見出し画像

日本国憲法第四十七条

選挙区、投票の方法その他両議院の議員の選挙に関する事項は、法律でこれを定める。

社会人になった6年前から一人暮らしをしているが、住民票は一度も移していない。きっと良くないことだろうが、マジのふるさと納税をし続けていると思って大目に見て欲しい。誰に?
だからどこに住んでも、選挙活動期間に心が動かされたことはない。私には投票権がないし、所詮は他人事だと思ってしまう。一生ここに住むつもりはないと、引っ越しをするたびに思う。

今住んでいる街に引っ越して来たのが約2年前。11月最後の平日まで名古屋で仕事をし、土日で引っ越し作業、週明けの月曜には東京の会社で仕事をしていた。出勤初日の帰り道、激しい腹痛に襲われ何とか最寄り駅までたどり着いたもののホームに倒れ込み、人生初の救急車に乗ったのはまた別のお話。

いい街だと思う。大きくはないがど田舎でもない。スーパーもコンビニも飲食店も困らない程度にはあり、交通の便も悪くない。まあそこを重視して決めた場所だから当たり前っちゃ当たり前なのだが。

埼玉で生まれ育った。20年以上住んだ街には殆ど思い入れはないしまた戻りたいとも思わない。恐らく生前贈与で引き継ぐその家と土地は、私と姉の手ですぐに現金化されるだろう。固定資産を持っていたってろくなことはないという考えは、私と姉に共通している。
淡白だと思われるかも知れない。だけど、社会人になって初めて住んだあの田舎町や、転勤して地獄のような生活を送ったあの街や、生きると決めて移住してきた今住んでいる街の方が、地元よりよっぽど思い入れがある。

私が初めて住民票を移そうと決めるのはいつなのだろう。
終の住処を決めるのはいつなのだろう。
その時に一緒にいる人は誰なのだろう。
あの人だったらいいなと、最後に惚気てみたりする。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?