【乳がん/入院中の外出】ドレーンに気を付けつつ、お散歩へ
入院をして意外と回復が早くヒマだった…ので、入院初日に先生の許可があれば「外出しても良い」という話を思い出し、外出をしてみる事にした。
【外出について】
私の入院していた病院は、入院中に先生の許可さえ出れば外出もOKというところ。
ただし乳がん手術の場合、手術後に大体の方がドレーンと呼ばれる廃液を出す管を胸につけていると思うのですが、それが抜けたりするとかなりの大惨事になるようなので、まずはそれが抜けないように細心の注意を払う事を強く言われていました。
あとドレーンが入っている時は感染しやすい状況なので、なるべく人込みやそうしたリスクが高い場所は避けた方が良さそうな感じで。
病院それぞれで注意する事があると思うので、そちらをしっかり確認さえれた上で、体調に無理がない範囲で外出をしてください。
(ちなみに私は手術の内容に対して、通常比よりも回復が早く、個室を追い出されたくらいだったので、あくまで以下一例としてご覧ください…)
【外出①:近所の公園を散歩】
手術から4日目。院内のお庭の散歩をしたり、病棟を何週か歩いたり…というのはやっていたが、肺に空気も8割くらい入るようになったし、ちょっと外に出てみるかな…という事で、歩いて5分くらいの公園に行ってみる事にした。
このとき、ドレーンは左右で2本づつの合計4本が入っていたが、これが盛大にずれていたので、ある程度歩き出すと結構痛い。
あと、胸に入れていたエキスパンダーが苦しいくらいに圧迫感がすごくなってしまい、意気揚々と出発したはいいものの、100mほど歩いて帰院…。
この圧迫の原因は分からずでしたが、手術してから1か月間くらいは運動をすると胸を締め付ける感じが続きました。
【外出②:隣のビルでホットケーキ】
病院のカフェ、飽きたわー…となってきたので、病院近所の食べログをひたすら検索しまくり、近くのビルにフルーツ鬼盛りホットケーキの店がある情報を仕入れていたので、懲りずに再び外出にチャレンジ。
この日まで、前回胸が締めつけられる痛さがあったので、病院敷地内だけど、外の公園的なところをこれまでよりも少し多めに歩いて身体を慣らし、盛大にずれて痛いドレーン対策としては違う痛み止めをもらって解決。
多分10分くらいなら、歩けるだろう…という目算。
手術から6日目。喫茶店は歩いて10分くらい。
病院の外から出て歩き出すと、院内とはまた違う苦しさが出てきたが、前より歩けないことはない。
肺がまだ本調子を取り戻してないなあ〜という実感はありながらも、休み休み、ゆっくり歩いてやっと到着。
やったー外出できたー…というわけで、サラリーマンのおやっさんも残す量のパンケーキをペロリと頂きました↓
(ちなみに、余談ですが入院中なのに肌ツヤ良くなり、運動もろくにしていないので退院するころには太りました)
この後、ほぼ毎日初日に断念した公園に行けるようになり、公園で弁当食べたり、日向ぼっこして午後は過ごしてました。
病院にいるよりは時間の流れが早い。
【外出③:歌舞伎鑑賞】
入院11日目。ドレーンが朝抜けて、夕方からシャワー入っていいよとなった日。
いよいよ退院や~…となったものの、ドレーンが抜けた開放感(痛くない嬉しさ)から、散歩がしたくなり歩いて銀座まで外出。
まだ肺はやっぱり本調子じゃないので、ゆっくりゆっくり歩いて、休み休み息を整え、多分普段の倍以上の時間をかけて時計台前まで。
平日で気持ち人が少なくなるお昼休み直後を狙い、ランチ食べて、デパート見て、この日のお目当ては歌舞伎の幕見。
歌舞伎は昼夜で公演があり、各公演で3本ほど芝居を行うのですが、そのうちの1本を1000円前後でみられる幕見というシステムがあり、それで歌舞伎を見る事にしました。
この日は歌舞伎を見て、遠路何時間もかけて家に帰らなくてもよく、歩いて自分の寝床へ帰れる…というホテルのような使い方ができました。
【結論:体調次第では、外出をうまく使ってリフレッシュもありかと…】
乳がんで手術をした後、私の場合は
・翌日の昼から普通の食事を摂り
・処置としては痛み止めを3食後に飲むだけ
・看護師さんは熱と血圧とドレーンの交換を回診のたびにやってくれるけど、それ以外の特別な処置はなし
…という、人生初手術でしたが、2日目以降は意外とロキソニンを飲むだけで、別に点滴もなにもしないという処置のライトさに驚いたものでした。
手術終了から24時間後には院内コンビニ行けてたし。
…という訳で、ある程度元気が出て来たらリハビリ兼ねてのお散歩もできました、という一例をご紹介させていただきました。
ただ、さすがに何かあった時怖いので、外出の時には知り合いに付き添ってもらったりできる場合に限って…で、出かけてはいましたので、おひとりでの外出はあまりおススメいたしません…(個人的に)
また無理をして何かあっても大変なので(一応手術後なので…)よくよくご自身の体調と、先生と相談の結果で無理をしない程度に、こんな事も出来る可能性があるんだなくらいでご覧いただけたら幸いです。