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自由社VS学び舎 強制連行・強制労働前編

 初めに今日の授業の内容を確認します。
1. 『反日種族主義』が韓国でベストセラー
2. 学び舎は強制連行・強制労働を記述、自由社にはない
3. 自由社は、拉致事件、日本兵シベリア抑留を記述
4. 誰が従軍慰安婦を宣伝したのか?
5. 朝日新聞が慰安婦で謝罪
6. 従軍慰安婦は北朝鮮の工作か?
https://www.youtube.com/watch?v=QIi70a_fd30


 それでは1. 『反日種族主義』が韓国でベストセラー。
昨年1月、つまり令和2年1月に、韓国で発売されたのがこの『反日種族主義』という本です。

反日種族主義


たちまちベストセラーになりました。その後11月に、日本でも翻訳され、これは、40万部以上のベストセラーになったそうです。この本は、韓国の将来を憂いた、経済史、学者、イ・ヨンフン、元ソウル大学教授など、6人の学者が、おかきになった本です。
この本と、続いて出版された『反日種族主義との闘争は、韓国の人たちに衝撃を与えました。
なぜならば、従軍慰安婦や性奴隷説、強制連行・強制労働、竹島占有、「朝鮮総督府の土地の収奪説」を全否定しただけではなく、「反日が、親北勢力の工作活動だったことを浮き彫りにしたからです。
わが国でも西岡つとむ教授は、1960年代以降、朝鮮総連や日本人左派学者らが「強制連行という用語を使い始めたとおっしゃっています。
民主化運動の政治家、キム・ヨンサム氏が、第13代韓国大統領になってから、政権には、北朝鮮を信奉する、主体思想、いわゆるチュチェ思想が、浸透したといわれています。2003年、次の、ノムヒョン政権下でも、韓国の歴史教科書は、親北朝鮮の、歴史観に基づいたものに、偏向していったそうです。こうした偏向教科書を、是正しようとしたのが、『反日種族主義を、書いた人たちでした。
わかりやすくいえば、韓国版「新しい歴史教科書をつくる会と言えるでしょう。
つぎは、2. 学び舎は強制連行・強制労働を記述、自由社にはないです。
学び舎の教科書は、281ページ、戦争被害への補償で「この企業は、被害者に謝罪して、和解金を支払い、記念碑を立て、強制連行と強制労働の事実を、後世に伝える取り組みを続けています」と記述しています。しかし、わたくしたちが、ちょくせつ、この企業の総務課に、問い合わせたところ、特に何もしていませんという回答でした。この企業はある建設会社です。

