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日本国憲法第五十条

両議院の議員は、法律の定める場合を除いては、国会の会期中逮捕されず、会期前に逮捕された議員は、その議院の要求があれば、会期中これを釈放しなければならない。

寒い日が続く。できる限りの防寒をしていても、僅かに露出している額や耳が寒さで千切れそうになる。

新宿は不思議な街だ。毎日通っていても日々思う。土日の早朝の駅構内には多分だけど前日から帰っていない人たちがたくさんいて、そこら中にうずくまって寝ている人がいる。

別の世界の人間だなと思う。
飲んでいて終電を逃してラブホテルに行ったことも、カラオケでそのまま寝たこともある。だけど、さすがに朝まで飲んで外で寝たことはない。

時間に関わらず、パトカーも毎日大出動している。その先に歩道で大暴れして警察官に取り押さえられている人間がいたりする。
私の大暴れといったら、せいぜい飲み会の後半に誤ってグラスを倒して割ってしまうくらいで、もちろん警察沙汰などになったことはない。


今回のテーマには真っ直ぐ向き合ってみようと、少し調べてみた。ネットの解説の中に、こんなことが書いてあった。

各議院の議員は、院外における現行犯罪の場合を除いては、会期中その院の許諾がなければ逮捕されない。
例えば、いわゆる議会乱闘により、暴行罪に問われるような場合であっても院内である限り現行犯逮捕はされない。

そんなことありますかいな、と目を疑った。要するに逮捕をする警察自体が国家であるため、三権分立の観点からそれぞれが独立していて干渉できないからということらしいが。しかしまあ、それ以前に議会乱闘などという阿呆なことをする人間が国を司っている時点で終わりだとは思う。

手を出す人は頭が悪いと思う。暴力でしか解決できない人は愚かだと思う。暴力で解決できると思っている大人は大人じゃないとすら思う。
良くも悪くも、唯一人間だけが持つ言葉という表現を使わずに野生動物のように噛み付けばいいと思っているのであれば、服なんて着ずに性器丸出しで歩いていれば良いのだ。

言葉で伝えようとする努力を怠るのであれば、自分の感情なんて分かってもらおうとするな。人間同士だから、伝わらないことも勘違いをすることもある。だけど、言葉で伝えようとせず、力でねじ伏せて分かってもらおうとする人なんて一生関わりたくない。それなら私もお前のことを分かろうとしないよ、と。


LINEやメールが苦手で、すぐに電話しようと持ち掛ける私はもしかしたら友人たちから疎まれているかも知れない。だけど、会話ならば文字だけで伝え合うのは難しい。これだけnoteで一人馬鹿みたいに書き続けているくせに、こと相手がいるとなると文字で伝えるのは苦手なのだ。

一人でとぼとぼと歩く朝はそれほど寒く感じない。何もかも諦めて、ただ前に進むだけだから。
彼と一緒に歩く朝はそれこそ意味が分からないくらい寒さを感じる。寒いねえ、寒いですねえ、と言い合うからモロに寒さを受け止めてしまうのではないかと仮説を立てている。きっと一生立証はされないけれど。

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