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10: ねんがんのサブフォーをてにいれたぞ

2017年12月より右膝の痛みに悩まされ、あっという間に2018年3月18日の板橋Cityマラソンを迎えました。なかなか走行距離を伸ばせないまま、もってきた自信といえば、神戸マラソンの後半にペースを上げられた、ということくらいです。

サブフォーを明確に意識しペース設定

距離を踏めてはいないというものの、前回のレースでは完走も成し遂げたわけですので、今回のレースでは「サブフォー」を目標に置きました。そこから逆算し、5キロごとのペース配分も、手書きのメモとして持ち歩きました(ゴールしてから撮ったのでくしゃくしゃですみません…)。

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ペース配分にあたっては岩本能史さんの「限界突破マラソン練習帳」を参考にしました。まあ練習内容もこなせれば一番よかったのですが、それはできなかったので、せめてペース配分くらいは、ということです。

この書籍に限らず、マラソンの解説書、特に初心者向けのものでは、ネガティブスプリット(後半にペースを上げる)でのペース配分を勧めているものが圧倒的に多い気がします。そして実際、私はこれまで6回フルマラソンを走ってきたわけですが、バチコンとうまく行った感覚があるレースでは、毎回ネガティブスプリットで走れています。

理想を言えばイーブンペースがエネルギー効率的にはよいのでしょうが(※)、しんどいと感じる(そしてそのためにペースが落ちてしまう)時間を少なくする、という意味では、少なくとも最初の何回かのマラソンはネガティブスプリットを試すべきだろう、と私は強く感じます。そして今回のレースも、これがうまく行ったわけです。実際のペースに関しては後ほどご紹介します。

当日行けるマラソン大会

さて前回の神戸マラソンは、泊りがけでの参加でしたが、今回は同じ東京都ということで、当日朝に電車で乗り込むだけ、しかも乗り換え回数たったの1回というアクセス最高な大会でした。

さて3月中旬となると、季節柄困るのが花粉症の対策です。かれこれ11歳(小5)の頃から発症し、25年以上の付き合いになります…。とはいってもマスクをつけてレースを走るわけにはいかないので、いつも使っているステロイドの吸入薬(自分にはめっちゃ合います)と、あとは鼻に貼る呼吸補助テープ、くらいの対策で臨みました。

最寄り駅から会場までのアクセスも最高で、駅を降りてから徒歩15分、シャトルバスいらずというのは素晴らしいですね。途中のコンビニでおにぎりを買ってのんびり乗り込みました。

「ロッキーおじさん」の存在を知る

板橋Cityマラソンのコースは、ご存じの方も多いと思いますが、荒川河川敷を21km下り、21km上る、以上(笑)という超フラットなコースです。私自身は膝の不安もあったので、河川敷から側道に降りる短い坂は警戒しながらゆっくり目で走りましたが、それ以外のところは足の痛みを感じることもなく、快調に走ることができました。

初マラソンである神戸マラソンと、2回目である板橋Cityマラソンで何が一番違うと感じたか、と聞かれれば、1つは沿道の声援、もう1つは風景と答えると思います。沿道の声援は、やはり神戸マラソンのほうが都心部を走るということもあり多かったかなと(もちろん、いただいた声援はとてもありがたかったです!ただ神戸マラソンを走った後だったので、つい比べてしまったというだけで…)。そして風景は、河川敷をただただ走るだけなので、全く代わり映えしない(笑)。5km/37kmあたりで水門を渡るというのがランドマークではあるのですが、逆に言えばそれくらいで、あとは淡々と河川敷を走るだけ…。

そんななか印象に残っているのは、後からその方が「ロッキーおじさん」と呼ばれていることを知るのですが、30kmを過ぎたあたりにいらっしゃった、ロッキーのテーマを爆音で流していた方です。

ちょうど辛くなってくるあたり、しかも代わり映えしない風景の中だったので、ロッキーのテーマは本当にありがたかったですね。実際、30〜35kmのラップが一番はやく、27'14"(5'27"/km)だったのも、ロッキーおじさんのおかげかもしれません。

さすがに39kmあたりからはかなり垂れてしまったのですが、若干余裕のあるペースを計画していたので、めでたくサブフォーを達成しました!

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サブフォーで満足か?

さてサブフォーを達成して、さすがにレース当日は考えられなかったものの、しばらくした後、自分に問いかけてみました。

「サブフォーで満足か?」

「足の不安を抱えたまま走りきれたので、はい、これで満足です、めでたしめでたし」…となっていたら、このnoteが生まれることもなかったでしょう。考え方としてはむしろ逆で、「足のケガでほとんど走れなくてサブフォーなのだから、ちゃんと練習したらひょっとしてまだ伸ばせるんじゃないの?」。

私が好きなランナーの1人が、山中伸弥先生なのですが、直前の2月に行われた別府大分毎日マラソンで3時間25分台のタイムでゴール、しかも55歳にして自己ベスト更新、というニュースを見たばかりでした。

山中先生に少しでも近づければいいなあ、ゆくゆくはサブ3.5も…などとイメージしていたのでした。

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