【読書記録】「空飛ぶ広報室」有川浩
昨年夏の古本市で購入してからというもの、積みに積み続けてきた一冊。そろそろ手をつけなければ家が本で埋まる。
お仕事紹介小説で、ターゲットは航空自衛隊、よりにもよって航空幕僚監部広報室である。システマティックに閉鎖的となりお役所手続きの粋を集めた自衛隊の中でも、珍しく「渉外」の仕事が現れ民間の高速で流動的な仕事と交わる部署。社会経験に乏しい自分からしてみれば営業駆け引きが発生しない自衛隊側の仕事に馴染みが深いが、常日頃ビジネスで戦う読者の多いことを考慮すれば自衛隊のお仕事紹介もののターゲットとして最適かもしれない。