MBTIタイプ別の恋愛不満パターン
性格タイプ別に、恋人がどんな理由で関係に不満を持ちがちで、どんな風に対処すべきかを考察してみた。男性目線なので、性別差はあるかも。
自分の想像と経験由来なので、色々突っ込みどころ多かったらすみません。
SFP [刹那の感情の奔流]
その場の行動と自分の感情で、悲しい、怒った、と思うと不満の種が生まれる。この不満の種に対して、その場で共感やフォローをしないと、それが発芽して成長していく。
不満の種の状態では、その場で直接顔や態度に現れ、自分が今どんな気持ちなのかという事を表現する。その度に、その気持ちに同調してあげて、慰め、手伝ってあげることで、種が成長しなくなる。
この残された不満の種を放置すると、成長していき、感情の触れ幅が少しずつ大きくなっていく。以前なら許されていたことに怒りを感じられ、脈絡なく過去の感情を持ち出してきたりする。
妻がおかしいんです、どうしてこんな事でここまで怒るんだ!ってオロオロしている夫は大体このパターン。
この状態になると、その場での慰めや話し合いは通じなくなっていく。怒り始めたらやり過ごすしかなくなる。そしてそれが新たな不満の種となる。
再構築しうるとしたら、プレゼントや旅行等をして機嫌を良い状態にしてから、「ずっとあの時の君の気持ちを考えたんだけど~、…だったよね。ごめんね」って、時間を巻き戻して気持ちを供養してあげる事が必要。「私も感情的になっちゃってごめんね」ってなれば少し回復だろう。やりすぎない程度にこれを繰り返す。
ESFPの不満の種は怒りを帯びがち、ISFPは悲嘆にくれがち。
多分このシステムはFiに由来していて、生物として共通の仕組みだと思う。なので、他のタイプに対しても程度は違えど同じことは言える。
SFJ [常識的に考えてありえない]
非常識な相手に不満がたまっていく。遅刻やエスコート不足、感謝の念のなさのような、まともな社会性や、自分への配慮がない様に、不満が増えていくだろう。
彼女らは一般的に正しいことを言い、不満の表明は指摘の形になる。これらの指摘は関係を続ける前提の改善の要求なので、言われても即アウトではなく、挽回の機会はある。(というか半分弱は愛情表明だ。)
そのため、基本的には反論をするべきではない。彼女らは大体は社会的に正しい事を言っているし、それ以上に彼女らのなかでの強い確信であるため、話し合いはあまり通じないのだ。議論するよりは、あの時自分はこう思っていた、という泣き落としの方がまだ配慮してくれるだろう。
ESFJの方が指摘の回数が多く、おかしなマイルールも混ざりがち。ISFJの方はより常識的で保守的、表現が感傷的。
基本的な対処法は、反省の意思をしっかりと示して、今後の行動で表すことだ。同じ常識の下で生きていることを示すのだ。
彼女らの指摘は一方的であっても、普通の範囲内で、めちゃくちゃなことは言わないから、多分受け入れられる範疇だ。我々が『まともになった』という結果が見られれば、彼女らは満足するだろう。
なお、どんなに小さくても約束をした場合はそれを絶対に破ってはならない。一発アウト案件になる。
STP [不満の前に飽きる]
彼女らは、基本的に不満を抱かない。正確に言うと、不満を自覚するよりも先に飽きが来て、相手を捨てるパターンの方が多いだろう。
なので、逆説的に長く一緒にいるということそれ自体が不満がないということであり、正直ほかのタイプよりも必要なケアが少ない。
不満の対処法というより、自分の魅力を感じさせ続けるという事が重要だ。身だしなみをきれいにし、快活なコミュニケーションを心がけ、サプライズを用意し、自分に飽きさせないようにする必要があるだろう。
ESTPは移り気なので長期的に捕まえておくのは難しい。(というか基本不可能だと思っている)ISTPはこだわりに上手く適応する環境を提供してあげることが重要か。
STJ [仕事は十全に果たしてください]
仕事や礼儀、エスコート、家事等が、一端の大人として当然にできるべき水準に達していない場合に不満となる。
STJの求めるのは結果であるため、SFJと違って、心を込めて頑張ったけどここまでだった、という努力点合格がない。減点法であり、全てが満遍なくできていることを求める。
STJの不満は指摘や命令であり、それを改善して言う通りにしていけるなら、彼女らには不満はたまらないだろう。
どちらかと言うと、指摘を受ける我々の側のメンタルケアを考える必要がある。一方的な命令になる前に、可能な範囲と不可能な範囲を区分けして、踏み込むべきラインを設定し、ルールは二人で作るものだということを認識してもらう必要がある。
また、カウンセラーなどの発言力のある第三者を交えて、主張がどの程度合理的かを裁定してもらうのも良いだろう。
NFP [夢見るが故の青春の叫び]
