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【説法】たった一度きりの人生というのは大きな間違いである
よく言われる。一度きり、せっかくの人生。
はんぶん当たっているかもしれないが、半分は完全な間違いである。
自分であるのはたしかに、一度だけかもしれない。しかし、生、命というのは終わらない。終われないのである。
輪廻転生。不生、不滅。
質量保存の法則というのは、中学かな、高校かな、勉強されたと思う。すこし考えれば分かることだ。終わりはない。終われないんだ。
わたしはもう何度も、何度も何度も人として生きてきた。
仏陀はこれがいやで、もう終わりてえ、と思った。だから成仏ということを考えたのである。解脱というのも考えた。
仏陀ははたして成仏したのか。ちょっとあやしい。が、おそらく、したのだろう。
いずれにしても、私たちのような煩悩凡夫には無理な相談である。
終わらない。存在の耐えられない軽さというのは、ない。すくなくとも東洋においては。
だからそれを見越して、しっかり生きねばならない。
天知る、地知る、我知る、子知る
である。悪いことはしてはいけない。
さあ、きょうもがんばっていこう。