【仕事#7】キーワードは〇〇
前回の記事の続きです!
カブトムシの環境設定からどうなっていったのか
前回をご覧になっていない方はぜひこちらから↓
1番高い場所に自分のカブトムシを飾りたい!
図鑑を見ながら試行錯誤し、カブトムシは完成しました!
それを木に飾ろうとする子供たち。
しかしそこでも問題が!
木が高くて届かない!!必死に背伸びしても届かない姿は見ている側は微笑ましかったです😭
でも子供達にとっては死活問題!ほかのカブトムシより1番高いところに自分のカブトムシを飾りたいのです。
どうやったら高い場所に飾ることができるのかな?
といった課題を自ら持ちます。
足場が必要だと考えた児童は園庭にあった大きいブロックに注目します。
しかし園児にとっては大きくてなかなか運べない。
どうやったらブロックを運べる?
一人で運べないブロックをどうするか考えた結果
みんなに協力を呼びかけました。
するとみんなで力を合わせ、やっとの思い出運ぶことで動かすことに成功!
無事に高い位置へカブトムシを飾ることができました。
しかしここである子が言いました
「ブロック戻さないと他の子が困るから戻そう」
でも子供たちは大変な思いをして運んだブロックを戻すのが億劫でした笑
どうするのかなー?と思って見守っていたら
今度は
どうやったら大きなブロックを楽に運べるのかな?
と考え始めました。
・紐をつなぐ
・大人に手伝ってもらう
・ブロックの下に棒を入れて転がしていく
などアイデアが出てきました。この子たちはいろいろ試した結果最後の
ブロックの下に棒を入れて転がす
がよかったようです。
イースター島のモアイ像のように転がしていました笑
なんとも微笑ましかったです☺️
カブトムシの可能性は止まらない
カブトムシを目にした時から
①カブトムシを知るために図鑑等で学ぶ
②高いところに飾るためにどうするのか考え実践する
③ブロックを楽に運ぶにはどうすれば良いのか考え実践する
3つのことが始まっています。しかも自発的に。
でも驚くことにまだまだカブトムシの学びは加速していきます
④作ったカブトムシでトントン相撲を始める
→もっと強いカブトムシを作るにはどうしたらよいか?
⑤下級生にもカブトムシを知って欲しい
→園内のどこにカブトムシゾーンを作ってみんなに知ってもらうか
⑥本物のカブトムシが見たい!
→カブトムシって幼虫はいるの?その幼虫ってどんな姿?
などなど多くの
「知りたい!」「やりたい!」につながっていました。
キーワードは「知りたい!」「やりたい!」「どうやるの?」
子供達が自発的に動くためには
「知りたい!やりたい!どうやるの?(どうやってやるの?)」
これがキーワードになると思います。
やはりやらされてやりたくもないことをやるより
自分が興味をもったことをやる方が人間誰でも学びます。
意図的に興味もたせる環境を作り出すこと
これをいかに自然に生み出すのか考えて実践するのが幼稚園の先生たちはすごかった!
知りたい!やりたい!どうやるの?と思わせることができた時点で
まずはスタートクリアです!その後の取り組む姿勢がぐんと変わります。
では、そのメカニズムを我々はどのようにして
スポーツ指導に活かしていくのか。
それについては次回の記事で触れたいと思います。
最後までご覧いただきありがとうございました!