すぐに腹は括れないよなあという話

「久しぶりに会えない?ちょっと転職考えてて」
facebookを通じて前職の同僚からメッセージを貰った。
「じゃあ土曜の渋谷11:45南口のcafeで。」

おおよそしっかりと話すのは転職する前ぶりなので、もう6年ぶりくらい。
お互い20代中盤だったのに、30を越え、家庭を持ち、ずいぶん変わったはずなのに、何も変わってなかった。僕らがその空いた時間を埋めるのに時間はまったく必要なかった。

そうじて、同僚が言っていたことは、「刺激が足りない」ということだった。「そう感じるのは卒業の印なんでは?」とそっと背中を押した。

同僚自身は中途で旧inte入っているので、既に転職活動を過去してきたが、ここぞとばかりに最近のHRサービスを使っているらしい。どうやらWantedlyが非常に使い勝手がいいらしい。BIZREACHをオススメしておいた。

小規模のエージェントも活用しているみたいだが、そこの社長に
「今の君には覚悟感がまったくない。そんなのどこいっても受からない。すぐに腹を括って転職活動したほうがいいよ。」と言われたらしい。そもそもさあ転職だ、と急には腹なんて括れないんじゃないかと思う。
僕自身ゼッタイ転職しようとおもっていたわけでなく、友人からの紹介された企業に何社か訪問していく中で、今の会社に出会ったので。

徐々にいろんな人に会う中で、段階を経て腹なんか括っていけばいい。冷やかしで選考に行くのは失礼だけど、考えた上で、まだいろいろ見たいならそういえばいいと思う。その感情を無下にして、「いや、今決めて!すぐ入社すべし!」みたいな態度をとる企業こそ、もう全然今っぽくないしね。

人は、そんなすぐ覚悟なんて持てない。ただ、どういうスタンスかははっきりさせておいたほうがいいよね。「ちくしょう!転職だ!」という有名なバナー広告もあるけども、感情的になったら何事も負けじゃないかと思う。

今日のランチを通じて、僕自身が、なぜ転職したのか、なぜ人事になったのか、今後人事としてどういうキャリアを目指すのか、大手からベンチャーに行ってみて実際どう感じているのか、などいろいろと聞いてもらった。元同僚もまたキャリアアドバイザーなので、僕が相談しているような気分にもなったが、改めて整理する良い機会となった。

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