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【歩いて日本縦断】旅人が選ぶ旅映画10選

こんにちはユキノブです。
私は2020年から2023年の間に歩いて日本縦断をしました。
そんな私が旅映画を10本選んでみましたので、今回ご紹介させていただきます。
みんなで行くワイワイした観光旅行の映画というより、一人旅で人生の価値観が広がるような映画がメインとなります。
(リトルミスサンシャインもダージリン急行も好きなのですが入ってません。汗)
なかなか取り扱われていなかったりマイナーな映画もありますが、新しい価値観に触れるのも旅の醍醐味、映画の醍醐味でもあると思っています。

どれか一本でも、あなたの琴線に触れたら嬉しいです。



旅立ちたいのに旅に出れない人の物語 『ギルバート・グレイプ』

家に縛られた男が恋したのは、自由を愛する旅人の女だった。

いきなり旅映画ではないですが、旅立ちたい人を描いた映画。
私も仕事や看病があって旅に出られない時期が長かったので、守るものがあって旅に出れない人をリスペクトしたい気持ちは忘れずにいたいと思っています。


彼の旅は傍観で終わらない。青春の南米縦断バイク旅『モーターサイクルダイアリーズ』

ジョンレノンに「世界で一番カッコいい男」と称された男の若き日の青春バイク旅。
観光は風景を次々に消費していきがちですが、この映画では南米で不当に苦しんでいる人々を見て、主人公の彼は”傍観”で終わらせない。それがとてもグッときて憧れます。


壮大な家出、壮大な野宿『イントゥザワイルド』

過保護を投げ捨すてろ!青春の壮大な家出。

10代の時が一番旅をしたくて、家出をしたかった時期でした。
その時の青臭い記憶を蘇がえさせてくれる映画。


漂流する高齢労働者。車中泊映画『ノマドランド』

我慢で成り立つりっぱな家庭。四角い空が息苦しい人だっている

身に詰まされる高齢ホームレスの映画と思うと観る気が削がれる方も多いかもしれませんが、映画全体が「かわいそうに」というトーンではなく、撮影が綺麗で見やすい映画です。大きい画面でみないと意味がない映画かも。


天国では海の話をするんだぜ『ノッキンオンヘブズドア』

海を語れないで死ねるかよ。

このまま死ぬんなら、せめて旅して死にたい。そんな初期衝動を思い出させてくれるハードボイルド映画。


脱依存、最狂の自分探し『私に出会うまでの1600キロ』

異性、薬物依存からの脱却。そして見つける自己肯定感。

私自身は自分探しの旅はしないと決めてしまっているのですが、依存からの脱却という点は共感していて、長期旅のよさだと思っています。


旅の始まりは愚行。帰りは狂人か英雄か『太平洋ひとりぼっち』

石原裕次郎がどうしてもやりたかった映画。原作者がどうしてもやりたかった冒険。
旅に正しさはない。そんな孤独なスタート。孤独な葛藤。


絶対に生きて帰る執念『運命を分けたザイル』

安寧から離れて旅する事は危険。みっともなくても執念!執念!執念!で帰還しろ!

旅映画というより登山映画ですが、助けか来ない恐怖、助けが来た時の奇跡、両方描いている映画。映画における疑似体験として一度味わうのも損ではないはず。


風の声が聞こえる貴重な映画「ワタリドリ」

風が聞こえるドキュメンタリー映画。
旅に行けずに仕事詰めだった頃、ループ再生していた作業用にもいい映画。

旅人のナルシズムを滑稽に描く!だけど残るは人情「男はつらいよ」

『この家で揉め事があるときは、いつも悪いのはこの俺だよ。 でもなあ、さくら、俺はいつも、こう思って 帰ってくるんだ。 今度帰ったら、きっとみんなと仲良く暮らそうって、あんちゃんいつもそう思って・・・」』

子供のころはなんとなく寅さんが嫌いでしたが。
大人になってみると、粋な振る舞いが沁みる。


いかがだったでしょうか。
一本でも琴線にふれて観て貰えたら光栄です。

本当はくそ長い紹介分を書いていたのですが、1本だけで途方もない長さで1万文字越えしてしまい大幅にカットしました。好評であれば、削除した紹介文をつけて編集しなおしたいと思っています。

読んでいただいて、ありがとうございました。
良い旅、良い人生を。

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