【連載小説】夏の恋☀️1991 シークレット・オブ・マイ・ライフ①
おれのなまえは、JJ。15歳のコーイチ(高一)S高に入って、初めての夏が来た。
このガッコ、やっけー(厄介)。古いジラー(〜のよう)。クーラーもない。
チューガクのときは、あった。S中。全館クーラー。すごすぎ。小学校、J小は、古かった。五年のときだけ、クーラー。五年は体育館の下。薄暗い。体育館はしに(とても)上等。あとはボロボロ。
彼女とは、別れそう。つか、音信不通。同じ学校だけど、顔も見たことない。13クラスあるし、人がいすぎる。
自然消滅になるだろうけど、そのままというのも男らしくないので、そのうち電話するツモリ。いつがいいかねー、みたいな。
結句、彼女とは手もつないでない。キスしよーと思ったけど、やらんかった。彼女、となるとオクテになってしまった。わからんけど。
ほかの女にはめちゃくちゃできるのに、生まれて初めてのカノジョには。。。つか、正直勃ちもしなかった。なんでだろか。わからぬ。
というか、おれがこんなものを書き始めたのは、ま、暇というか、退屈だから。なんだかこのところ、全然モテなくなった。
悪評が立ったのかな。被害妄想だとおもうが。
いちょー(一応)これ、フィクションね。ほんとのはなしも混ぜてるけど、きほん、うそ。
この夏にあった話を書く。
恋、なのかな。
いまでもよくわかりません。
桃子のことは、好きなのかどうか、わからん。昨日、性交みたいなことはしたけど、さ。
桃子というのは、さっきの彼女ではない。彼女は、I子。結句、おれとは合わない女だったんだよね。
そんな感じで、S高に入ってから、5月後半から、昨日、7月23日までの話を書く。
誰にも読ませるつもりはない。でも、そんな文章て、ある?
たぶんおれは、未来のおれに書いてるんだろなー、と思う。だって人間、そのときしか覚えてないこと、感じてないこと、考えてないことってあると思う。
小学校のとき、3年か4年のとき、クラスの女子に胸を見せてもらった。あのとき、何を考えていたのか、なんでそんなことをしたのか、全然覚えてない。
映像ははっきり覚えている。感触も。
まあ、でもそんだけ。
だから書くわけ。
未来のおれはおれだから、どれがフィクションで、どれが本当かはわかってるんだろうな。いやいや、忘れているかもしれませんよー。
未来のおれ、これを読んでるとき、何してますか? 優しくなった?
おれ、優しくなりたい。
悪いことばかりしてきたから。泣きてー。
本稿つづく