見出し画像

1票の格差|政治ビギナー向け本2選と1票の格差について考える。


どーも。へりおです。noteでは読書記録や本紹介、Twitterであらゆる情報をピックアップしてお届けする情報喫茶を運営しています。

今回は、政治的観点、PEST分析のP(political)なニュースについて個人的に記事を書いてみます。


政治的関心のあるビギナー向け2冊


まず前置きとしてへりおは法学部ではないので、政治にあまり関心がない人物でした。おそらく一般的な大学生の頭しかありませんでした。

学生時代、政治について読んだ本は以下の2冊。


『今さら聞けない!政治のキホンが2時間で全部頭に入る』は、義務教育の分野をほとんど網羅してくれています。それ以上の知識も入れてくれているのでそこまで飽きることはありませんでした。

例えば、サンバン→地盤(支持者)、看板(知名度)、かばん(資金力)が必要らしいとか(参院は上限5200万円程度必要)。まぁ、人への認知や興味をもたらす看板、人を動かす資金は、企業の経済活動でも同じく必要だと思ったり。


あとは、週刊少年マガジンコミックスの『クニミツの政』

ヤンキー秘書が政治家目指す話ですね。政治団体や公職選挙法など割と知識が入るマンガです。

前置きとして、2冊ご紹介。


1票の格差は「2.07倍」

そんなこんなで、Twitterで政治についてのニュースを発信するために、現在進行形で勉強しているへりおですが、昨日の衆議院選挙も1票の格差について取りざたされていましたので、少し調べてみました。詳しいコトはNHKへ!

そういえば、NHK党は議席ゼロでしたね...関係ないですが。


1票の格差は、正確には1票の「価値」の格差です。

土地ごとに立候補者を選びますが、人口が多い場所より少ない場所の方が、得票数少なくても当選できてしまいますよね?そして、今回の衆議院選挙では、有権者の数が最も少なかった鳥取1区と最も多かった東京13区の間で、1票の価値に2.07倍を超える格差がありました。


この価値の格差が、政治的平等の侵害と考えられています。


実は、最大格差が2倍を超えた平成26年までの3回の選挙について、最高裁判所はいずれも「違憲状態」だという判断を示しているんですね。


イケンじゃイカンということで、お国もいろいろ施策を講じます。

2015年の公選法改正で導入された「合区(複数の行政区を合わせて1つの行政区にすること)」によって、それまでの5倍近くから3倍余りまで格差は縮小しました。また、「アダムズ方式」と呼ばれる新しい議席配分方法を採用しました。この方式は簡単に言ってしまえば、より人口の多いところに多くの議席を配置するものです。より詳しく知りたい方はアダムス方式は以下のサイトがわかりやすいのでおすすめ。


あまり知られていませんが、デメリットもあります。合区となった地域では投票率の低下がみられるようです。人口の少ない地方の声が国政に一層届きにくいと、解消を訴える声も根強くなっているんですね。地方はただでさえ投票所がすぐ閉まるという、投票時間の格差もあるのにとは個人的に思います。


合区については格差是正の政策としてベストだと思っています。投票率を上昇させることは、政治家の役目でしょう。地方の声を国政に響かせる政党づくり、つまりは地域政党が生まれれば、投票率低下しないだろうと(安直に)考えています。今回の維新は大阪で圧倒的な勝利を収めましたし。


知られていないことといえば、県政でも一票の格差が問題視されたりそうですね。岐阜の県議選でも2.79倍の格差があったり。あまり取り沙汰されませんが。


まぁジョン・スチュアート・ミルの「代議制統治論」にて、知識人には2票、3票にした方が正当な国政づくりができるって考え方にならなくてよかったです。ただ、自分で学ぶことで票数が増えるなら、個人的にはメディアに流されて投票する人の割合が減るということは国にとってよいのではとは思ってしまいますが。政治家が子どもに対して政治を教えるセミナーを開催したらいいのにとは思っちゃいますね。公職選挙法違反とかになるのかな?


あと、能のない極論的見解を述べてもよいでしょうか?

1票の価値が違憲だ!と主張されている方は、地方に住む選択をしてはどうなんでしょう?

国を動かすより、自分が動いた方が絶対に早くないですか。東京一極集中の日本において、地方が優遇されることによって人口分散が起きるならばそれはそれでメリットなのではないでしょうか。地方にいたら北朝鮮のミサイルの被害に合わずに生きて残れますよ!

おいおい、なにいってんねん!(笑)


まあとにかく2倍未満に抑えてほしいと思うへりおでした。


まとめ

ここまでお付き合いありがとうございました。

一見政治って難しい、だけど我々は知らなければいけない。自分が住みたい国を作りたければ。

無知の知は怖いですよね。特に多くの若年層が政治について学び自分なりの見解を持ち、メディアの煽動をものともしない人間であってほしいと絶賛20代のへりおは強く願っています。


最後に宣伝。

Twitterで政治、経済、社会文化、技術の4つの観点からあらゆるニュースお届けすると共に、新人営業職の日々の思うところも書き連ねたりする情報喫茶、ぜひチェックしてみてください!

(投稿者横の小鳥ちゃんマークから飛べます)





いいなと思ったら応援しよう!