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高校日本史 院政 平氏政権

「社会人のための高校日本史」は、高校の日本史をベースにして高齢者大学の日本史講座向けに作り直した動画です。このシリーズは中世の始まり。白河上皇・鳥羽上皇から保元の乱を経て平氏政権まで時系列になっています。

後三条天皇は皇位を白河天皇から弟たちに継承させようとした。白河は後三条の遺志を変更し、子どもの堀河天皇に譲位する。白河上皇は堀河天皇・藤原師通に政治を任せたが堀河天皇と藤原師通が相次いで亡くなった。白河上皇は孫の鳥羽天皇を即位させて政治に復帰、本格的な院政が始まる。

後三条天皇の荘園整理で荘園の法的位置づけが確立し、院政期に領域型荘園(中世荘園)が荘園が増えていきます。鳥羽上皇の皇后美福門院領の矢野荘は領域型荘園の典型です。矢野荘の史料は東寺百合文書に含まれていて、矢野荘の領域を継承した相生市は荘園研究の聖地になっています。

保元の乱で、後白河天皇方は藤原忠通・源義朝・平清盛、崇徳上皇方は藤原頼長・源為義・平忠正です。何故、藤原忠通は崇徳方ではなくて後白河方なのか?源氏平氏の面々が崇徳方・後白河方を選択した理由は?という疑問を追いかけます。源義朝は数年前から藤原忠通側に組み込まれていました。


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