子供に関わる仕事を10年して思った事

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自分は10年間子供と関わる仕事をしてきました
10年の区切りで現在は休憩中ですが
10年やるといろいろありますね
子供達は僕を成長させてくれました

思えば長いようで短い道のりでした
あっという間に過ぎたという感じです

がとても濃くその時その時で
全然違う事を考えていたなと思います

人間一人一人皆性格が違うので
それになるべく一人一人と向き合っていた
そしたらいつの間にか時が過ぎてた
そんな感じです

この記事を書いたのは
僕と同じように子供と関わる仕事をしている人や
子供がいるお父さんお母さんに
もしかしたら何か感じるものがあるかもしれない
という思いで書きました

1カ所目

最初、子供と関わる仕事をするときは

最初、子供と関わる仕事をするときは
自分の事をこんなに成長させてくれるとは思ってもいませんでした

子供だからね
位にしか思っていなかったです

始めたきっかけは自分には英語ができるので
って位です
英語を子供に教える仕事に就いたのでした

当時は自分の先輩の先生がいたので
その先生について行くだけのような感じでした

なので優しい先生!
って感じで生徒達は慕ってくれていたように見えました

自分も正直
自分は人気の先生だ
自分は先生として有能である
と正直思っていました
(それは直に崩れ去るのですが、、、)

しかし半年位で
その先輩達が様々な理由で
ほぼ同じ時期くらいに
退職してしまったのです

取り残されたのは

取り残されたのは
僕と沢山の生徒
そして自分より更に新しく来た先生。。

そこから少しの間はとても大変でした
今まで頼っていた先輩がいなくなってしまったので
自分の先生としての立ち位置
が変わっていました

今まで優しくしか接した事がなかった
経験のない先生(僕の事)の言う事を子供達は
素直に聞いてくれなくなってしまったのです。。

今まで聞いてくれていた子供達は
裏を返したように
僕の言う事を聞いてくれなくなってしまいました

つまらないとか
帰りたいとか
そんな事まで沢山言う子が出て来てしまう始末。。

そんな中決定的な事件が

極めつけはやはり
クラスの統率が取れない事で
けが人を出してしまったのです

その日から自分は心を入れ替える事になります

もっと厳しい先生にならなくてはいけないと思ったのです

そして自分はそこから厳しく
どんな事にも
厳しい態度で子供たちと接するようになったのです

ようやく何ヶ月もたった時には
自分はすっかり厳しい先生として
なんとかやっていけるようになりました

クラスも他の先生のクラスも
自分の厳しさでなんとか
フォローできるまでになっていったのです

やっと落ち着いた所で
自分は子供には厳しく接する事で
クラスをコントロールすることができるようになり

だんだん
言う事の聞かない子は容赦なく
恐怖政治と言った感じでやるスタイルに変わっていきました

ようやく落ち着いて来た

そんな中その教室も落ち着いてきました
何かトラブルがあると
厳しく生徒と接し
力ずくで解決していくような感じになったのです

なんとか落ち着いて
良かったかなーと思った矢先でした
自分は会社から異動を言い渡されました

正直驚きました
子供達からも惜しまれつつ
その場を去る事になりました
自分は当時「厳しくした事で生徒達は返してくれたので、報われた」と思ったのを覚えています

その1校目を離れた時には2年の月日が経った頃でした

2カ所目

新しい場所での再スタート

新しい教室に着任したときの事は今でも覚えています
今までの経験があった僕は
厳しくする事が
いかに大事かを
常に信念として
持っていました

厳しさ
自分の意見を信じて貫き通すのだ
という感じでした

正直今思えばとても尖っていたのではないか
と思います

でもある程度上司は経験が少しある自分を買ってくれたのか
自分の好きなようにやらせてくれました

いかに子供に言う事を聞かせるか
そんな感じでした

それはそれでとても良い勉強になりました
その厳しさに新しい所で
子供達もある程度答えてくれ
信頼関係さえできてしまえば
何とかなるという感じでした

厳しい先生の利点

厳しい先生の利点は
・規律を守れる
・生徒にピリっとした空気を出せるのは全ての先生には出せないから重宝される
・いざという時には注意を引く事ができるので、楽になる

厳しい先生であるという面を活かせた場所だった

2教室目での3年間は
行きたくないという子はいたものの
結果的にとても成功したのではないかと思います

一校目での経験を生かし
甘やかさなければ
なんとかなる
と思っていました

その時は厳しくするのは簡単
いかに厳しくするかが先生としての成功の鍵を握ると考えていました

その職場で3年間お世話になり
そこから自分はもっと新しい場所に行って
もっとこの成功体験を活かしたいと考えるようになりました

そこでその職場を退職する事にしたのです

3カ所目

新しい経験

とにかく厳しくするのは簡単で
子供達は言う事聞くだろう
そんな風に思っていた所から
更に新しい場所に行く事になったのですが

そこは所謂小学校併設の学童でした
今までの場所の場所とは違い

遊ぶ場所という感じでした
そこでも僕は所謂
厳しさ
を前面に押し出したスタイルでした

他の先生も子供がきちんと言う事を聞いて凄いですねと言われるような感じでした

新たなる課題(その時は気づいていなかったが)

