#39 手まり「竹と鶴」の作り方
人気の鶴の手まり
この模様は、一部の方たちの中で
とても人気のデザインです。
手芸メーカーからもキットが出ているようです。
キットのお値段
以前、キットのお値段は高いから・・・
そのような声を聞いたことがあります。
確かに材料費だけで見たら、割高だと思います。
作品によっては、この「竹と鶴」のように
模様に使う糸がとても少ない物もあります。
では、視点を変えて
キットを、受講費と考えたらどうでしょうか?
私は多くの手芸キットを、
材料を集める手間を省いてくれるもの
このように考えています。
本格的に作るには割高だけれども
ちょっとお試し気分で、材料集めの手間を省いてくれて
気軽に作る気分を楽しめる物。
それがキットだと思います。
そう考えた時、手まりのキットは
レッスン費こみと考えると妥当な価格と思えてきます。
キットの作品が上手に出来ない
時々、このような声を聞くこともあります。
近くに出来る方が居て、困ったら聞くことが出来て
という環境であれば、キットで困ることは無いでしょう。
しかし、憧れで、完全初心者さんで
おまけに刺繍など糸を扱うのも入門者レベルだと
ちょっと苦労するかもしれません。
キットはそれなりに出来ていても
レベルが中途半端だと感じることも多いのです。
完全初心者さんには少しハードルが高く
経験者さんには物足りない。
そう感じる作品も数多くあります。
そして、この竹と鶴のキット
作り方解説をネットで見つけたので
その作り方を試してみました。
竹の葉の部分ですが、初めのうちは良いのです。
キットの作り方も、悪くは無いでしょう。
しかし、途中から竹の葉が
どうも上手にかがれなくなりました。
結局、私が習った基本に忠実な方法のほうが
作りやすかったのです。
刺繍の図案
この作品の鶴は、手まりの技法の中では
刺繍のグループに入ります。
手まりの基本は、地割をして
その地割にそって糸を巻いたり
地割のラインに糸をかけたりして模様を作ります。
しかし、この鶴は
地割のラインを参考にしますが
間隔を取りながら、ステッチを入れて
鶴を作ります。
手まりのかがりとは別の感覚で
ステッチを入れていきます。
その為、刺繍の手まりのグループに入ると思います。
図案を譲ってください
たまに、手まりの図案を譲ってくださいと
言われることがあります。
こういう時、非常に困るのです。
なぜなら、手まりの模様の作り方は
所定の手順があるだけなのです。
多くの刺繍の作品のように
下絵を描いて、
下絵に沿ってステッチをするのではないのです。
この鶴は一番単純な刺繍だと思いますが
地割のラインを参考にしながら
バランスを見てステッチを入れます。
図案を描くわけではなく、必要であれば
待ち針で目安の印をいれるだけで
模様をステッチします。
図案を譲ってくださいと言われても
無い物は譲ることが出来ず、非常に困るのです。
竹と鶴の作り方
手まりのサイズは直径8cmです。
地割(じわり)は12等分です。
私は8cmで作りますが、もっと小さく作る方も居ます。
その場合は、地割を8等分にするのも良いでしょう。
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読んでいただきありがとうございます。 作品を作るための勉強代などに充てさせていただきます。 今後ともよろしくお願いいたします。_(_^_)_