#51 手まり「束ね熨斗」の作り方
ルーツのわかる模様は少ない
この模様は古い手まりの本に
「松本まり」として紹介されていた物です。
昔は模様や色づかいに地方独特の特徴があったようです。
しかし現在、地域の特徴を残している作品は
非常に少ないです。
祖母は好んだが、母は嫌った巻きかがり
束ね熨斗は、巻きかがりと呼ばれる手法で作ります。
糸を手まりに巻きつけることで、模様を作ります。
見た目以上に糸を消費する模様なので
母は好まなかった作品です。
しかし祖母は好きだったようです。
私もどちらかと言えば、
巻きかがりは好きなテクニックです。
糸を多く消費する、束ね熨斗
この手まりは4つの色グループを使い
それぞれ5色のグラデーションで模様を作ります。
各色は25番刺繍糸の場合1/2カセ必要です。
今まで作ってきた手まりと比べて
とても多くの糸を使います。
今回は多くの色を使って作りますが
赤と白だけで作る場合もあります。
私は白い土台で作り、土台の白を見えるように残しています。
九州のほうでは、この土台を残さずに
糸を巻いてしまうお流儀もあります。
束ね熨斗の作り方
手まりのサイズは直径10cmです。
地割(じわり)は8等分です。
長い糸を巻く時の糸の扱いは以下の記事を見てください。
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読んでいただきありがとうございます。 作品を作るための勉強代などに充てさせていただきます。 今後ともよろしくお願いいたします。_(_^_)_