転職を繰り返しても、自分と向き合うことを諦めない
私の職場は、中途採用者が多く看護師の新卒はほとんどいません。
経験はバラバラですが、どこかしらで看護師経験を経て転職してくる看護師が多くいます。
ほとんど転職してくる看護師のほとんどが経験年数10年以上や急性期病棟やICU経験者はほとんどでしたが、近年は看護師になって1年以内や2年くらいといった経験年数が少ない若い年齢層の看護師も転職してくることもちらほらみられるようになってきました。
私が看護師になりたての頃、
「急性期は最低でも5年は経験しておいたほうがいい」とよく言われてきました。
急性期を経験すると、
・たくさんの症例を見ることができる
・患者さんの年齢層も広いから知見が広がる
・多忙のなかで同時平行で業務ができるようになる
・医療機器に強くなれる
などなど看護師としての経験を幅広く積むことができます。
経験を積むことができる反面、自分を置き去りにすることも必要になってきます。
毎日のように、何名もの患者さんが入院し手術を受け、術後の経過を見たり日常生活の援助も同時に行います。
経験年数が長くなってきたら、責任あるポジションも任されるようになり更に忙しくなってきます。
そんな中、自分の考えや感情に構っている暇もなくなり麻痺してくるようになってきます。
長年、同じ職場で勤めた私もそのひとりでした。
転職してくる看護師で経験年数が少ない人がいるなかで感じたことはすべての人に当てはまらないかも知れませんが
自分をごまかして生きることができない人が多くなってきたのかなと感じています。
日々、多忙の仕事のなかでたくさんの感情や思考が生まれてきます。
人間関係も関わる人の数あるし、なんとか自分の中で折り合いをつけて過ごすことが多いでしょう。
だけど、自分に正直な人は自分の感情や思考を流すことができないと思います。
経験年数が少ないのに転職。
この職場でも続けられるのかな・・・。と若干、身構えてしまう反面、私はうらやましいなと思うのです。
自分と向き合って、自分の気持ちをごまかさずに行動できているからです。
経験年数が浅い転職は、リスクを伴うことがあります。
それでも、自分がつらい・しんどい。だから環境を変えたい。
自分を大切にしている証拠だと思うからです。
私の友人に転職を繰り返しているひとがいます。
会うたびに、職場の名前がちがいます 笑
なんで、転職したのと聞くと愚痴が始まりますが友人なりの正しさにしたがって転職を繰り返しています。
転職を繰り返した数だけしんどい思いをしただろうし、思い悩んだと思うのです。
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