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GoogleのNotebookLMとAIマインドマップmapifyを使うと、英語の知識0でも海外の本をすぐに理解出来た/今週の気になるAIニュース、他/週刊教育・AI・育児日記 第13号
今週は、新しい読書の方法の紹介をします!!Kindleで読書する方にとっては、めちゃくちゃオススメの方法なので、ぜひ御覧ください!!
AIニュースは、AIを教育に使うことのリスクについて議論し始めました。これからAIをどのように使っていくのか、国内、国外かかわらずチェックをしておきたいですね!!
今週の気になる教育×AIニュース
①【海外ニュース】AIはエドテックでA+を獲得できるか?MagicSchoolがそれを知るために1500万ドルを調達
教育環境向けの生成AIツールを製造しているMagicSchool AIは、Bain Capital VenturesをリードとするシリーズAのラウンドで1500万ドルを調達しました。MagicSchoolは以前に教育者向けのツールを開発し始め、現在ではその製品を使って授業計画を立て、テストを作成し、その他の学習資料を作成している教師が200万人以上、学校と地区が3000以上あります。最近では、学校を通じて生徒向けのツールも開発し始めました。MagicSchoolは、これらのトラックをさらに開発し、さらに多くの顧客を獲得し、人材を雇用するためにこの資金を使用する予定です。このラウンドには、Adobe VenturesやCommon Sense Mediaなどの著名な投資家も参加しています。
これからはこういうAI搭載のツールがたくさん出てくることが予想されます。これが出てきた時に、やっぱり、ルールをどうするかというのは議論する必要があります。
僕の意見としては、細かなルールは設定せずに大きな枠組みとして、法律面と、倫理面において作っておいて、残りは、子どもと一緒に色々な問題が起きた時に対処したら良いと思っています。
海外はすでにさまざま実践されているようです。要チェックですね。
②【国内ニュース】駿台出資のatama plus、AI教材で「講師が教えない塾」を100カ所へ:日経ビジネス電子版
スタートアップのatama plusは、AI教材を用いた「講師が教えない塾」を全国に展開する計画を進めている。AI教材は個別カリキュラムを提供し、生徒が自分のペースで学習できる環境を整える。既に全国の大手予備校や塾で導入されており、学力向上の効果が確認されている。今後はフランチャイズ展開を通じて、さらに多くの教室でこのモデルを広める予定。
有料記事ですが、無料部分だけでも読んでおいたほうが良いです。こういうサービスは海外の方がやってるイメージですが、さすが駿台ですね!
日本は、公教育ではない、塾や予備校といった民間の教育産業が充実しているので、早いところは早いですね!!
この塾は「講師が教えない塾」というコンセプトです。国語数学英語などの教科は、AIによって、個別に学ぶほうが今は効率が良いかもしれません。(特に、自分で学べる偏差値が50以上の子どもについて)
ただ、モチベーションの管理、メンタルケアなどは人間が行ったほうが良いと思うので、そこをどのようにカバーしているのか!?それとも学習のみに特化しているのか気になるところです。
このatama plusの事業をチェックしておくと、数年後の教育がどのようになっているのかがわかるかもしれません。要チェックです!!
③【海外ニュース】教育現場で AI ツールがますます増える中、教師の交代に対する懸念も高まっている | EdSurge News
この記事は、教育現場でAIツールの利用が増える中、教師がAIに置き換えられることへの懸念が高まっていることについて報告しています。カリフォルニア州では、コミュニティカレッジの授業はAIではなく人間の教員によって教えられるようにする法案が可決されました。他の州でも同様の対策が検討されています。教師や教育リーダーたちは、AIが効率性を追求するあまり、人間の教育者の役割を奪うことに警戒していますが、同時にAIが教育において果たす可能性のある有益な役割も認識しています。教育者は、AIが人間のインストラクターを補完する形で慎重に利用されるべきだと考えています。
②のニュースと比べると面白いです。僕の調べでは、カリフォルニア州のAI教育関連のニュースが一番多いです。このことから、おそらくカリフォルニア州のAI教育実践は最も進んでいると思われます。
そのカリフォルニア州がコミュニティカレッジの講義は必ず、免許をもっと人間が行う必要があるといいう法律を可決しました。
中身をもっと見ないとわかりませんが、このニュースの文面が本当なら驚きです。
②のニュースのように、これからは、自分で学べる人は、AIを使ってどんどん伸びていけばよいと思っています。その中で人間の教師にしかできないことが浮かび上がってくると思います。(たぶん、メンタルケアとモチベーションケア等)
カリフォルニア州がこの結論に至った文脈を把握しないとわかりませんが、これが客観的なデータに基づく結論なのか、それとも教員組合との折衷案なのか、様子を見ておく必要があります。
もし、もっと把握したいのであれば、こちらの記事もどうぞ↓
https://www.perplexity.ai/page/karihuoruniazhou-aijiao-yu-gui-odB28hTrS1mV6gJ5ABkDaA
④教育における AI の隠れた危険性: ChatGPT と CoPilot を学校に導入すべきでない理由
この研究は、チャットボットやAIツールが試験で本物の学生を凌駕し、採点者を欺くことができることを明らかにしました。研究によると、AI生成の試験回答の94%が採点者に気付かれず、その結果、学業評価の信頼性に重大な懸念が生じています。多くの学校がAI使用に関する方針を持っていない現状では、学業不正のリスクが増大しています。AI依存は学生の批判的思考や問題解決能力を損なう恐れがあり、教育機関は迅速に対策を講じる必要があります。AIツールの利便性はあるが、学業の公正さと信頼性を維持することが重要です。
少しずつAIリスクの記事が出てきました。AIツールによってカンニングをする生徒が出てくるというものです。個人的には、そもそも試験は必要?とも思いますが、現在最も平等に子どもの能力を測る指標は学力試験だと日本の偉い教授が言っていました。
そのことを考えると、試験を抜本的に変えて、その試験が公平なものでないとこの問題は解決しません。
⑤【海外ニュース】AI リテラシーが今、学校教育に不可欠である理由 (およびその方法)
人工知能(AI)はビジネス、経済、社会の根本的な構造を変えており、学生がAIの概念を学ぶことがますます重要になっています。AIリテラシーは小学校の段階から始めるべきであり、教育者と親がその役割を果たすためにAIについての知識を持つことが求められています。教育者はAIの基礎を教え、オンラインリソースやコーディングゲーム、コミック、実践活動を通じて学生の興味を引き出し、AIに対する理解を深めることが重要です。また、親はAIのプライバシーとインターネット上での注意点について子供に教える役割を果たします。AIの教育への統合は、伝統的な教育方法を変革し、学生の向上に役立ち、技術的に駆動される環境での成功に必要なスキルを提供します。
僕はずっと、今後は必ずAIリテラシーとして法律面、倫理面において子どもに伝えておく必要があると思っています。
ただ、この記事のAIのアルゴリズムまで教える必要があるかといえば疑問があります。AIを禁止したとしても子どもは家で使える時代です。家庭、学校、社会でAIをどのように使っていくのか、子どもにどのように伝えていくのか、少しずつ海外では議論が進んでいます。
テキトー兼業日記
読書会
次回の読書会は7月20日に行います。この本での読書会はラストです。
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ちなみに、次回の課題本はこれになりました!!
