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口喧嘩で勝ちたい!戦略を立てて強いと思うフレーズで闘え

突然だが、あなたは口喧嘩で負けなしの無敵だっただろうか。
どんな相手でも巧みな話術と追随を許さない迫力で圧倒してきた猛者もいるかもしれない。

だが、大抵の場合は子供時代に親や友達に言い負かされた経験はあるのではないだろうか。
特に絶対的な立場を誇る先生には、たとえ自分が正しくても力でねじ伏せられて大人の汚さとズルさを知ったはずだ。

口喧嘩は大人になっても発生するイベントの1つ


むしろ大人になってからの方が口喧嘩になる機会が多いかもしれない。様々な経験と知識を積み重ねて、自分の中で1つの価値観が出来上がるからだ。価値観が違えば、意見のすれ違いから衝突が起きやすい。

たまに飲み屋で、ベロベロに酔ったおじ様たちが口喧嘩している場面を見かけることはある。見ている者を楽しませてくれる姿にはエンターテインメントさを感じる。もしかしたら、口喧嘩はある種、己の存在をかけた戦いなのだろうか。

ならば今こそ、あの時の悔しさを思い出してほしい。口喧嘩で勝ちたいと強く思ったあの日を!ということで、口喧嘩で勝つための方法を考察してみた。

そもそも口喧嘩で勝つとは?

口だけでするケンカを訳して「口喧嘩」と呼ぶ。正式な試合ではないからルールはない。そもそもケンカなのだから当然だ。ならば、その勝敗は何で決まるのだろうか?試合ならば得点や判定など優劣をつける基準が存在する。

口喧嘩の場合は時間を置いて、再度始まるパターンだってあるだろう。例えば、同じ家に住む夫婦の口喧嘩は、顔を合わせた瞬間に怒りが沸き上がり、再戦するケースはありえる。

下手したら口喧嘩とは、どちらかの気持ちが折れるまで続く終わりなき戦いなのか?
ならば、相手に気持ち悪いくらい粘着して心を折れば勝てるということだな。
しかし、後味が悪いというかスッキリしない勝ち方だ。

そこで色々とヒントになりそうなものを調べたところ。口喧嘩とは違うけど似たようなスポーツがあった。

それは「ディペート」だ。テーマを設けて、それに対して意見をぶつけ合い勝敗を決める。一定のルールはあるが、頭を使ってトークを活かして戦う姿は口喧嘩と似ている部分もあるだろう。

これ以上、考えても勝敗が決められないからディペートの考え方を基準にしよう。ということで「論破」した方が勝ちだ。

気が付いてしまった!


ところで、苦労して勝ったところで得るモノはあるのだろうか。あるとすれば、一握りの優越感だけなのでは。勝っても負けても特別に得るモノがないような気がする。

もしかして、私は口喧嘩の本質に気付いてしまったのではないだろうか……。
そうなると口喧嘩に勝つ方法を考察する意味が薄れてしまう。

いや、ここは発想の転換をしよう。
そもそも喧嘩は相手がいなければ成り立たないもの。つまり、これは相手に付き合うからこそ、成立する話術のゲームなのだ。ゲームとして楽しみつつ、勝つことを目的に必勝法を考えてみよう。

攻撃は最大の防御なり


戦いで勝つには優勢に攻めるのが正攻法だろう。口喧嘩で優位に立つには、有無を言わさないマシンガントーク。もしくは論理的に詰めていく理攻めなど挙げられるだろう。

どれも口喧嘩では有効な戦法である。だがしかし、簡単にマネできるものではない。頭の回転が早く、知識量が豊富でないと使えない技だ。口喧嘩をゲームとして勝利に導くには再現性が高いものでなければいけない。

いや、待てよ!
相手も同じことを考えてくるかもしれない。
正攻法で戦うことは真の正攻法にならないのではないだろうか。

ゲームで勝つには相手が予想できない行動をするのが真の正攻法になるはず。

相手を掻きまわして翻弄する


では、どんな攻撃方法が良いだろうか。4時間20分かけて私なりに思考してみた結果。
以下の3つを組み合わせたのがトリッキーで、かつ先が読めない真の正攻法だと導き出た。
1.フェイント攻撃
2.無言の圧力
3.常に相手のターン
それぞれ解説していこう。

1.フェイント攻撃

戦いの最中、相手が予測のつかない行動に出た時。
その動きに対処するのは難しいもの。

例えば、スタンディングがメインのボクシングで急にしゃがみ込み。
対戦相手が視界から消えたら、自分のリズムが崩されて動きが狂う。
そこへ下からアッパーパンチされたら、ガードのタイミングが遅れてクリーンヒットする可能性は高い。

この戦法は口喧嘩でも有利に働くのではないだろうか。
対戦相手が自分の意見をつらつらと話しているときに応用できそうだ。

まず対戦相手の後方に何かあるような視線で一点をチラチラと観る。
何度も視線が動くことで相手もソワソワして気になるだろう。

気になり出した対戦相手が、ついに後ろを向いたとき。すかさず自分も体の向きを反転させてしゃがみ込む。対戦相手と背中合わせになるイメージだ。

対戦相手が振り向いて、何もないことに疑問を持つ。そしてまた視線を戻す。
しかし、目の前にいたはずの相手が後ろ向きでしゃがみ込んでいる。突如として起きたトリッキーな状況に対戦相手は困惑し出すはずだ。

そして、無言の圧力へ続く。

2.無言の圧力

対戦相手はしゃがみ込んだ姿をみてただ事ではないと感じる。何があったのか話しかけてくるだろう。しかし、さらなる追撃として無言を貫くのだ。

しゃがみ込んでいる状況で、かつ無言の圧力を受けた対戦相手の戦意喪失してくるはず。口喧嘩は相手が反応してくれるからこそ成り立っているゲームだからだ。それなのに相手から反応が得られない状況に勢いは失速する。
耐えられなくなった対戦相手は、もしかしたら意味もなく謝ってくるかもしれない。それでも無言を貫くのだ。

人は無視されることに苦痛を感じるもの。まるで自分の存在がないように扱われるのは精神的なダメージを与えるだろう。ここまでの行動で対戦相手のHPを大きく削れる。

そしたら、最後の決め技でゲームセットだ。

3.常に相手のターン

対戦相手の戦意を根こそぎ奪ったあと。接続詞による波状攻撃で一気に畳みかける。
ゆっくりと立ち上げり、対戦相手と向き合い直してから、続きを促す。

例えば……
「それから?」
「というのは?」
「だからなに?」
「で?」
「一例を挙げるとしたら」

上記を参考に対戦相手に話の続きを促すのだ。
すでに戦意喪失しており、これまでの話の流れを忘れている可能性は高い。

それに先ほどまでのトリッキーな行動が何だったのかわからずに気になっているだろう。そこへ、話を振られても対応しにくいはずだ。

いくら頭の回転が早くても、予想外な行動を取られた後に何の理由もなく話を続けるのは難しいもの。

しかも、頑張って話を立て直したとしても。常に話の続きを催促されて対戦相手は喋り続けなければいけない状況を作られる。そうなると話せなくなった時に「自分の負けを認める」ことになる、と錯覚してくるのだ。

あとはジワジワと対戦相手のHPを削れば勝利確定となる。

忘れないで欲しい


覚えておこう。口喧嘩に勝っても負けても得るモノはないことを。誰が得するのか謎の戦いなのだから。口喧嘩をゲーム感覚で楽しめる人がやるものだと改めて思った今日このごろだ。

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