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鷺宮ローランのサンドバッグになっているときに考えたことの備忘として㉞‐2 感想戦編

 前の記事で、△8六歩を最善と信じたところで、対局中のここが大事かな、という点に関する記事を結んだ。  その対局を終えて、あ、もちろん負けて、前の記事をローランさんに見てもらい、それを踏まえたうえでの感想を頂いた。  こちらは、それらを踏まえての振り返り記事となる。  前の記事はこちら。  棋譜はこちら。そちらのページにはチャットログも残っているので、ローランさんの直のコメントも見ることが可能。たこだけに。いかがかな。  画像は全て、後手のわたし目線なので、手前側が後手に

    • 鷺宮ローランのサンドバッグになっているときに考えたことの備忘として㉞

       ローランさんに、通信将棋を継続的に指してもらっていて、その数だけ負け続けている。  そしてその対局中に悩んだ場面が毎局あるのだが、感想戦時に忘れてしまう。その備忘用に記す。  棋譜はこちら。  本文中の局面図は、すべて後手のわたし視点のものである。 ◯33手目▲1五角 34局目は、相矢倉。後手のわたしがやや急戦をにおわす組み立てから、△4四銀と出たタイミングで、▲2四歩から一歩交換を角で行い、端に引いたところが33手目図。  先手は角の移動を、飛先の歩交換を兼ねることで

      • 各種美濃囲い系のあれこれ

         とーる君によるゆるい将棋講座、振り飛車の世界観を、第1回、第2回と視聴した。  第1回は、飛車をどこに振るかによる、主に盤面の左側を扱っている。  第2回は、盤面の右側、囲いに関して扱っている。前半で美濃囲いとその変化系、後半でその他の囲いとなっている。  この記事は、特にその第2回前半、美濃囲いに関してあれこれ思ったことを書いたものである。  記事の内容は、同動画に触発され、また敬意を払うものではあるが、完全に独立しており、同動画を見なくても理解できる内容にしたつもりであ

        • 相居飛車と相振り飛車の違いについての少し

           こういうX(旧ツイッター)の投稿を見て、ふと思うところがあったのでぱぱっと書いてこの記事を投稿する。メモ程度。  なお、挿入する局面図は、説明のために都合のいい局面を採用しているが、そこは注意されたい。 ◯相似点 相居飛車と相振り飛車は、共に縦の将棋だとされる。そのため、指す時の感覚が近い、とも。  比較のために、まず対抗形の様子を見る。対抗形は、横の戦いとされる。  対抗形、特に急戦は従来、横の戦いと言われることが多い。飛車先を突破して成り込み、あるいは捌いて打ち込

          わたしを負かした将棋系Vたち

           いい兄さんの日(=11/23)に、ハルちゃんがlishogiアリーナを開いた。  そこで、まぁ負けることはないじゃろなぁと思っていたますみちゃんに負けた。それを機に、2023/11/25時点でわたしが負けた、いや、わたしに勝った将棋系Vを紹介する、ただそれだけの記事。約12000字。 ◯将棋系V 将棋系Vと名乗っているVは、実はそんなに多くない。例えばV名人戦に参加しているVは、直近や前回では50名や60名といった人数に至る。が、大半の参加者は、将棋’’だけ’’をやってい

          わたしを負かした将棋系Vたち

          みつぼし杯の振り返り

           2023年6月25日日曜日。社団戦もあったようだけど、そっちではない。言わずと知れた、#みつぼし杯 の当日である。  わたしもこの大会にいち選手として参加し、全11局(と時間切れ扱いでプラス1局)を戦い抜いた。その振り返りをざっくりと行う。約1万字。  本配信の様子はこちら。  本大会アリーナのリンクはこちら。 ◯みつぼし杯とは 知らぬひとはおらんだろうけど、形式として書く。  将棋系Vtuberのぽめひ君が主催した、りしょーぎのアリーナを用いたネット将棋大会である。

          みつぼし杯の振り返り

          先手番での菜々河流についての話

           この1,2ヶ月の間、指す戦法を絞っている。もともと四間をメインになんでも指していたが、対居飛車では菜々河流、対振り飛車にはショーダンシステムを採用している。もちろん相手の初手次第ではその限りではないのだけど。  本記事では、それらのうち、先手番で菜々河流を採用した一部を振り返る。  なお、まだわたし自身全然整理が追いついていないので、走り書きのような内容になっているけど気にするやつはおらんじゃろの精神。 ◯菜々河流とは 菜々河流、正式名称は不明だが、菜々河れいきゅん(ツイ

          先手番での菜々河流についての話

          【2022年将棋系Vtuber 流行語大賞】への投票

           2022年の12月。今年もこの時期がやってきた。将棋系(将棋を指すこともある、程度の緩い枠)Vに関する言葉で、今年を代表するような語を選んで遊ぼう! という企画だ。将棋系Vの狂ったようなファンである、しゃおっちの主催である。そちらへの回答を済ましてきたので、それについて軽く綴る。だいたい7,000字ちょっと。 ◯流行語大賞  わたしは本家の流行語大賞をよく知らない。実家でテレビを見ていた頃に、聞いたことがあるようなないような言葉をランキングにしているのを見た記憶はある。

