【TEKKONシチズンインタビュー#8】立ち上げから3ヶ月で、総員60名に!若い力で盛り上げる学生サークル代表の想いをインタビュー
TEKKONプレイヤー(通称:シチズン)の活躍を紹介するシリーズ「TEKKONシチズンインタビュー」。
TEKKONには、有志の学生サークルがあります。すでに60名以上の学生が所属し、TEKKONを通じて他大学の学生がつながり、コミュニティが生まれています。
今回のnoteでは、九州の学生サークルを立ち上げたお二人にインタビューをしました!
ーー今日はよろしくお願いします!ちなみに今、狩野さんはTEKKONチームのオフィスがある、アメリカ・シリコンバレーから参加されているのですね!アメリカライフはどうですか?
狩野さん)楽しいですよ!ただ基本オフィスにいるので、まだアメリカらしさは体感していないです。笑
横山さん)僕も来月アメリカに行くので、めっちゃ楽しみです!
ーー海外の文化にも触れられるのがTEKKONの楽しさですよね。まずは初めにお二人について聞いてみたいのですが、お二人とも九州の学生さんなんですよね!
横山さん)はい!僕は出身が長野ですが、もともと親が仕事で九州によく行っていて、昔から「九州はいいところだ」とよく聞いていました。進路を選ぶときも、今通っている大学に行きたかった学部があったので、それほどハードルも感じずに九州の大学に進学しました。
狩野さん)私は、大学の中に専門学校があるという、ちょっと変わった学校に通っています。専攻はAI・プログラミングで、大学と専門学校の授業を受けているので、毎日のように授業があって、結構忙しいです。笑
ーーTEKKONとの出会いを教えてください。
横山さん)実は、TEKKON開発メンバーの百瀬さんと、出身地・大学・学部・学科・部活が同じで、父親同士が知り合いという、偶然のつながりがありました。百瀬さんのことは父親からも「共通点も多い先輩が、アメリカでなんかすごいことをやっているらしい」という話を聞いていたんです。その百瀬さんから、大学の部活LINEに「TEKKONを一緒にやってくれる人募集」というメッセージが届きました。
そのメッセージを見たときに、何か自分もできることがあればやりたいと思って速攻で百瀬さんにDMを送りました。今思えば、この時にすぐ動けて良かったなと思います。
狩野さん)私は、高校時代にTEKKONの生みの親である加藤さんに出会い、大学進学後は加藤さんの元で働きたいと思いインターンシップをしていました。その中でTEKKONを運営するWhole Earth Foundationでもインターンもするようになったのですが、メンバーがみんな面白くて、にぎやかなメンバーなのでとても楽しいなと思っていて、インターンをし始めて1年半が経過しました。
ーーその中で、なぜ二人が学生サークルを立ち上げることになったのでしょうか?
横山さん)百瀬さんと話す中で、学生サークルをやらないかという提案をもらい、すぐに「やります!」と答えました。
もともと、中学生の頃から、模擬国連・科学の甲子園とか、新しいことにチャレンジする性格だったんです。今でもその思いは変わらず、当時は、将来やりたいことが決まっていなかったので、選択肢を増やすという意味でもせっかく話をもらったのであれば、とりあえずやってみようと思って、動き出しました。
狩野さん)私も学生サークルの話を聞いた時に、やりたい!って思いました。私の場合は、「九州っていいな!」と思ってもらいたいというのが原動力にありました。
小さい頃からダンスをやっていたのですが、田舎が故に大好きなダンスも制限された経験もあって、九州にいることにコンプレックスがありました。でも、ダンスをやり続けて知らなかった長崎の良いところも知り、今では「新しい動きが生まれている九州、羨ましい!」という気持ちで動いています。
ーーふたりとも「まずはやってみよう!」と思えるのも素晴らしいですね!行動するときに不安はなかったですか?
狩野さん)特に感じませんでした。新しいことを始めるには、失敗もたくさんあるということも理解していたし、TEKKONチームの方が相談に乗ってくれていたので当たって砕ける精神でやるのみ!と思い突っ走っています。
横山さん)自分も不安はありませんでした。最初は失敗した時のことなんて考えずに無我夢中でやっていました。それはやればやるだけ、努力すればするだけ結果はついてくるし、成功したら成功体験、失敗したら失敗体験になると考えるようにしています。成功か失敗ではなくやるということに、一番意味があるんじゃないかなと思います。
横山さん)2人ともいろいろなことに挑戦したいタイプなので、うまく行ったのかもしれませんね。
狩野さん)初めて話したのはオンラインでしたが、数日後に直接会ったときに、めっちゃ気が合うなって思いました。性格診断をしても、日本人にはなかなかいないタイプの二人だったり(笑)
横山さん)二人とも熱量が同じでしたよね。話をしていて「え、違うんじゃない?」と思うことがないです。
ーーたまたまそんな二人が出会ったから動き出したのですね。初めの頃は、どんな話をしていましたか?