穴び舎


学び舎の、281ページの、右上の写真は、強制連行・強制労働で訴えられた、この建設会社が、裁判に勝ち、会社の責任は、なかったことが、明らかになったにもかかわらず、和解をした時の写真です。当時は、まだ日中友好の余韻が残っていたのと、波風を立てない、可愛そうだという、日本人特有の気持ちで、元、中国人労働者と和解をしたのかもしれません。
この建設会社以外の企業も、訴えられましたが、どれも中身は同じ「謝罪、補償、記念碑建立という和解でした。これが後で強制連行・強制労働の証拠として世界中に宣伝され、教科書にのるようになったのです。
さて、これらのことは、ほんとうに事実なのでしょうか。 先ほどの、反日種族主義という本は、強制連行や強制労働などなかった。性奴隷などいなかったと言っているのです。なぜ学び社は、北朝鮮による拉致事件や、強制連行・強制労働の、日本兵、シベリア抑留を、かかないのでしょうか。これこそ実際にあった、北朝鮮や旧ソ連による、日本人への国家犯罪なのです。
さあ次は3番です。自由社は拉致事件、日本兵シベリア抑留を記述
自由社は、273ページで「日本人を拉致し、自国の体制強化のために利用した。日本は三度に渡り、拉致被害者と家族の一部を帰国させたが、依然として、数百名ともいわれる、日本人同胞が、不当に拘束されている」と記述しています。また248ページでは、「シベリア抑留の見出しで、記述しています。
読みます。・・・シベリア抑留。8月9日、ソ連は、日本との中立条約を破って、満州、樺太に侵入し、日本の民間人に対して、略奪、暴行、殺害を繰り返しました。ソ連は、日本の降伏後も進行をやめず、日本固有の北方領土の、占領を終えたときには、すでに9月になっていました。さらに捕虜は、即座に帰国させるとした、ポツダム宣言の規定に違反して、捕虜を含む、60万人以上の日本人を、シベリアなど各地に連行し、
満足な食事も与えないまま、、過酷な強制労働に従事させました。そのためにわかっているだけで、6万人以上の日本人が死亡しました。これら戦争の勝者である、連合国側の戦争犯罪は、一切、さばかれることはありませんでした。
自由社は、このように記述していますが、中国人や朝鮮人に対する、強制連行も強制労働も、また慰安婦についても、全く記述していないのです。一体どちらが正しいのでしょうか。一体どちらがよい教科書なのでしょうか。生徒さんたちにとっては、重大な問題です。義務教育ですから、保護者のかたにとっても、ひと事ではありません。みなさんご自身で、判断してください。
次は4. 誰が従軍慰安婦を宣伝したのか?
学び舎の側注には、河野洋平、元、官房長官談話が、かかれていますが 、これだけでは、生徒も父兄も、何のことか分からないでしょう。先生が、教室で詳しく教えるのでしょうか。そして生徒は、戦争中、慰安婦という人がいた。日本軍が悪いことをしたと、記憶に残るのでしょうね。従軍慰安婦の用語も、その時、出てくるかもしれません。
そもそも戦争当時、慰安婦とか、従軍看護婦ということばはありましたが、従軍慰安婦ということばはありませんでした。しかし、従軍慰安婦ということばが、ある時から教科書に載るようになり、またその後消えてしまうのです。
つまり戦後に、誰かが作った言葉なのです。またこのことばは、おとなの男女関係を意味することばですので、中学生諸君の年代にはふさわしくない、つまり道徳上よろしくないということもあり、教科書から姿を消してしまったわけです。ところが学び舎は、今でもこの用語を教科書に載せているわけです。
かつて「従軍慰安婦ということばが、最初に中学歴史教科書で、使われるようになった平成九年、国会で、教科書の記述は事実なのですか、という質問がされました。これに対し大臣が回答しています。少し難しい用語を使っていますので、やさしくいうとこうです。従軍慰安婦という用語が、複数の辞書などに載っていることや、広く社会一般に用いられていることから、教科書でもその用語を認めています。このことは、辞書の記述が正確であることに、責任を持つことを、意味するものではありません」と。また「いわゆる、従軍慰安婦問題に関する、政府調査においては、発見された公文書等には、軍や官憲による、慰安婦の強制連行を、直接的に示すような記述は、見られなかった」と答弁したのです。このことは、とても重要なので、学び舎も、談話の下に米印をつけて記述しています。

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ではなぜ、広く一般に、従軍慰安婦という新しい用語が、広まり、辞書にのるようになったのでしょうか。誰が、従軍慰安婦という用語を広めたのでしょうか。
それは、平成4年(1992年)2月に、福島瑞穂、社民党議員のご主人、戸塚悦朗という、弁護士資格を持った人が、スイスジュネーブの国連人権委員会、のちの人権理事会に行って、従軍慰安婦問題と、戦時労働者の強制連行問題を、訴えたからといわれています。武漢コロナで、中国寄りだと問題になったのは、WHOという国連組織でした。
同じ国連組織の、国連人権委員会に、わざわざいって、日本軍はこんな悪いことを、女性にした。強制連行した、女性の人権を踏みにじった。その責任を、今の日本政府はとるべきだ、と世界中に訴えたわけです。彼は、「性奴隷ということばも、宣伝のために、作ったといわれています。なんと日本人が、世界に向けて宣伝活動をしていたのです。ひどい話だと思いませんか? 日本の国益は、大変損なわれたのです。

久保田るり子


これは、産経新聞編集委員、久保田るり子氏の、反日種族主義と日本人という本です。韓国で「反日がここまで大きくなった背景には、戦後日本の新聞や政治家、左翼文化人による言動や北朝鮮の影響があるといわれています。それでは強制連行・強制労働前半を終わります。

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