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「再雇用はモラトリアム期間」

先日、本屋さんで「等身大の定年後」という、とても興味深いタイトルの新書を見つけました。

「再雇用では権限のない単純作業で、かつての部下に顎で使われる」(P37)
「出世の道から蹴落とした奴らを見返してやるために転職した」(P85)
「均等法第一世代なので、総合職として独身で頑張ってきたのに、今では、子供のいる女性の方が優遇されているように思えてなりません」(P225 )等、

とてもリアルな事例が紹介されています。正しく等身大です。

定年後の生き方・キャリアの問題は、長寿化が進んだ今の時代ならではの新しい課題だと日々感じています。前例がなく、私達の世代が後輩のためにも。切り開いて行かなければならないですね。

私は、この本の中で紹介されている再雇用は「66歳以降の自分と仕事をしっかり考えるための前向きなモラトリアム」という事例(P 49~P 60)にとても共感しました。

60歳定年までに「自分のやりたい事が見つからなかった」また、「やりたい事は見つかったけれど準備が間に合わなかった」等の理由で再雇用を選んだ方は、引き続き、「やりたい事をみつけ、準備するための時間」として、「再雇用期間」を利用してみてはいかがでしょうか?

給与は下がりますが、その分、時間的余裕はあるはずです。(笑)


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