年越しそばの食べるタイミングはいつなのか?
あなたはどうしていますか?年越しそばを食べるタイミングを。
毎年、タイミングに悩まされている。
年越し空け前か後か地味に気になるところ。
年越しそばはいつ食べるのが正解なのだろうか。
そもそも正解があるのかどうなのかも怪しい。
気が早い人は昼の時点で、すでに蕎麦屋に並んで年越しそばを食べている。
好きなタイミングで食べればよいのだろうが、できれば美味しく味わって食べたい。
タイミングによってはお腹いっぱいの状態になっているからだ。
我が家の場合は、朝から家族総勢でお年取りの料理を作る。
定番メニューは寿司。
しかし、寿司は意外と大変な作業なのだ。
6合のお米を酢飯にして、刺身のブロックをスライスしていき、適度な量の酢飯を寿司型にはめ込みシャリをいくつも量産する。
これをひたすら繰り返し、後からネタの刺身を載せていく。
手間なのがイクラだ。
シャリをノリで巻いてイクラを載せる。
他の寿司より仕上げるのに手間が掛り、嫌になってくる。
追い打ちを掛けるように、油揚げに酢飯を詰める作業も待っている。
いなり寿司は他のネタに比べて彩もなく、地味な存在だが隅っこにはいて欲しいバイプレーヤーだ。
ここは我慢して荒行を行うしかない。
寿司作りと並行して、「ブリの粕付け、茶碗蒸し、天ぷら」など、手の込んだ料理も用意するのでお年取りまで重労働だ。
気が遠くなるような作業を3~4時間くらい行った後、お年取りが17時くらいからダラダラ開始する。
散々、飲み食いした後の状態で、11時くらいに山菜がたっぷりのった年越しそばが食卓に並べられる。
熱々の汁に山菜が浸かり、野の香りとカツオの出汁が混ざり合った匂いに食欲をそそるが、如何せんお腹がいっぱいで1口2口しか箸が進まない。
やはり名前の通り年越し後に食べきか。
ハッキリさせるべく、そもそもの由来を調べてみた。
その昔、手軽でおいしくて、縁起物としてハレの日に食べるようになったのが、きっかけで始まったとされている。
食べる意味としては「細く長く寿命を先延ばす」や「一年の苦労や厄災を断ち切る」などの願いを込めて良い新年を迎えるために食べるのが定説。
実のところ、食べるタイミングは決まっていないみたいだ。
ただ、「一年の厄災を断ち切って良い新年を迎える」という意味があるため、年をまたがないように食べるのが良いのかもしれない。
我が家のようなスケジュールでは、細く長く寿命を先延ばす前に「太く長く」になってしまうな。食い意地が張った家族の宿命かもしれない。