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2023年クラウドファンディングのふりかえり

クラウドファンディングで利用しているのは、READYFOR と、CAMPFIRE 

手数料やネットショッピングでは楽天商圏ということもあって、CAMPFIRE経由で支援することの方が多いと思う。

寄付控除対象プロジェクトを優先的にチェックするが、それに次いで仏像や文化財が好きなので寺社仏閣系や文化財保存に関するプロジェクトもチェックしている。あとは地元は自分や身内に所縁のある場所のプロジェクト、そしてモノづくり関係(モノづくりと言っていいのかどうかわからないが、アルバムや出版などの企画もそこに含めている)も好きで見ている。

2023年にREADYFORで支援したものは以下を含む5件。

カブール陥落から2年|アフガニスタン、国外退避・保護で命を守る
・ 日本三景松島の雄島を、祈りが集まる霊場に。坐禅堂の復興にご支援を。
・ 世界遺産東寺|立教開宗1200年慶讃大法会で弘法大師の願いを未来へ
・ 四百年続く喜多流の本舞台、喜多能楽堂の改修にご支援を

CAMPFIREで支援したものは以下を含む8件。

・ 海外神社の史的研究 増補・完全版   近藤喜博著
 毒親に苦しむ人たちが、自由に生きるための法律や制度の情報を本にして届けたい!
・ 野波浩写真集『ECLIPSE』を届けたい!
・ 滋賀『江北図書館』120年続く私設図書館を未来に繋ぐ修繕プロジェクト

クラウドファンディングは、これがしたいという人と、そのしたいことに賛同してちょっとだけなら支援することができる人を結び付けてくれるものだと考えている。自分が支援(=応援)したプロジェクトは、その後も定期的に連絡をくれるものも多く、寺社仏閣や文化財のプロジェクトだとその場所に行ってみたくなるし、新たなプロジェクトを立ち上げた時はその前の状況を踏まえてやはり支援したくなるし、と言う感じで、あくまで自分のお小遣いの範囲、つまりは無茶をしない感じで支援を通じて繋がった縁みたいなものを楽しませてもらっている。

支援は、コロナ禍関係のプロジェクトで数万円支援したもの、つまりは他と比べてもかなり思い入れがあったものについて、リターンに関する連絡が全くなく、リターン予定期日を過ぎても同様に全く連絡がないというプロジェクトがあった。コロナ禍関連なのでいろいろ余裕がないかもしれないことはわかっているものの、ただしプロジェクト達成やその後のリターンに関する連絡をメールでもプロジェクトサイトでも全くしないのはちょっとなぁと思って、このまま静観していると「無かったこと」にさせられてしまうかもしれないという懸念から事務局(CAMPFIRE)に問い合わせたことがある。

ほどなくして事務局から来たメールには、企画者の方に連絡はした。ただし、プロジェクト企画者と支援者間のトラブルには事務局は関わり合いを持てないのであとは当事者で頑張って(詳細は忘れたのであくまで大雑把な私の理解)という感じだった。そのプロジェクトについてはその後とってつけたかのようにメールで連絡があり、無事にリターンは到着したので一件落着にはなっていったものの、やはりその学びから、クラウドファンディング1件の上限は1万円まで、と自分で決め、その後は各プロジェクトについては数千円から1万といった支援をしてきた。

ただ、2023年度の野波浩写真集『ECLIPSE』は、リターンが魅力的すぎたので、自分へのご褒美と言い訳して写真集とグッズ(写真立てに仕上がっている作品。コーカサス地方のジョージアを連想させる写真立て。)合計4万円位支援してしまった。支援まで2週間は悩んだ上、その後もやっちゃったと思いつつ、それでもやはり作品が素敵だったので良かったと思う。

野波氏の写真は静謐で幻想的な女性たちがとても魅力的で、上でも書いたがコーカサス地方、あるいは東欧の立ち姿が綺麗なひとたちの美しさが色合いをおさえた感じとぴったり決まっていて素敵だ。個人的には裸体ではなく着衣の女性たちの方が好きではあるが、裸体であっても肉体と精神の美みたいなものが前面に出ていてそれはそれで素敵な作品が多いと思った。

リターンの写真集も写真立てになっている写真も仕事場に持って行った。特に写真立ての方はパソコン作業に飽きた時に視界に入る場所に置いており、眺める度に「いいよなこの作品(語彙が不足していて恥ずかしい)」と思っている。さすがに10万までは出すのは(自分の月の家計的に)ダメだろうと思いとどまったが、組み写真もとても魅力的で、この人のギャラリー展示に出かけてその会場で作品を買えるようになってみたいなどとも思った。

そういう感じの、クラウドファンディングを立ち上げてくれることで知る人や場所などもあって、これからも自分の小遣い(家計)などと相談しながらクラウドファンディングを楽しみたいと思っている。