【乳がん/乳房再建】感染症になる。ツライから『無理、ダメゼッタイ』と声を大にして言いたい
【手術から4か月、エキスパンダーが感染を起こす】
手術から5か月、復職から2か月経った8月上旬。
20㎏くらいあるカメラ機材持って、新宿駅から西新宿あたりまで歩いてたその時。
荷物持ち替えたときに急に左胸のエキスパンダーがずれたような、「グキッ!」っと今までにない嫌な感覚が起きた。
その時はグキってなってイッテ~くらいで、気にせず歩いて、打ち合わせ1本して、ランチを食べて、その合間に時間つぶしでカフェで作業をしていた。別に何ともなかった。
しかし、突然夕方も近い午後の時刻、急に身体が重たくなり、冷や汗が止まらなくなって、胸回りが締め付けられるように痛くなった。
と、同時に身体全体が重たくなり、座ってもいられない。
取材があったので、インタビューを何とかこなすも、終わった後は、身体が重くてセルリアンタワーからJRの渋谷駅までの道のりにタクシーを使った。
何とか自宅に帰ったけど、起きられない・話せない・食べられない・頭と胸が痛い。熱は38℃近く。
病院に行きたかったけど、病院までもいけない状況で落ち着くまで様子を見ていたら5日経ってしまった。
やっと起きられる…となって東京にいくも、駅の改札からホームまでも身体がやっぱり重くて歩けない。
急きょ病院の乳腺外科の看護師さんに繋いでもらい、今の自分の状況を説明して、病院行くほどか…と聞いたら「今すぐ来てください」と予約を取ってくれて、病院へ行った。
やっと病院について言われたのは「エキスパンダー周りに水が溜まっていて感染起こしていますね」
【手術後、調子に乗りすぎた】
4月に手術を終えて、1か月の休職。
そして復職。
入院中から予後も良いし、術後も特に問題がないと言われていたのと、自分は病気じゃないと思いたかった事もあり、手術前の日常生活に一刻も早く戻りたいと思っていた。
さすがに復職1か月目は警戒をして、無理をしないようにしていたが、段々感じが掴めてくると、復職のお祝いの会食のお誘いや、土日の遊びのお誘いに顔を出し、復職前・もしかしたらそれよりも年末年始レベルに連日、夜は歩いていた。
これは手術から4か月目、復職1か月が終わったころ。
連日連夜の夜稼働に、土日のお誘い。
家は東京から2時間くらいかかるので、遅くまで会食して新宿から深夜バスで朝方に帰って、また早朝から会社に向かう…なんて日もザラ。
「疲れ溜まってるな…」と自分でも自覚症状がある状態になっていましたが、動けている自分が嬉しくて、つい1か月近く無理をしてしまいました。
寝不足でフラフラで会社に行った翌日、新宿で例のエキスパンダーごりっと事件からの、体調不良が起きました。
【病院での診察。水が溜まってしまい"感染症”を起こしていた】
体調不良を起こしてから、手術をしたかかりつけの病院に行った私。
急きょ、初めて会う乳腺の先生にエコーを当てられると、左右ともにエキスパンダーの周りに水が溜まっているといわれ。
その後整形の先生の所に行き、この水を抜いてもらいましたが、その液を調べるとの事になりました。
2~3日後、再び病院に行くと、この液に細菌がいたらしく、それが起因の感染症みたいな状況になっていたと説明をされました。
昨今寝不足や疲れで"抵抗力”が弱ってる身体の中で、この液にいる細菌が暴れ出したようで熱や体調不良に繋がったそうです。
酷くなると敗血症などになる恐れもあるそう…。怖すぎる…。
【こういう状況になってしまったら…】
エキスパンダーを入れている中、熱が出て、胸に違和感がある…などになったら、近所の病院では分からないだろうからまずはかかってるガンの病院に連絡を…とこの時言われました。
寝込んでた3日間、どこに連絡していいのか分からず、ガンの病院も大きな所なので予約入れてないしなあ…などと悩んでいましたが、処置外来という手術後の処置をしてくれる外来がある病院もあるようで(私の病院にはこれがありました)まずは相談をしてみるのが良いのではないかと…。
【感染を起こしたその後】
形成外科で水を3日間にわたって3回抜き、3週間近く抗生剤を1日4回飲む日が続きました。
【結論:エキスパンダーを入れたら、身体を疲れさせない。数か月はムリ、ダメゼッタイ!】
とにかく、前とは違うので、無理禁物で、疲れない、疲れを貯めない。免疫高めて、抵抗力をつける。
でないとまたいつ細菌が暴れるか分からないので、やっぱり少し身体変わったんだなあ…とここで初めて実感した次第なのでした。
手術して異物を入れているという事は、そういう事なんですね…。
それから夜の飲み会や会食は極力行かないようにしたり、体力を使う現場は避けるようにしていたのですが、実際私が体調が安定したな~と感じたのは、手術からちょうど9か月経った頃からでした…(個人差あると思いますが…)