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NETFLIX イカ・ゲーム

今年のNo.1ヒットドラマで全世界でのNETFLIX視聴者数もNo.1、NETFLIX歴代視聴者数もNo.1

やたらNo.1の「イカ・ゲーム」は確かに1話を見た時点で「これは面白いドラマだ」と誰が見ても思うし、日本だととても馴染みのある設定とストーリー展開で楽しみかたも分かる作り

よく思われる点かもしれないけれど「じゃあなぜ日本だとこれが作れないの?」と率直に思う人も結構いたんじゃないかと思う

ポップな雰囲気と子供の遊びで競うデスサバイバルゲームという設定はどちらかというと日本が得意なジャンルだし漫画なんかだとかなりありふれた設定

どうして作れなかったかの1つの理由にグローバル展開があまりにも下手だということがあると思う

どうしても日本は日本人にまず受けることを念頭においているので、グローバル展開はその次になっていることがとても多い 2番目の感覚でグローバル展開は流石に無理がありすぎる

日本でのこういう類のクラシックな作品だと深作欣二監督の「バトル・ロワイアル」というのがあるけれど、これも海外では評価が高かった作品 なので日本も作っていないことはないんだけれど、今更「バトル・ロワイアル」は正直企画が通らない

最近での日本制作でのバトルロワイヤルモノというと、これもNETFLIX作品の「今際の国のアリス」になると思う

「今際の国のアリス」もゲームで生き残るサバイブ作品でゲームに負ければ死ぬという点は「イカ・ゲーム」となにも変わらない

見た目の演出、ポップな設定や伏線の緩急の付け方なんかはイカ・ゲームのほうが優れているとは思うけれど、この2作品の違う点はゲームのゴールの違いもあると思っている

イカ・ゲームは分かりやすく最後まで生き残ると「大金が手に入る」 それに対して「今際の国のアリス」はゲームの世界から脱出なのか、最後どうしたいのかが分からない

それと登場人物の幅も関係していると思う「イカ・ゲーム」はいろいろな年齢、性別のダメ人間が集まっているのに対して「今際の国のアリス」は若い人が中心で中高年や外国人がいない設定

その登場人物も重要で「イカ・ゲーム」は美男美女が少ない 「今際の国のアリス」はこのまま恋愛ドラマでもできそうな人ばかりがメインでだらしなさが全くない 悪そうなキャラも凄い良い人柄が滲み出ていた

他の作品と比べてどうかという面白がり方もアレなので、これ以上深くは考えないけれど、こういった日本ではそこまで斬新ではない設定の作品がまだまだ世界では度肝を抜くような新鮮な設定として受け入れられるということを考えると灯台下暗し感が否めないし、そりゃあみんな韓国ドラマばっかり観るよなあと素直に納得してしまう


ポスター(インターナショナルver)

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