2022年 映画ベストテン(美術部門)
■総評:2022年の映画を美術という切り口で見てみることにした。要は物、セット、場合によってはモンスターの造形が凄かったやつ、こういうベストテンである。そう考えると、まず、『NOPE/ノープ』が挙がる。あのアナログ力は凄い。それと造形のみなら『マッドゴッド』も凄かった!30年間かけて作っただけのことはある。他のランクイン作品がベストテン他部門常連の作品中心だけに、この『マッドゴッド』は光ったかな。
あとは『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』や『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』のようなアメコミアクション超大作と『フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊』、『ガンパウダー・ミルクシェイク』、『リコリス・ピザ』といった感じのミニシアターのオシャレムービーで見事に棲み分けたように見られる。って…ボクの好きな映画の傾向なんだよね。
日本映画でも『もっと超越した所へ。』や『さかなのこ』を入れたかったが、このベストテンの作品には敵わないかな。
1位:『NOPE/ノープ』
2位:『マッドゴッド』
3位:『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』
4位:『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』
5位:『フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊』
6位:『ウエスト・サイド・ストーリー』
7位:『ガンパウダー・ミルクシェイク』
8位:『リコリス・ピザ』
9位:『ナイル殺人事件』
10位:『バルド、偽りの記録と一握りの真実』