなる場でも、望めば男を女ってことにします!それを拒むのは差別です!」とは、まあなかなか書かないでしょうとも。
無知は罪だって?
特例法への意見書だって、
内容に気づかない議員すら居たであろう、
とするやり方で「滑り込ませて」おかれたんですよ。
そして、わずか10日という超異例のスピード成立だったそうで。
こんなもの、一般の女が、成立前に何を知り何をすることができたでしょう。
法律ができたら、いまより厳格になんてなるわけがないですよね。
いまでも、女子トイレ使わせろ、女性更衣室使わせろ、と裁判起こしてるんですから。
法律ができたら、「不十分な法律でも、徹底的に研究し裁判や情報発信で活用」するのが「法律家の仕事」ですし、
これまた、いまでもすでに行われてるように
「職場で男を女として受け入れない女には研修を。それでも受け入れないなら面談を」と弁護士や、上司や、わきまえた職場女性からの
「説得」や、
https://twitter.com/dompenguinn/status/1625703493305774081?t=m5bY8BqEQcgKOI1VTpshww&s=19
子供の頃から「性は4つの要素があります✨おうちでおしとやかにじっとしてるなら、心が女の子寄り🌟身体で決めつけナイ!受け入れよう✨」と授業を受け、
法律ができたら、
それらはいまよりどんどん加熱し、
「理解が増進」されていきます。
「こうなるだろう」じゃありませんからね。
いまがすでに、こうなんですからね。
そして、ハッキリ大々的に、女とは・女の場のルールとは・こうなりました!と周知されないまま、
ぬるーっと条件が緩和されていくんですよ。
つまり女はさらに侵害されていきます。
成立前に知った者が騒げば
「そうはならない、デマだ」
「悪いのは犯罪者だろ、このヘイターめ」
「何かあれば通報してもいいんですよ?」
と、あらたな女たちの「知る」ことは妨害され
成立後は
周知されないまま、既成事実、判例を積み重ね、
侵害範囲を広げられていく。
そこで知ってNOを言っても
「成立前に騒げばよかったのにw」
「すでに女として生きてる人も居るのに、配慮がない」
「私に男とバレて死ねと言うのか、真正の差別者め。分断孤立させてやる」
「廃止したくば対案を出せ、素人考えでも、聞くだけ聞いてやるからさ」
「廃止派の勉強不足は目に余るな」
と言われるんだよ。
日本は、そうはならないって?
いや。
いまがすでにこうなんですよ。
米国ナッシュビルでは、男性自認の女性と報道されている人物による銃乱射で、子供三人をふくむ6人が虐殺されました。
コロラド州では銃乱射計画を立てていた女性自認の男性が逮捕されたそうです。
「武器を取れ、反撃せよ」という呼びかけがされている中での出来事だと……
https://ameblo.jp/tfjblog/entry-12797333664.html
日本は海外のようにはならない、ですか?
銃乱射は、日本では銃が合法な国より実行可能性が低いとしても
モデルガンを持った画像とともに
「武器を取れ、今こそ立ち上がるときだ!自称たーふを制圧して我々の自由を得るときだ!」とツイートしてる自認者男性も
「私への差別を行ったやつら拘束して処刑場に引きずり出して地獄の苦しみとともに絶命させる光景を想像しながら、ある種の自慰に浸らないと気分が落ち着かない」とツイートしてる自認者男性も
いま、すでにいます。
法律ができたら、
女性とは?に男性をいまよりずっと多く含むようになり
トイレも、更衣室、温泉、枠、スポーツ、犯罪・医療データにも
いまよりずっと多くの男性を女性として含める解釈を強制されることになります。
そこでNOを言ってももう遅いのです。
いまよりずっと、NOを言う自由は制限されていて
NOを言うために“女”だけで連絡を取って集まることも、いまよりずっと困難になります。
NOを言われた男性たちは、
いまよりずっと怒り心頭になるでしょう。
だって法律が「NOを言うあの女はあなたの人権を侵害しているぞ、あなたが正義であの女は悪だ」と言ってくれる(といまよりずっと強くたしかに感じられる)んですから。
が、
「女を迫害、抑圧します」なんて書かれませんし知らせません。
知らせてもらえるわけないんです。
知らせるべき存在だ、女も男と同権の人間だ、と認識されてたら、最初からこんなもの通さないんですから。
それに、もうとっくに19年前から「女」は女だけを示すものではない、が「合法」ですからね。
もうとっくに、生物学的事実ではなく「常にそのときの強者男性が許す範囲の存在のみ、女性」なんですよ。
「日本は戦争をします!」
「国民の人権を奪って国が支配します!」
と書かれてないなら大丈夫だ、と思う人だけがいつまでも安心していられるのでしょう。
■追記 2023.4.12
本当に、こんなやり方でとおった法律を
私たちにいったいどうやって「知って」「反対して」「止める」ことができたというんでしょうね。
しかしなにより、とっくに法が通ってしまって、問題が噴出してきたいまこれから、
何ができるかです。