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001 さくっと日帰り〜京都〜

1)行こうと決めるまで
休日出勤の振替休を1月19日までに取得せねばならず、休みを入れたはよいが、このままだといつものようにだらだらと消化してしまう予感大。せっかくの振替休&平日休、肩肘張らずにどこかへ行きたいなとぼんやり思っていて、軽く調べた新幹線代、京都まで往復3万円近いのか・・と決断できずに。
ところが、19日の約1週間前、仕事関係の飲み会にてJR東海ツアーズの「ずらし旅」というお得な商品があることを教えていただき、さっそく調べてみると・・・
日帰りプランは東京発往復20,300円!パズルの最後のピースがはまるようにストンと気持ちが整理でき、即ポチっと申し込み完了。
東京発7時9分&東京着21時21分。京都の滞在時間約8時間弱の日帰りソロ旅決定。

チケット入れの柄がかわいい。

2)事前準備は「目的」と「捨てること」を決めること
出発まで1週間を切っていたので、たくさんは調べられない。でもいいんだ。「日帰り」×「1人」×「公共交通機関利用」。このパターンの時は欲張らないと決めているので。
目的は1〜2個に絞り、それ以外は「行けたらラッキー」程度の気持ちにしておく。同時に“捨てるもの”も心の中で決めておく。これを決めておくだけで当日の心持ちがかなり楽で、旅行後の満足感もより高まるように思えるのだ。
◇今回の目的
7、8年前から簡単に見学できるようになった「京都御所」へ。
◇捨てるもの・・・グルメ
旅の楽しみといえばグルメだけど、食事を抜いても雑貨屋パトロールをしたいくらいなので、これは私にとっては問題なし。朝食と夕食は新幹線内で済ませ、ランチはなりゆきで。お腹が空いた時、その場所から近い店でいただこうと割り切る。

3)まず向かった先は・・・
京都駅の改札を抜けたら駅前の郵便局へ直行。最近の旅では、甥たちへ便りを出すのが恒例になっているので、今回もご当地柄の葉書を局内で購入。手書きが珍しくなったご時世だけど、手書きの温かみのような感覚が甥たちに少しだけでも伝わったらいいな。

平安建都1200年記念のポスト。茶色というところがなかなかシブい。
ランチの後にお便りタイム。

4)次回へのお楽しみの下見
以前、知り合いの方のFacebookを見てぜひ行ってみたいなとチェックしていた島原エリア。「角屋もてなしの文化美術館」は冬季休業と分かっていたけれど、建物前まで行ってみた。暖かくなったらまた来よう、次回への楽しみ。

島原大門。吉原大門と同じ構造で道が曲がっている。
輪違屋。味わい深い建物。

5)目的達成〜京都御所〜
島原エリアは全く観光客がいなくて、のんびりぶらぶら歩いていたら「西本願寺」が見えてきた。せっかくなので立ち寄ってみる。立派な唐門や本殿を見学し、さあ行こう、いよいよ本日の目的地「京都御所」へ。

広い御苑は、寒いオフシーズンのせいか人もまばら。しかし小学生がお弁当を食べていたり、おじいさんがベンチでのんびりしていたり、リラックスできる“気のよい”場所に感じた。
いざ、手荷物検査を済ませて御所内へ。無料にびっくり。さらには時間でガイド解説も聞けるらしい。今回は意識せずに来てしまったので、いただいたパンフレットを片手にぶらっと見学することにした。
がらんとした建物に吹いてくる風を感じると、改めてここには主人(あるじ)がいないことを感じさせ、「兵どもが夢の跡」と思わず唱えてしまう。一方で、想像力を広げると平安貴族たちの雅な日常が湧いてくるよう。無料でこれだけ楽しめる場所、なかなかない。来てよかった。
見学を終えて出口を出ると目的を達成できたせいか急にお腹が空いてきたので、目の前に見えた御苑内の食堂に入り、昼食&お手紙タイムとした。

可憐に咲く蝋梅が美しい。
真っ青な青空とどこまでも続く玉砂利。気品に満ちている。
朱色の門のせいか昔訪れた沖縄の首里城を思い出す。あそこも“夢の跡”だった。
これがかの「紫宸殿」なり。
きつねうどんの昼食。

6)旅先のお決まりタイム〜雑貨店パトロール〜
満腹になったのでここからは時間が許す限り、怒涛の雑貨店巡りを開始。まずは会社の別事業部が運営している店舗を見学し、そこでおすすめの雑貨店を教えてもらい、言った先の雑貨店でさらにおすすめを聞くという芋蔓形式で次々と雑貨店を見て回る。とにかく歩く、歩く、歩く。
雑貨店巡りについてはまた別の機会にまとめられたらなと。

7)旅の仕上げ
19時06分の新幹線まで1時間前の18時に京都駅へ戻ってきた。お土産と夕飯の買い出しタイム。その前に最後の立ち寄り。それは「京都タワー」。
今回購入した「ずらし旅」チケットにはおまけで体験クーポンが付いていて、色々なメニューがあった。(つくづくお得な商品だ・・・)ただ、クーポン使用を優先させてしまうと旅の目的がずれてしまうので、時間ができたら使おうと主目的からははずしていた。18時に京都駅へ戻って来れて新幹線の時間まで大丈夫そうだったので、せっかくなのでさくっと登ってみることにした。京都の街を360度見渡すのもなかなかよい景色で、来てみてよかった。クーポンがなかったら行こうと思わなかっただろうし、これもご縁の体験だ。

今日一日お世話になった京都の街の夕暮れ。
ライトアップされている京都タワー。ちょっと昭和レトロな雰囲気。

新幹線の時間が近づいてきたので急いで降り、JR京都伊勢丹へ。パパッと車内で食べる夕飯とお土産を購入し、新幹線に乗り込む。楽しかった今日1日を思い返しながら飲むビールは格別。たった1日の旅だけど、よい気をもらって充電バッチリ。また来ますね、京都。🧳

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