AI勉強会
次回のAI勉強会はNotionに絞って学びます!!3人の方の報告を受けて、どのように使っていくと便利なのか。教育で使うにはどのような使い方があるのかについて考えていきたいと思います!!
もし、発表希望であれば、コメント欄に希望の旨を伝えてください!!
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ラジオ
ラジオ細々と続けてますwww
テキトー育児日記〜早朝散歩に行った話〜
先週の日曜日に息子と早朝に散歩に行きました。雨が降っていたのですが、有言実行しようと思って、息子を起こして行きました!
息子も前日に絶対起こして欲しい!と言っていたので、起きないだろうと思いながら、トントンと叩いただけで起きましたwww
雨の中の散歩って今まで一回も言ったことなかったのですが、結論良かったです!梅雨の季節に、カエルの鳴き声や雨の音を聞きながら2人で静かな朝を黙って歩く。例えようがない、充実した気持ちになれました!
これまでの僕なら、すぐに飽きてしまったのですが、週に1回いろいろなコースを散歩したい欲求が湧いています!
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テキトー教育日記〜GoogleのNotebookLMとAIマインドマップmapifyを使うと、英語の知識0でも海外の本をすぐに理解出来た〜
NotebookLMとmapifyがあれば、海外の興味のある本も読める!!
— テキトー教師|AIを使ってゆとりを! (@tekitoo_T_cher) July 3, 2024
①KindleからOCRでPDF化
②PDFをNotebookLMにアップロード
③PDFをmapifyにアップロード
④mapifyを見ながら、気になる点をNotebookLMに質問しながら理解
気になっていた海外の本「MATH-ish」を読めました!!#AI #AI読書 #AI教育 pic.twitter.com/bslQPak4bT
今回は、AIツールを使って海外の読みたかった本を英語の知識0でも読めたので、その方法を紹介します。
ちなみに読んだのは以下の本です↓
①KindleからOCRでPDF化
以下のnoteを参考にしました。簡単に言うと、Kindleを自動でページを進みながら、スクショを保存していくプログラムを実行します。
次に、画像からテキストを取り出し、それをメモ帳に貼り付けるショートカットを設定して実行します。
すると、以下のようなテキストがメモ帳に貼り付けられます。これをPDFにしておきます。
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②PDFをNotebookLMにアップロード
続いて、PDFをNotebookLMにアップロードします。
新しいノートブックを開いて、アップロードします。
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アップロードすると、日本語で以下のように目次、自動で質問を聞いてくれます。
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③PDFをmapifyにアップロード
続いて、先程のPDFをmapifyにアップロードします。
mapifyの画面は以下のような感じです。
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最初は英語のマインドマップを作ってましたが、日本語にしてと頼めば変えてくれました!!
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④mapifyのマインドマップを見ながら、気になるところはNotebookLMに聞きながら理解する
最後は、以下のように画面を2つにして、マインドマップを見ながら、気になるところはNotebookLMに聞いて理解を深めていきます。
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これで今まで読めなかった有料の英語の本を買って理解することができます。math-ishという本は数学を学ぶ上、教える上で大事なことが書かれていたので、読めて良かったです!!
ちなみに、NotebookLMは無料、mapifyは有料です。僕は、読書の質がこれだけ変わるのであれば、安いなと思いました!
英語、日本語かかわらずいろいろな本を質高く読むことができるので、おすすめです!!
テキトー教師について
ここまで読んでいただきありがとうございました!!
AIを学ぶコミュニティDiscordを作りました!!
Discordはリンクがころころ変更になるので、以下のオープンLINEチャットに入ってもらったらリンクを伝えますね!!
僕がこのDiscordを作ったのは、AIを使う時間を習慣にしようと思ったのが理由です。発信、交流を強制することで、絶対触らないとってなりますwwただ、今のうちに触っておくことが大きな差になりそうな気がしています。
質問待ってます!
もし、もっと具体的に知りたいとか質問があれば、DMもしくは、以下のオープンLineチャット、質問箱から質問してください!
https://mond.how/ja/tekitoo_T_cher