          【2022年将棋系Vtuber 流行語大賞】への投票

          #V名人戦 の予想と実際と

           #V名人戦 も残るところ、V-S級勝者による挑戦者決定戦と、V名人への挑戦を残すのみとなった。最終戦が8月から始まって11月二周目だから、3ヶ月と二週間と見るといいのだろうか。長かったね。  以前、V名人戦が始まる直前に、各リーグの予想を書いた。  予想するだけしといてほっぽり出すのもアレだなと、ふと思ってしまったので、ここで答え合わせをしようと思う。  各組の後ろに◯と✕を入れている。これは予想の当たり外れを意味する。  また、各組の勝者に関して、また一部他のひとにも、

          #V名人戦 の予想と実際と

          チーム戦について思うこと

           チーム戦において思うことがあって、この記事を書く。最初思いついたきっかけが旗王戦のときだったので、それを半分なぞるように書く(タイトル画像はこれだというものが思いつかなかったので、やはり旗王戦から頂戴してきている)。  2021年秋から2022年春頃にかけて、旗王戦という棋戦を戦った。チームによるペナントレースのような棋戦だ。そのルールに関して、今更ながら、少し書こうと思う。 ◯旗王戦とは  原案は、くりそら団長とまじくりさんだったと思う。なんらかのチーム戦をできないか

          チーム戦について思うこと

          #V名人戦 第5期の予想やで

           ◯この記事の主旨  調べ物とか読みたい本とかが無茶苦茶あるので、今回はカロリー少なめに、第五期 #V名人戦 の予想をしていきます。記事を書き出すのが7月31日の #V竜王戦 の決着がついた直後からなので、まじで時間ねぇ。ますみちゃんの配信に触発されて書きます。  自分の中で根拠はあったりなかったりしますが、ここではすべて省略。この記事で示すのは、各リーグの優勝予想のみです。勝ち負け全部予想でもいいのだけど、面倒なのでぱーす。  なお、V名人戦の参加者・組み合わせが発表され

          #V名人戦 第5期の予想やで

          メイちゃんとの通信将棋を振り返る

           lishogiという将棋サービスサイトで、通信将棋という指し方がある。持ち時間が1日とか2日とかの長いもので、好きな時間に指し手を進められる気の長い将棋である。  そこで今回、大正義メイちゃんと初めて通信を指すことになった。記念すべき対局(?)ということで、それを振り返ってみる。 ◯常盤台メイとは  今更説明するまでもないのだけど、メイちゃんについて少しだけ。  ゲーム大好きバーチャルメイド、が一番しっくりくる肩書なんだろうか。本人も遊び相手がメインと言っているので、お

          メイちゃんとの通信将棋を振り返る

          #V竜王戦 にて、誰が各トーナメントを勝ち抜くか、誰が挑戦するかの予想とかそんなん

           先日、第二期V竜王戦の抽選が行われて組み合わせが決まりました。  なので、それぞれの組優勝予想やらをしていくのだけど、正直将棋のことはよくわかっていないので、姓名判断を使って予想します。使い方合ってるんか知らんが。  さて、判断に、◯格とかあったけど、正直全くわかってない。許してください。いいよ。ありがとう。どういたしまして。多分総格が注目点なのかなと思ったので、それを主軸に見ていきます。総格が同じ場合、他の格を比較します。  参考にしたサイトはこちら。簡易版を利用してい

          #V竜王戦 にて、誰が各トーナメントを勝ち抜くか、誰が挑戦するかの予想とかそんなん

          第二次くりそらの乱 対ぽめひくん戦について

           電子れいずさん(以下電電)と、くりそら団の渉外担当まじくりさんとで企画された、第二次くりそらの乱。その乱に参加し、わたしは電電軍のぽめひくんと対局することになった。それについて思うところをダラダラと書く。6千字少し。 第二次くりそらの乱 ことの起こりはV群雄割拠戦である。この頃のわたしは正式に団に所属はしておらず、裏でどういう契約があったかは不明だが、くりそら団が味方したにも関わらず電電軍が優勝できなかったのは電電がだらしなかったせいだ! という説得力しかない理由でもって

          第二次くりそらの乱 対ぽめひくん戦について

          第二回 #AJIRAトーナメント についての雑感

           ツイッタでつぶやこうかと思った内容だけど、長くなりそうで、せっかくだし読む専門でしか使っていなかったこちらで書いてみるかということで投稿してみる。初投稿なので、見にくかったらごめん。  AJIRAトーナメントについての、雑感である。  この記事は第二回トーナメントの最終戦を見終えた上で書いている。なので、これを読むひともその結果を知った上で読むことを想定している。ネタバレもあるし、事前の予測と結果が混ざった記述になっているものもある。  そんな人はいないと思うが、まだ見てい

          第二回 #AJIRAトーナメント についての雑感