横山さん)まずは人集めから、1ヶ月で50人を集めることを目標に動き出しました。インフラを撮影するにしても、活動範囲を広げるにしても、二人だけではだめだと。
いろいろな大学からメンバーを集めたいなと思っていました。例えば九州大学の場合は、インカレサークルはありますが、多くて2-3の大学でした。他大学から集まってもらえれば、楽しいし、活動のインパクトも出るよなと思いました。
今では、福岡7校、長崎3校までになりました。学校の数で言えば、九州一のインカレサークルですね!
狩野さん)サークル活動内容を考える時も、アイデアはたくさんありました。まずは「みんなでたのしくワイワイしたい」とか「大学生はやっぱり出会いも大切なので、いろんな人に出会える場」だったり。話が盛り上がって、「サークルのみんなでカフェを起業したいよね!」なんて夢も語り合いました。自分たちしかやっていないことをやってみたい、TEKKONを広めていきたいという思いでしたね。
ーーその中で苦労したことはありますか?
狩野さん)TEKKONサークルでやりたいことがたくさんあったのですが、体が追い付かなかったことです。初めは、やりたいことを思いついたままにあれもこれもと手を出して、全てが中途半端で、結果は全くうまく行きませんでした。
横山さん)そうですね。サークル立ち上げから2週間後に、初めてイベントを開催したのですが、もうほんと反省点ばっかりでした。場所選びから、イベントの進め方からグダグダで、ただ飲みに行っただけだったなと思います。第2回のイベントで全部挽回してやろうと心に決めて、動き直しました。
狩野さん)二人で話す以外にも、TEKKONチームのメンバーと定例MTGをしていますが、めっちゃモチベーションが上がります。だからこそ「結果を残したい」って思いました。言葉、というより、皆さんが持つパワー・熱量でしょうか。自分たちがやっていることに対して熱狂的だし、かっこいいなと純粋に思いました。
ーー失敗もありながら、迎えた2回目のイベント。結果はどうでしたか?
横山さん)1週間後に第2回目のイベントを開催。その会は、初めて盛り上がり、大成功。本当に嬉しかったです!
学生が約15名くらい集まってくれて、2日間で、マンホール・電柱合わせて約1,000本撮影することができました。その後の交流会でも、他大学同士でご飯を食べて、TEKKONはもちろんですが、初めましての人同士で、いろんなことを熱く語り合えて最高でした!
その後も毎月イベントをやっていて、その様子をInstagramでも発信しているのですが、サークルを立ち上げて1か月後に初めて「長崎でも活動したい」とDMをもらったんです。8月のイベントは、福岡県を飛び出し、長崎遠征をして、これも長崎のうまいもんを食べ、観光をして、長崎の学生と交流しインフラも守ってきました!初の遠征で、とても楽しく盛り上がりました。
ーーなぜそこまでやろうと思っているのでしょうか?
横山さん)やり抜く力を身につけたいです。自分たちの目標をみんなに共有して、みんなで活動しているわけで、やると言ったからには責任を持ってやり切ることを意識して活動しています。学生時代が終わって、社会に出たときにも絶対必要だと思うので、経験という面で、自分の武器になると感じてます。
日向さん)誰かのためになれる人間になりたいです。もともと長崎の平和学習の中で、難民をテーマに作文を書いたときからこの思いを持っているのですが、夢だけで終わらせずに、それを実現できる大人になりたいです。
ーー総勢60名のメンバーがいるとのことですが、今後の目標はありますか?
現在動き出していますが、将来は九州の全市町村223地域でイベントを開きたいです。私たちの思いを叶えるために九州の「街・食・インフラ」を制覇したいと準備中です。
九州を回りきり、日本一のサークルになることです!思いを夢物語のままにしないよう動き続けていきます!
ーーその夢を本当に実現してしまいそうなお二人ですね。最後に、全国の学生に伝えたいことはありますか?
私たちは、スポーツやできるわけでも、勉強が特別に得意だというわけでもない、ただの一般的な大学生です。でもTEKKONを通じて目標をつくりました。今は自分たちで作った目標を達成して、「若くてもすごいことができるんだ」ということを、同世代に、親の世代に伝えたいです。
その思いの根源は、もしかしたら心の奥底では、親や周囲の大人に認められたいと感じているからかもしれません。同世代だからこそ、私たちは共感できる部分があります。だからこそ若者でも、不可能はないし、若者だってあきらめずにできるということを証明できるはずです。
そしてTEKKONをプレイしてみて感じるのは、これからの時代を生きていく上で、インフラが整備されていなくて困るのは自分たちだなと痛感します。「インフラが危ない状況を解決しなきゃ」というツールに、TEKKONはとてもいいと思っています。
社会貢献、ボランティアとは硬く聞こえるけど、友達とワイワイ楽しみながら社会貢献ができるのは一石二鳥じゃない?と思います。
「若いからできない、お金がないからできない」と思ったことがある人とこそ、一緒にこの活動をしていきたいです。大人に負けないということを証明して、若い力で社会を変えていきましょう!
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TEKKONは、シチズン一人ひとりの力によって日本全国・世界中からインフラ画像が集まり、インフラ保全につながっています。
これからも、TEKKONシチズンの活躍にぜひご注目ください。
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