その場所には今までとは違い様々な状況の子と出会う事になりました

しかし所謂「厳しくしなくてはいけない子」からはことごとくそっぽを
向かれてしまったのです

学童は好きな事をして待っている場だったので
先生の言う事を聞かなくても
何とかなる場所だったのです

良く言えばノビノビ
悪く言えば野放し
と言った感じです

しかし自分は当時その事に気づかず
「厳しくしなくても大丈夫な子」
だけが集まってくるような状態が続きました

学童は先生と一緒にいなくても
遊んでいれば良いだけなので
そういう大変な子からは全く好かれなかったのを今でも覚えています

1カ所目での優しい先生を見せる事ができる子だけと仲良くなる
そんな状態でした

今思えば理想の状態ではなかったのでは
と思いますが。。

でも当時の自分は
それでも信念を貫いていこうとしていました
いざという時には言う事を聞かせるのが先生の仕事だ
それができないのは無能だ
とまで思っていました
(尖ってたなあ)

厳しくする事ができるのは
1つのスキルではあり
それが武器になる事は確かです
今でも言えます

そこでの一年は今でも
とても良い経験になりました

4カ所目

更に自分はそこから新しい場所に移った

今までの学童のような場所(当時は野放しすぎる汗と思っていた)より
また教えるような環境に身を置こうと思ったのだ

ライバル

そこでは子供達との出会いもそうだが
先生との出会いで印象に残っている人がいる
ライバルの登場である

自分の先生として特徴は
・基本は優しくて、笑わせたりできる
・怒ったら怖い
そんな印象を持たれていた

しかしここで会った先生は
所謂天才型のような感じだった
子供に好かれるのが
とても上手だったのだ
仲良くなるのがとても上手だった

自分は今まで厳しいけど
ちゃんと聞いていれば優しい
という先生だったのだが
それがまずかった

自分より懐いている先生がいると
自分の厳しさだけがクローズアップされてしまい
「怖い先生」になってしまったのだ

そのライバルの先生は
全然厳しくはなく
あまり統制が取れる感じではなかったのだが
ぎりぎりそれでもバランスが取れるタイプの先生だった

怖い先生になって
えーと言われる感じにもなってしまった

自分のスタイルを差別かしなくては

子供は良くも悪くも素直である
怖い先生より
優しい先生の方がいいから
関係性を作るのが難しくなってしまう

子供に避けられる(大げさに言うと)のは少しでも辛いので

そう思った僕は
なんとかこの状況を打開しようと思ったのである

路頭に迷った。そしてついに

しかし
・必要な時に厳しくしないのは先生として良くない
・優しくするといってもどうやって???

とかなり路頭に迷ってしまった
眠れない夜を先生歴6、7年で経験するとはw

そこで自分が気がついたのが

子供をもっともっと沢山褒めるという事だ
気がついたら褒めるのではいけない
能動的に探して褒める
という事を意識的にするのだ

子供は褒められると嬉しい
大人も嬉しいが
子供は直に態度に表れる

しかしそれだけではない

そしてクラスで良い事を褒めると
他の子も聞いているので
みんなが良い子を真似する

良くない事をしづらくなる
良くしようと怒られた時より思うのだ

他の子が褒められていると
悪い事もしづらくなるのだ
しかも

これが自分の厳しさを
減らす事に繋がったのだ

ここから自分は今までにない位自身を持って
子供達と接する事ができるようになった
ポイントは褒めれる事を沢山探す
個々で話ているときでも
クラス全体で話ているときでも
同じである

どんな小さな事でも構わないから
その姿勢を見せる事にも意味があるのだ

そしてそれを実感した
ちょうど矢先に新しい場所へ
更に移動が決まった。。。。

5カ所目

5カ所目は本当に
自信を持ってできた

とにかく褒める事で
子供達のモチベーションをあげる事ができました

自分はそこから今まで
褒める所を沢山探す姿勢が大事
その姿勢を子供達は見ている
子供達は「自分ももっと期待に応えたい」と思っていたのではないかと

英語を辞めたいという子が本当にいなくて
辞める子もいませんでした
そういう意味では
先生冥利に尽きる5カ所目での2年間でした

今思うと

今思うと

自分は王道の順序でここまで
歩んで来たのではないかと思う

優しくしたから子供→
新米先生の言う事は大体子供達は聞いてくれない→
クラスがグチャグチャになる→
厳しくする事を学ぶ→
統率を取れるようになった→
が子供達との距離が遠くなる→
どうしたらバランスよく適切な先生と生徒の距離を保ちながら信頼を気づけるか?→
能動的に子供を褒める事。褒める事を探す位で調度良い!!!!

つまりポジティブな動機付けは本当に大切なのだ!!

長い文章読んで頂きありがとうございました!

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