自分を大切にしていない心が裏にありそうな言動や、言語化できない性格の不一致の違和感等により、不満感を感じる。SFPに似ているが、不満は即表現でなく、ある程度自分の中で間引き、ぶつけるべき本質的な課題を選別して、相手に訴えかける。
基本的に彼女らが不満を言うのは、二人の心の関係性を、より高位で建設的なものに引き上げたいという願いからであり、ポジティブなものだ。内容は自分の中での整理を経て抽象的で詩的なものになる。単純ではない訴えに対して、相手がどの程度真摯に向き合ってくれるかを見ている。話し合う(不満を伝える)ことそれ自体が、二人で紡ぐ愛情のセッションなのだ。
対処法としては、姿勢を正して彼女らの言うことを正面から聞き、自分の真心をまっすぐに伝えること。解決策とか計画とかではなく、僕らの純粋で素直な気持ちを気にしている。二人の気持ちを正面衝突させて生まれる物語に、彼女らは興味津々なのだ。
NFJ [私は貴方には荷が重かったね]
相手の愛情を感じられない時、依存されているとき、結婚や育児等の将来を考えた場合に「本当にこいつ大丈夫か?」と感じたときに、不満が積み重なっていく。
そもそもの人を見る目が厳しいので、不満を抱かなければいけないような相手と交際しない。交際したのであれば、相手を優先してあまり不満を表現しない。そして、自分にも瑕疵もあるよね、と客観的に考えて、心の中で相殺してあげがち。
…という広い心の持ち主のため、それに甘えて好きにしていると、気づいた時は不満の種が成長して末期になりうる。不満が口や態度に出てきた場合は、彼女らからの最後通牒だと思うべきだ。
不満を言われたら、正面から向き合って、彼女らを納得できるように心を通わせられなければ、別れに向かって進んでいくだろう。
ENFJの方が不満許容量が少ないが話し合いが可能、INFJの方が容量は大きいが、ダメと思われたら話が通じず頑固だろう。
NFJが本人でも意識しない、ちょっとしたサインを感じとり、さっと対処ができればベストだ。次善策は、不満が見えなくても在るものと考えてこちらから尋ね、小さな不満を早めに口に出してもらい、それを議題として話し合う事だと思う。
そして、約束は絶対に守ろう。SFJの様に細かい点は言わないけれど、約束の本質を重視しているかどうかを見ている。
NTP [そっちがそうならコスパ悪いわ]
相手が自分の事を人として軽く見ていると感じた時、その理由が理解できない時に不満がたまっていく。
そもそもは、彼女らは基本的に不満を蓄積しないタイプだ。疑問があればすぐになぜ?なに?攻撃で質問攻めにし、そこで理由を理解ができれば納得するからだ。自分にとって不利な内容でも、理由に筋が通っていれば仕方ないと思うし、不満にはならない。
しかし、なぜ?なに?をぞんざいにスルーしていると、NTPの中で「自分は軽く見られている」と感じていくだろう。この思いが強くなると、どんなに好きな相手であっても、交際のコスパが悪いと見積もる。情を切って、別れた場合の未来を建設的に想定し、これなら別れた方が自分にとって前向きかも、ってなる。
これが確信となると、「ちょっと話があるんだけど」っていう話し合いの場になる。彼女らは、自分からの改まったガチ話し合いを好む方ではないので、そんな場を設定されたら、確信が決まっている状態に近い。
ENTPの方が、小さな不満はわかりやすいが大きな不満はペルソナで隠す。INTPは小さな不満は流すが大きな不満はわかりやすい。
最後通牒の場で逆転するのは困難なため、普段からの、なぜ?なに?にちゃんと付き合うことを基本的な対処法とすべし。
NTJ [目指す未来についての交渉]
交際に未来を感じられるかどうかを重視し、誠意のない対応や浅はかな言葉に対して不満をためていくだろう。
長期的な人間関係を築くにあたって、彼女らはとてもバランスが良い。ある程度は我慢しつつ、溜め込み過ぎる前に主動的に話し合いを仕掛ける。交際の現状、未来の想定など自分の考えていることを正面からぶつけてくれる。
話し合いとなった時は、刹那の楽しさや現状維持ではなく、二人がどんな未来を共有できているかを見極めようとする。目標が同じで、それに向けてどんな協力をしていくかを話し合いたい。ここで、未来を考える事に対して逃げると、一瞬で冷められるだろう。
INTJの方がウエットで、感情の機微を蔑ろにされる事に不満を、ENTJの方が将来を考えた現実的な事に不満を抱く。
対処法としては、複雑な話し合いに真面目に対応し、決まったことを守ることだ。議論は柔軟なので、自分が思ったとことを素直に話すべきだ。難しい要求があればその理由を話せばちゃんと考慮してくれる。
NTJはちゃんと将来を考えて、溜め込まずに正面から向き合ってくれるということで、最も誠実で建設的。
時にはこちら側からも真剣な話し合いの場を設定してあげると、彼女らに愛情を示せるだろう。
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