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【制作物】小さな羽(告知ムービー)

2020年9月にグラフィックパークの企画として、「小さな羽」というショートアニメを公開しました。

今回紹介するのは、本編の2か月前に制作した告知ムービーになります。

〇作品内容
・内容:ショートアニメ「小さな羽」の告知ムービー
・尺:約10秒
・制作期間:2020年7月制作

1.制作にあたり

制作にあたり、抑えたかったポイントを下記にまとめました。

・キャラクターは見せず、タイトルにもある羽をピックアップする
・タイトルはラストに見せる


本制作では、あくまでキッカケ作りでしたので、キャラクターは見せる必要がないと思いました。また、キャラクターを入れると制作コストがかかるため、それは避けたかったこともあります。
また、作品名を知ってもらうという意味でタイトルロゴは必須としましたので、ラストに見せるように持っていきました。

2.制作方法

今回の制作方法は、いつもの制作に少し試したかったことを加えました。

制作ツールは、基本Blenderを使用しました。
その他、コンポジット、編集はDaVinci Resolveを使用してみました。

全体の流れとして、下記の通りになります。

1.リファレンス探し、イメージ固め

2.レイアウト

3.アニメーション

4.レンダリング

5.コンポジット、編集

各項目を説明していきます。

1.リファレンス探し、イメージ固め
羽のアニメーションということから、真っ先に映画「フォレストガンプ」の冒頭シーンが浮かびました。そこで、それを元にどうタイトルロゴへ繋いでいくかを考えることにしました。
・全体的な動きはリファレンスを参考に付ける
・ラストがタイトルロゴにつながるようにピン送りとポン寄りを入れてみる

と考えました。

2.レイアウト
全体のイメージがある程度固まると、レイアウト作成に移りました。
ここでは羽の動きをベースにカメラをどう動かすかと考えました。
・羽の動きは基本的に抑える
・カメラが軽く、羽をパンで追うイメージ
・画面の奥と手前の空間を使う
・画面一杯を使う

上記4点を意識して、レイアウトを取るようにしました。

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3.アニメーション
ここは羽の基点はどこなのかや、羽っぽい動きとは何かを考えて付けてみました。
・羽の基点は、一番重さのある根本あたり
・羽の柔らかさを出す

リグの関係もあり、上手く出来たとは言えませんが、自分の中でポイントは考えるようにしました。

4.レンダリング
Blenderで素材を分けて出しました。特に凝ったことはしておりません。
・BG素材
・羽素材
BGの空に関しては、天球オブジェクトを作成するのも時間がかかりそうだったので、アドオンのDynamicSkyを使用しました。

5.コンポジット、編集
編集といっても、約10秒で分ける程のカットでもないので、特に何もしてないです。
ですので、コンポジットに関してですが、これも各素材を配置し、ピン送りのところでブラーを使用したくらいです。

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3.まとめ

告知ムービーを制作して、約10秒の作品制作でも学びがありました。
スキルとしてはまだまだですが、作りきるという点では達成感を感じることが出来たので良かったと思います。
本編の方もそのうち紹介出来ればと思います。

毎日更新できるように日々研究を重ねて行ければと思います。
最後まで読んで頂き、ありがとうございます。

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