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4年前の私、そして4年後の私
すっかり忘れていた。4年前の今日、私は今日の私にメッセージを送っていた。
PRESENT4229は4年に1度、2月29日にだけ利用出来るサービス。なんのきっかけで知ったかすら覚えていないけれど、とにかく私は4年前、このメッセージサービスを利用したらしいのだ。
なんとまあ、まずは生存確認しているのが私らしい。とりあえず生きてる。これは大丈夫。
大好きだったCreepy Nutsのラジオは終わって
始まれば終わりに近づくから
正しさとどう向き合うか
どうしたものかと、この歳になってもうそういうことは考えたくないんだよなあ、と思う。見て見ぬふり、聞かぬふり。
それが一番穏便に過ごせることは分かっているけれど、昔から「誰かが誰かを悪く言っている」というシチュエーションにかなり喰らってしまうタチで、31歳にもなってまだ苦しいんだと、まだしんどいんだと、なんだか笑ってしまう。
たった20人の職場。
歯科医院という小さな空間。
私は日々歯科衛生士とし
つまらない男とつまらない女の話
「普通に彼氏ができて、普通に結婚して、普通に子どもを産んでー」
「結局60点の人生だったなってー」
「それなら今やりたいことをやってー」
向かい合って座る男女の姿。女は机に突っ伏すような形で何か(恐らく男の話す言葉)を書いていることもあり、こちらからはソファにふんぞり返って座る男の正面の姿しか見えない。
二人の関係も目的も分からないが、広い店内の端の席に座る私のところまで、反対の端に座る彼の言葉
家族未満の私たちを繋ぐお金の話
「まだ家族じゃないんだし」という言葉には、「いずれ家族になりたいけどね」「ほぼ家族みたいなものだよね」という願望と厚かましさが混じっている。
大学を卒業して3年半勤めた会社を辞めたのは25歳の時。
それから専門学校に入ることを決め、同時に派遣社員として働き始めて丸3年。
今の会社に入ったのは去年の9月で、そこで出会った人と付き合い、一緒に暮らし始めて半年が経った。
希望と絶望を繰り返し、なんか絶
焼きたてのパンをまだ温かいか確認しながら帰る
一緒に住み始めて半年が経った。互いに忙しない日々が続き、ろくに休みも合わないままここまで来た。それでも、駅前のスーパーで夕飯の買い物をしたり、新しい家電を揃えたりと僅かな時間を共にするだけで、「今日は良い日だった」と思えるくらい、うん、今書いていて思ったけれど多分それくらい好きだ。
先月の初め、彼と私の父親に挨拶をした。同棲の挨拶なんて別にしなくていいだろうと思っていたが、ちゃんとしないと、と彼