【老兵かく語りき】ゲーム撤退のうた
門前失礼栗の花
わけのきよまろ足立山
令和の道鏡いきながらえて
してもさすがにいきすぎか
かむなび秘密の女の石の
におうてみれば磯辺焼き
青酸カリが入り口の
奥はにおうのみやのはら
地動説とはいかやらむ
むかしむかしあるときに
にやにやおまへきにしすぎ
植え杉慾かきみなびょうき
豊年マンサクあずきの根
根っこが大本ヘルペスの
ぴーえるおーえるミニスカに
蟹のよこばい左から右
たし蟹右ききならではの
くじゅうのさくらもうめもつばきも
へいかのおもひここのへのなか
へそのをさえもなくしたいまは
なんともいえぬ魔訶般若
若干名を募集して
その半分のひとでと珊瑚
後生だからといちどのねがひ
妹こそこひしけれとけめ
目玉のおやじのおじやが炊けた
片目の息子は無免許の
腹を割きては赤子のあたま
カイザー、シーザー、サラダ記念日
病は気から木は切り倒し
田圃とマンボと略奪者
神は岬にいらっしゃり
塀の外でも米不足
福知山には滝ありにけり
飛び込む岩のしずけさや
水面にだす耳に蝉
あつめて五月の三姉妹
アフリカマイマイ駆除のもと
ウリミバエは不信任
さてやわれこそわすれもの
ジャーガル、やんばる、森のもり
たつたひとりで波の上
えらぶよちなし人のよの
のどかに暮れるこのしまの
このみすきずき唐辛子
七味壱味とありしかど
一で手負いの虎狩りや
やんぬるかなと歩いていたら
やつぱりきおくが同行してら
南無阿弥陀仏南無阿弥陀仏