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【一級建築士製図試験】製図勉強時に作成していた見直しノートの話。

一級建築士の製図試験を勉強していた時に、作成していたノートについて思い出してみました。

学科試験を無事に通り、次来たる製図試験対策の為に、資格学校や個人塾に通う方が多いと思います。
私も学科試験から製図試験までS資格学校に通っていました。
製図試験当時は、実務に近しい製図や設計(学校課題は除く)はもちろん行ったこともなく、建蔽率や容積率から全体ボリュームをどのように算定するか理解していない初歩も初歩のところからのスタートでした。

仕事や日々の日常生活に加えて、学校に行っては無理矢理知識を詰め込み、講義や課題、多大なる宿題と日々余裕もなく、詰め込んだ知識も直ぐに抜けていくことが多いそんな状況下でしたが、製図勉強をする上で、一番気をつけていたことは課題の見直しです。
課題と宿題を見直しために見直しノートの作成を行っていました。
内容としては、見開きA4サイズ(携帯・使いやすいサイズであればなんでもOK)の半分に縮小コピーした課題や宿題の解答を貼り付け残り半分に自身が計画していたエスキスを書いて比較していました。
当時は方眼用紙のルーズリーフを使っていましたが、今ならiPadでまとめるのも良さそう!

当時作成していたノートの一部です。
こんな感じの雰囲気で作成していました。
当時の学校課題解答ため、ぼかしを強く入れています。


解答例が全てという訳ではありませんが、自身のエスキスと比較することで次回の課題に活かせる点が多いです。
エスキス以外の気付きをノートに追加で記入していました。

図面以外で追加記入していた主な内容
①留意すべき点、誤って作図した点
②自身のエスキスと異なっていた点
③道路からのアプローチ方法
④斜線検討で緩和できる条件の整理 
⑤設備計画
⑥計画の要点で記述できそうな内容
⑦面積計算  等

また図面には、

コア:オレンジ
廊下:黄緑
ホール:黄色

で色塗りし、全体的な繋がりを一目で分かるように意識していました。
色を塗りことによって、廊下を作りすぎていないか複数の出入口がある時の繋がりなど、要求室との関係が感覚的に分かります。

以上の内容に加えて、余っていたノートスペースには階段や特定天井、基礎等の作図練習してなるべく苦手な作図がないように勉強していました。

とはいえ、正直日々疲労している中で、見直しノートを作成する時間が惜しいです。
しかし、過去の課題を見直す時に一々見開きA2を見たり、講師が作成したまとめ資料を見ても頭に入りにくいのではないかなと思います。
そのため、自らの手で動かし、考えてた資料を定期的に見ることが一番記憶に残りやすいのではないかなと考えます。
当時は、見直しノートを常に携帯し、日々の通勤時間やお昼休みなどを利用して見返していました。

エスキスは、作図時間を確保するために、なるべく短い時間で考えなればなりません。そのために過去の課題を活かして、どれだけ対応可能な引き出しを多く待っているかがエスキスを早く完成させるコツかなと思います。

様々な資格試験を受験してきましたが、私は一級建築士の製図試験が群を抜いて一番辛かったです・・・

一個人の経験ですが、こちらの記事が参考になれば幸いです。


建築基準適合判定資格者検定試験の参考解答例(6年度分(令和5年〜平成30年度))を公開しているので、一緒にご覧下さい!

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