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「YouTube × note × X」が強すぎる

「新しいテレビ=Youtube」「新しい本=note」。Xは?

前回の記事では、この2つのプラットフォームを併用することで、従来は絶対に不可能だった「マスメディア規模の情報発信」が個人レベルで行えることを解説しました。

さらに、Webメディアがオールドメディア化している状況を踏まえながら、それでも成功している大手メディアの事例が採用している収益モデルと組み合わせて「ダイレクトメディア」という概念を紹介・提唱しました。

しかし、それだけではありません。

そこにX(旧Twitter)の活用を組み合わせることで、さらに大きな相乗効果が生まれるんです。

この記事ではその理由を紹介したいと思います。



「noteの加速装置」としてのX

写真:照沼健太

Twitterがイーロン・マスクの買収によって「X」に変わり、その是非についてはたくさんの議論がなされており、Xを脱出してThreadsやBlueskyに”移住”する動きも珍しくありません。

個人利用ならばそれも一つの考えや姿勢として納得できますが、メディアビジネス的視点からすればXの重要性はますます上がっており、このチャンネルを捨てることは得策ではありません

Xは唯一無二のリアルタイム情報拡散メディアであり、なかでもnoteとの相性は抜群です。

YouTubeは膨大なユーザーを抱えており、それ自体が超巨大SNSと言って差し支えありません。ユーザーのトップ画面に自分の動画が表示されることは、まさしくダイレクトな繋がりであり、そこで好成績が得られれば不特定多数のユーザーに対して「おすすめ」や「関連動画」として拡散します。

しかし、noteは違います。ユーザー数やその設計思想上、そこまでの拡散機能を(あえて)持ち合わせていません。

そこに対して超強力なテコとなるのが、Xです。

X持ち前の拡散性に加え、同じテキストメディアであることからもX→noteというルートは、X→YouTubeと比べて何倍もの親和性を持っています(これは実体験ですが、Xで拡散されてもYouTube動画は大して回りません)。

「YouTubeの受け皿」としてのX

写真:照沼健太

さらにXはYouTubeでつながった視聴者との、リアルタイムなタッチポイントを持てるチャンネルとしても機能します。

前回の記事で「noteは新しい雑誌というより、新しい本」という話をしましたが、Xこそが「新しい雑誌」だと言えます。

テレビ/YouTubeより繋がり感があるけど、著書/noteほど濃密ではない、ゆるい関係性。それがX。(ちなみに発信内容やジャンルによってはInstagramやTikTokでもいいと思いますが、基本的にはXがオールマイティーです)。

雑誌の本質は「編集部と読者のコミュニティー」とはよく言われますが、このコミュニティー感がハブとして非常に重要になってきます。

「YouTube→X→note→X→YouTube」の輪

写真:照沼健太

「現代はスピード感が速い時代」というのはもう聞き飽きるくらい一般化した考えですが、その速度は止まることなく加速し続けています。

ダイレクトメディアにおいてもそれは無視できない概念であり、むしろこのスピード感が求められる時代だからこそ「”ほぼ個人”なダイレクトメディア」が強みを持つというのが、基本フレームです。

そんな「スピード感」という視点からも、Xは不可欠です。

なぜなら「速報性」と「情報性」のバランスにおいてX以上のメディアは存在しません。これはTwitterが140文字という制限を設けたことで生まれた、奇跡のようなバランスだと思います。おそらく創業者たちもここまでのパワーを持つとは予想していなかったのではないでしょうか。

つまり、XはYouTube動画とnote記事の拡散装置としてだけではなく、先遣隊としての役割も果たすことができるのです。

これによってXはユーザーと各プラットフォームのハブ機能だけでなく、各チャンネルでのコンテンツ作りの源泉とすることもできるようになります(クイズ感覚で、あえてちょっと抽象的に書いてみてます)。

ここで整理しましょう。

発信者/クリエイターにとって、YouTubeとnoteの大きな魅力は「ストックコンテンツを作れる」点にありますが、Xを噛ませることで「フローコンテンツ」のパワフルさも両立できるようになる

これがXの超重要ポイントです。


実例:僕たちの具体的なダイレクトメディア設計

もちろん、僕たち「てけしゅん」も、上記のような三位一体の運営を実践しつつあります。

その基本を整理すると……

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