「様」を美しく書く方法をていねいに
こんにちは、早速、一文字ずつどうやったら美しく書けるかを考えていきましょう。
今日取り上げるのは手紙を書くときに、必ず書く「様」です。さあ、紙とペンを取り出してみましょう。出先の方は、見るだけでも大丈夫。
はい、まずは「きへん」です。
これから何度も出てくる注意点です。赤の半円と青の半円が何を表しているかわかりますか?
これは「比」です。
1画目の「横画」は、少し右上がり、そして、あまり上の方から書かないこと。
2画目の「たて画」は、1画目の中心を通ってはいけません。一画目のかなり右側を通過します。1画目を3:1に分けるくらい。
そして、「横画」は「たて画」を2:3に分けるくらいになります。あまりのっぽになっては、バランスが取れずに倒れてしまいます。長ーい竹馬のようになるのですね。
3画目は長くはらい、4画目は短く止めます。
続いて、「てん、すっ」です。このように、文字の上の方に「てん、すっ」とあるときは、5画目は小さく、6画目を5画目のかなり上から、「すっ」とはらいます。
「美」のあたまや、「養」「羊」「曽」なども同じです。
はい、7、8、9画目です。「横画」が3本続きます。こういうときは決まりがあります。
①等間隔 ②1本目と2本目は同じ長さ、3本目はちょっと長い(2倍以上長くなったらダメ!)
です。②は意外ですよね、2本目が短いイメージの方が多いと思います。実際、明朝体とか、ゴシック体とか、2本目が少し短いです。しかし、手書きの時は1本目と2本目を同じ長さで書いた方が落ち着いて見えるのです。
10画目です。これ、一直線に下まで引っ張るんです。実は、過去を遡れば、これを2画に分けて書いている字もあるのですが、今は一本で引っ張った方がいいでしょう。ちらっと「きへん」を見て、「きへん」より少し長くかけたら100点満点です◎
細かい説明はこれで最後になります、11ー14画目、最後ですね。それぞれの順番と方向はOKですか?
この4本の線たちは、図の赤いところに集まるように書きます。そして、集まるところは、上のほうです。こうすることで足が長くかっこよく見えますよね✨
最後に、全体を眺めてみましょう。「きへん」と「つくり」(右側のこと)はどちらが大きいですか?「つくり」の方が大きいですよね。「画数が多い方が大きい」と捉えていてほぼ大丈夫です。背も、「きへん」より「つくり」が少しだけ大きくなるように書けるといいですね。
以上が、「様」を美しく書く方法のていねいな説明でした。明日の宛名書きから、ちょっとチャレンジしてみてください。
パール
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