Python・簿記学習記録:OpenPyXLで仕訳の転記から財務諸表作成・繰越まで ver 2.1
今回のアップデートは機能追加です。総勘定元帳への転記や試算表 (T/B) の作成など、主要な機能はこちらからご覧ください。
新規機能
固定資産台帳の記録をもとに定額法の減価償却をして T/B に反映させられるようになりました。
使い方
例えば 2021/10/31 月末決算で定額法減価償却をするとしましょう。精算前の FixedAssetLedger.xlsx の状態はこの形です。
A1セルの更新日をしっかり設定しないと計算されない仕組みになっているので、忘れずに日付を入れておきましょう。特に「常にファイルを開いた日付になる」という動的な日付ではなく、静的な値を入れておくことをお勧めします。Ctrl + ; で一発入力できます。mac も control + ; です。
TB.py を実行して精算表を作成した後に、この FixedAssetLedger.xlsx の表を仕上げて depreciation.py を実行すると、精算表に減価償却が反映されます。
D1 から J1 にかけては機械が自動処理するためのものです。ただし、J1 が TRUE になっていると、「二重に計算しないように」と判断して値が更新されませんので、減価償却をして金額を更新したい場合は J1 を FALSE に変更してください。スクリプトを実行した後は自動的に J1 が TRUE となります。
誤って二重計算した場合(同時期の精算で複数回更新してしまった場合)に備えて J 列には前期末の累計減価償却額を控えています。「ヤバい」となった時は落ち着いてデータを復元してください。
ファイル
今回追加するのはこの赤で囲った部分です。
ディレクトリがこの階層になるように以下のファイルをインストールしてください。