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010 週末旅〜札幌〜

1)旅のきっかけは毎度の・・・
プライベートだけど仕事関連のリサーチ。多くの人に「自腹でリサーチって・・・」と首を傾げられてしまうのだが、私にとってリサーチはほぼ趣味のようなものなので。。。
今回も札幌で担当しているブランドがイベントに出品しているのを見ることを主軸におきつつ、札幌のショップリサーチと+αのお楽しみで旅のスケジュールを組み立て、いざ出発。

2)1時間半の空の旅
今回乗った飛行機はディズニーラッピングの機体だった。それだけで、ちょっと得した気分になる。朝空にピーターパン柄が映える。昨年もディズニーラッピングの機体になったことがあったが、いつもと少し違う部分を見つけると特段ディズニーファンでもないのについ写真を撮ってしまう。。。まぁそれもフライトも楽しんでいる証拠かもしれない。
そして、11月上旬の東京で雪を見ることは皆無だが、津軽海峡を越えたら一気に冬景色。北国にやってきたぞーという感慨がジワーッと湧いてきた。ちょうど前日降雪したそうで、到着した日は晴れていたが、そこかしこで雪が残っていた。

ディスニーラッピングの飛行機。偶然だからか、ラッキーでありがたい気分になる。
紙コップはディズニー柄。
こんなところにもディズニーキャラが・・・
羽田を飛び立って数分で自宅近郊を通過。
空から見る一面の雪景色。羽田から1時間少々で、こうも景色が変わることに改めて感動。

2)札幌初心者のホテル選び
今勤めている会社では業務上ほぼ出張がないこともあってか、東京以外の街にはかなり疎い。この年になるまで何をしていたんだろうか・・と恥ずかしい限り。
札幌は、はるか昔旅した時にチラッと寄ったはずだが滞在の記憶がほぼないため、実質初めての滞在と言ってよいだろう。いい年した札幌初心者がおそるおそる旅をはじめる。
今回お世話になる宿は、「JRタワーホテル日航札幌」。一人かつ一泊なのにちょっとゴージャスすぎるかもしれないが、最近は一人旅だからこそ気分を盛り上げるために、ホテルはまずまずのところを選ぶことがわりと多い。また今回は、積み立てたはよいがなかなか使えていないJAL旅行券を利用したかったこと、駅前で土地勘がない初心者でも迷わないだろうということ(短期滞在なのでタイムロスを防ぐ)、大浴場があったことがおもな理由でもある。JR札幌駅直結なので想定通り迷わず到着でき、チェックインタイムよりも早かったが部屋を用意してくださったので、昼前から部屋で一息つくことができた。

3)リサーチ開始。その前に・・・
この日は午後から夜にかけては終日ショップリサーチの予定。なので、夜はきっとぐったりしちゃってろくなものを食べずに終わるだろうから、昼はガッツリいきたい。さぁ何を食べるべきか・・・考えた挙句、狙いはスープカレーに定まった。このホテルの近場で行けるところをGoogle先生に調べてもらい、ホテルから2、3分のところに評価の高いスープカレー屋さんがあると知り、行ってみることにした。まもなく13時だからそんなに混んでいないだろうとたかをくくっていたが・・・

なめていました、すみません。長蛇の列。しかし、30分も待たずに入店できたように思う。
メニューを読み込みながらどれにしようか迷うが、その時間も楽しい。

4)いざ、人生初のスープカレー
北海道の親しくさせていただいているお取引先の方から、スープカレーがおすすめと聞いていたが、どんなものなのか実態を把握できていなかった。それが、今回実食できてうれしかった。めちゃくちゃ美味しい。この一言に尽きる。こんな美味しいものをこれまで食べたことがなかったとは・・・だいぶ生きてきた気がするが、まだまだ世の中には知らないものがたくさんだ。
検索でホテルから一番近いお店を選んだが、大正解。どうやら東京の八重洲地下街にもあるようで、これならまた行ける!と小躍りした。(奥芝商店

ナプキンに手書きのメッセージが。こういうちょっとした心遣いがうれしい。
待つ間に悩みに悩んでえらんだのがこちら。完食。

5)街歩きいろいろ
お腹もいっぱいになったところで、いよいよショップリサーチをスタート。しかし、歩き出してしばらく行くと、かの有名な「時計台」にぶつかる。思わずフラフラと吸い込まれてしまったので見学することにした。

