朝ドラに乗っかかる②
1999年7月、私はまだ35歳だった。
しかし、
初回乳がん治療を終えて1ヶ月経つ…、
いやまだ終わってない。
暮れまで服薬はあったんだ。
当然、
だれからも縁談なんかこね~よ。
乳がんしたつーだけで、
温存できれいに乳房あるつうのに、
全摘扱いだし、
おっぱいがないことはかだわ扱いっすよ。
そんな病気や手術してるなら、
誰でもいいから結婚したいモテないくんか、
手癖女癖悪い働かない男だけど、
家族が縁談望んでるとか。
それしかないけど…言われた。
リアルで病気していない、
働くのが楽しかった私なら、
だれかいたら、
母が黙ってはいなかったろう。
いっちゃん、
あんたのお母さんはかしこい人や。
自分はお見合い一発勝負しか、
選択でけへんかったから。
だからと言って、
子供ができるか言うたら、
私は39歳と11ヶ月と18日で、
卵管がんの手術して、
この子宮を治さないと、
授からんことがわかるのだ。
だから、
結婚は、
この人と人生を共にするだ。
34だから子供は早くじゃない。
子供は、
あくまでも、
おまけ。
子供生んだからとでかい顔すんな。
だけど、
未来を生み出してくれて、
ありがとう。
ひなたも、
結婚しない道を歩みそうだし。
それはそれで、
大丈夫。
女たち100年の物語。
一人くらい生まない人生。
一人の人生があっていい。
あと2週間で、
終るねんね。
さて、
何個しましょう?。