【私の好き嫌い】クラゲ・クラゲ・クラゲ・クラゲ
十七.クラゲ
胡瓜の水分量は95パーセント。つまり、95パーセントが水である。茄子は93パーセント。人間は70パーセント、多分。
つまり、だいたい水である。胡瓜は5パーセントがきゅうりであり、茄子は7パーセントがナスであり、人間は3割がにんげんなのである。
クラゲというのは漢字で書くと海の月。海月である。海の水分量はよくわからないが海というのは基本的に水だと思われる。月の水分量は不明。
さて、クラゲであるが、クラゲは水とほぼ同じである。水分量は、調べていない(調べない)。水と、月の光でできているのがクラゲである。なので見ていてもいつまでも飽きない。ぼーっとなり、時間も空間もよくわからなくなる。これがクラゲのねらいだと思われる。見るものをぼーっとさせることでクラゲは生き抜いてきた。
クラゲを飼いたいと思うが、危険性もある。見ていると兎に角ぼーっとなる。自分が生きているのか死んでいるのかもわからなくなり、どうでもよくなる。別名、水の中の阿片と呼ばれるのが分かる(呼ばれていません)。
この世でもうやることがなくなったら、アヘン窟に行きたいとおもっている。そこで清潔な夢を見て、そのまま寂滅したい。
クラゲを飼うのはまだ早いような気もする。さすがに。私がクラゲを飼ったといったらそれは、さよならという意味だと、覚えていてほしい。忘れてくれてもよい。
本稿つづく