見出し画像

登山の概念図を描こう!道迷い防止のための地図読み練習【低山ハイカー英武ゆう】

こんにちは、低山ハイカーの英武ゆうです!

今回は、登山の安全性を高める重要なスキル「概念図の描き方」についてお話しします。スマホのGPSに頼りがちな現代だからこそ、基本的な地図読みの力を身につけることが大切なんです。

なぜ概念図が必要なの?

山岳事故の現状

警察庁の統計によると、山岳事故の原因の約22%が「道迷い」なんです。これは:

  • 滑落

  • 転倒

  • 病気

  • 疲労
    などの他の要因と比べても、非常に大きな割合を占めています。


概念図の役割

  1. 登山計画書の補足資料として

  2. 地形を立体的に理解する練習として

  3. 道迷い防止の対策として

  4. 山への理解を深めるツールとして


概念図の描き方、step by step!

準備:地図の入手

  1. 国土地理院の地図サイトにアクセス

  2. 地理院地図を選択

  3. 目的の山を検索

  4. 適切な縮尺に調整

  5. 画像として保存


Step 1: 尾根を描く

  • 山頂から外側に向かって突き出ている部分

  • 標高の高い部分をつなぐように

  • 必要以上に細かく描かなくてOK


Step 2: 谷を描く

  • 山頂から外側に向かって引っ込んでいる部分

  • 尾根と尾根の間

  • 水が流れそうな場所


Step 3: 山の情報を記入

  • 山名

  • 標高

  • 主要な地点の位置

Step 4: 目印を記入

重要な地図記号:

  • 三角点(▲):測量基準点

  • 標高点:数字で表示

  • 電波塔:通信施設

  • 広葉樹林:丸に横線のマーク


Step 5: 登山ルートを記入

  • 実線や破線で表現

  • 主要な道を強調

  • 分岐点を明確に

実践的なアドバイス

初心者向けの練習方法

  1. 知っている山から始める

    • 実際に登ったことのある山を選ぶ

    • 地形を思い出しながら描く

    • 実際の景色と照らし合わせる

  2. 3D表示で確認

    • 国土地理院サイトの3D機能を活用

    • 描いた概念図と比較

    • 間違いを修正して理解を深める


オリジナルマップへの発展

基本の概念図に以下の情報を追加:

  • 山小屋の位置と情報

  • コースタイム

  • 水場の位置

  • 休憩ポイント

  • 危険箇所

  • 見どころ


まとめ:安全な登山のために

概念図を描くことの利点:

  1. 地形への理解が深まる

  2. 道迷いのリスクが減る

  3. 山の全体像が把握しやすい

  4. 独自の登山マップが作れる

私も実際に概念図を描いて登山することで、より安全で楽しい山行ができています。初めは少し面倒に感じるかもしれませんが、これは登山の安全性を高める重要なスキルです。

ぜひ、次の山行の前に、概念図を描いてみてください。きっと新しい発見があるはずです!

それでは、また他の記事でお会いしましょう!

【追記】
国土地理院の地図は以下からアクセスできます:
https://www.gsi.go.jp/

より詳しい情報は、私のYouTubeチャンネルでも配信していますので、ぜひチャンネル登録をお願いします!


いいなと思ったら応援しよう!