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#12 手まり「升かさねの椿」の作り方


#手まりの作り方 #升かさね #椿 #升 #花手まり



基礎作品の升かがり


升かがりとは、四角くかがって作る作品です。
実は小学4年生の時、私が初めて手まりにチャレンジし挫折した技法です。

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数日前に、note で説明するために、挫折した作品と同じデザインを作ってみました。
作ってみた物は、升かがりの時に紹介します。


地割が4等分と思い込んでいたのですが、改めて作ったら8等分の組み合わせでした。
そして当時、母が私たち生徒に出した課題は、手まりの表面を全てかがり糸で埋める物でした。


しかも、サイズは直径8cmと思われます。
なんと欲張りな課題だったかと、改めて感じました。


祈りの模様の升かがり


入門作品には、数多くの祈りの模様が含まれています。
この升かがりも、その1つです。


四角をモチーフにした物は、お米を計る升を表しています。
つい60年ほど前まで、飢饉などで食糧不足の心配がありました。
今も状況によっては、食べることに苦労する人もいます。


この四角をモチーフにした模様は、食べることに苦労しないようにと言う
祈りや願いが込められた模様です。


升かがりは基礎作品なので、レッスンする必要はあります。
しかし入門者さんにも親しみやすい模様という事で私は、「升かさねの椿」を先にレッスンしています。

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糸をそろえて、正確に四角く、かがらなければいけない升かがりですが
多少いびつでも、上から四角を重ねるのでいびつが目立ちません。
しかも花模様が作れる、升がさねの椿。


満足度を考えたら、
升がさねのほうが作りやすいと感じました。

「升かさねの椿」の作り方


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土台は直径6cmで作ります。
土台の色は自由です。


帯を巻くか、それとも巻かずに仕上げるかは自由です。
帯を巻く予定で糸を準備しておいたほうが良いと思います。


25番刺繍糸で作る時、花の糸は2かせ用意したほうが安心です。


地割(じわり)は8等分です。

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読んでいただきありがとうございます。 アトリエを無事引っ越すことが出来ましたが、什器等まだまだ必要です。 その為の諸費用にあてさせていただきます。