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安全性と快適性を追求した防護服「ガーディア®」

みなさん、防護服・防炎服と聞いてどんな服を思い浮かべますか?
熱に強い、分厚い、着用して動くとロボットのようでスムーズには動けなさそう・・そんなイメージを持つ方も多いのではないでしょうか。
そんなイメージを根底から覆したのが、帝人フロンティアのグループ会社、㈱帝健の快適難燃ストレッチ防護服「ガーディア®」です。
踊って動ける防護服、そんな服存在するの? そんな今までになかった製品の開発秘話をお届けします。
 
「ガーディア®」は「快適」をキーワードにした防護製品の総称です。従来、防護製品の常識は「安全性重視」でした。そのため、身に付けるものでありながら快適性は二の次となる製品が多かったのです。担当者は、長らく防護製品の開発に携わる中で、重くて暑い防護服は着る人の体力を奪い、作業の効率も落ちてしまうことを危惧していました。そこで、もし快適に作業を行うことができれば作業現場の安全性向上にもつながるのではないかと考えたのです。安全性と快適性は決して相反するものではなく、補い合えるもの、安全性を高めるために快適性も追求し、それを形にできないかと開発が始まりました。

「ガーディア®」の特長

「ガーディア®」の特長は大きく4つに分けられます。1つ目は炭化によって、熱で溶けた繊維が人体に溶着するのを抑えること。2つ目は洗濯しても難燃効果が持続すること。そして3つ目は、「SOLOTEX®」を混紡しているため、肌触りが良いことです。普段着としても着用することができるほどの快適性です。これら全てを網羅する製品の完成には長い歳月がかかりましたが、帝人フロンティアのもつ原糸やテキスタイルの開発力、そして㈱帝健の長年培ってきた製品製造のノウハウを結集させ、従来品より軽量で着心地の良い難燃防護服が誕生したのです。

多くの人を支えていくために

今回、完成した「ガーディア®」をより多くの人にわかりやすく伝えるために、従来の防護服のイメージを覆すような動画を作成してはどうかと考えました。
鉄鋼製造工場など危険な作業をする現場には男性のイメージが強くありましたが、昨今、女性が活躍する職種は拡大し、「リケジョ」「ドボジョ」「現場女子」と呼ばれるようなハードな現場で働く女性が注目されるようにもなりました。そこで、快適性をより効果的に表現するために女性をモデルとして採用することにしました。動画の中では、女性が「ガーディア®」の防護を着用しながら踊り、安全性が高く踊れるくらい快適な防護服の特長を見事に表現しています。
実は、女性のポーズにもちゃんと意味があり、両腕でガーディアの「G」を表現しているのですが、右手は「力強く守ります」の意味、左手は「Good!快適」を表しているのだそうです。

ガーディア®を着用して快適さを表現

「ガーディア®」の防護服が多くの作業現場で採用されて、より多くの女性が‘鉄鋼’を製造する現場でも活躍して、いつの日か「テツジョ」の新語が生まれることを担当者は想像しながら、さらなる快適性を求めて製品開発を続けています。
鉄鋼業界以外にも、難燃性が必要とされる現場からもニーズがある「ガーディア®」。これまでの常識にとらわれず、安全性と快適性を両立させた素材で、様々な現場で働く人たちを支えていきたいと担当者は話します。

以上

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