当時の面影を忍ばせる、札幌のシンボル。
2階のホールにはクラーク博士の像があった。
テレビ塔がそびえる大通公園。紅葉と雪景色が同時に見られた。
街角にあるこういったものを見ると、北国に来たのだと感じる。
リサーチその1) 「大丸藤井セントラル」
今の会社に入社するまで、百貨店だと勘違いしていた・・・札幌を代表する文房具店。
リサーチその2)「シエスタラボ」「アトリエモリヒコ
店内は居心地の良い空間。ゆっくり時間をとり、お土産を選ぶ。
リサーチその3)「space1-15」
一見ただの集合住宅。実は小さな店舗が集合していてかなりユニーク。というのも、これらのどこかの部屋番号のインターフォンを押してオートロックを解除してもらい、中へ入る仕組み。
リサーチその4)「D&DEPARTMENT 」D&Dは必ず地元のアイテムを扱っており、各都市のD&Dではそれらを見るのが楽しい。
リサーチその5)「22% MARKET」おもに食品だったが、北海道のものを集めており、見ているだけで楽しい。
リサーチその6)「SAPPORO文具の博覧会」今回の本丸リサーチの場。地下通路に大々的にPRされていた。
会場は賑わっていて、金曜の夜ということもあり、レジも長蛇の列。百聞は一見にしかず。勉強になりました。この後大丸に隣接するステラプレイスにある文具店や雑貨店もチェックして終了。

6)二日目は念願の観光地へ
札幌に行くのなら、行ってみたいとマークしていたところがあった。それは、「北海道開拓の村」。一年前位にJALの情報誌「アゴラ」で特集していて、記事を読んで面白そうと思ったのだが、実際はどうなのか?行く価値あるのか?・・・周囲の北海道通に聞いても「知らない」と言われるばかり。
ただ、私ははるか昔、韓国の民俗村へも行ったし、比較的最近では愛知の「明治村」へも一人で行ったくらいの野外博物館好きなので、つまらないってことはないだろうと思い、ホテル→開拓の村→空港の一筆書きでルートを考えた。
そこへ、まさかの同行者が現れる。
それは、数十年前初めて海外へ旅立つ時に先輩バックパッカーとして色々アドバイスしてもらい、私の旅のスタイルの礎に大きな影響を与えてくれた「旅の師匠」。
偶然にも出張で札幌に来ていることがわかり、急遽一緒に行くことになった。当初は電車×バスの予定だったが、師匠が車を借りてくれたので、車でスイスイ。久しぶりの再会ということもあり、車中ワイワイ盛り上がりながら向かった。おかげでユニークでいい思い出ができた。

エントランスは、旧札幌停車場。
館内の案内図。見どころ満載。
エントランスを抜けると真っ直ぐに伸びる馬車道。思わずタイムスリップした気分になる。
旧開拓使札幌本庁舎
このあたりがどうやら実写版「ゴールデンカムイ」の撮影スポットらしい・・・
小樽にあった旧三〼河本そば屋。中に入ってみると当時の様子がうかがえる。
漁村エリアには旧青山家漁家住宅がある。ニシン漁で財をなしたという北国の漁家の様子は興味深い。
中に入ると部屋の様子もリアルに展示されている。こちらは、NHKの朝ドラ「マッサン」の撮影スポットとのこと。
にせものホルスタインもなんとなく愛嬌がある。(旧小川家酪農畜舎)
開拓小屋の中。移住者はこのような生活からスタートしたらしい。
橇(ソリ)屋さん。一目で誰もが何屋かわかるように屋根にソリマークを掲げている。
雑貨屋さんの店先。
旧札幌農学校寄宿舎
寄宿舎の室内の様子。ベッドの足が高い。

土曜日だったが来園者はまばらだった。ツアー客はほぼおらず、私たちのようなマニアック観光客、それと、ゴールデンカムイの聖地巡りっぽい若者たちがメインかなと。前々日の雪が残っていたこともあるし、通行禁止エリアもあった。馬車もお休みだった。しかし、人が少なかったおかげで気分は一気にタイムワープ。当時の様子を思う存分、五感で感じることができたように思う。写真はこれでもかというくらい撮影したが、どれをとってもいい雰囲気なのだ。のんびり1日かけて見学したかったが、本日帰らねばならない。名残惜しさを感じつつ、後にした。

7)飛び立つ前に
まずは、遅めの昼食。「何が食べたい?」と聞かれたので、迷わず「ラーメン」。即席で調べて開拓村の最寄り駅そばのラーメン屋さんへふらっと入る。

「元祖海老そば」ということは、これを食べるしかない!
海老の滋味あふれるスープ。ごちそうさまでした。

車を返却したのち、空港へ向かう。少し早めだけど、せっかくの奇縁なのでお疲れ様会をしようということになった。師匠はANA便、私はJAL便とフライトが違うので、先に旅立つ師匠のフライト時間まで、空港にてプチ飲み会となった。

本日の旅の感想を言い合い、そしてお互いの今後の旅の目標?を語り合った。

師匠を見送った後は、お土産を買ったり、日記を書いたりして過ごし、予定のフライトに乗って21時過ぎに羽田に到着。
今回ものんびりペースながらそこそこ見られて、十分に楽しむことができた。これが今年最後の旅となる。さて、来年はどんな旅に出ようか?🧳

今回のお土産いろいろ。
生のノースマンは「買い!」と師匠に言われ、買ってみた。「さすが師匠、美味しかったです!」

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