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看護師インタビュー
クリニックの特徴
常勤の看護師が7人いるんですけれど、それぞれ皆色々な病院だったり、働いてきたスキルがあって、考え方も違います。でも、それぞれ皆色んな意見があって、良い考え方を持っていて、帰ってきてここで皆で話し合いが出来て「じゃこうして言ったらいいよね」って言う、そういうのが凄く伝わりやすい職場です。勿論、それを私たちの看護士としての提案を院長も快く受けくれて「看護師が良いと思うのなら、やってみよう。」と言うような医師と看護師間の距離も私は凄く良いなと思っているので仕事は凄くしやすいです。
仕事の楽しさ
患者さんって、大体病院さんとか施設さんから紹介を受けるんですけれど、患者さんにはケアマネジャーさんだったりとか、訪問看護師さんが入っていたりとか、ヘルパーさんが入っていたりとか、他の総合病院やかかりつけの病院の先生がいたりとか、色んな職種の方と関わって、1人の患者さんで色んな人が関わって話し合いをして、より良い医療だったり、良い環境を作って行くって言う、そういう人との関わりをとにかく密に取ると言うところで。どんどんどんどん、皆で良い関係を築けば、患者さんにも良い医療が提供出来ると言うのがあるんですね。それが凄く私は今楽しくて、「今回はこれが出来なかったけれど、次回はこういうことをしてあげよう。」ということにも活かせるので、そういうところをどんどんチームで広めて関わって深めていけたらなと思います。
心がけていること
心がけていることは、患者さんに関わる時は勿論、患者さんの目線より下に自分がいる位置を作ることだったり、必ず目を合わせること、何をされるかわからなくてビクビクされる方もあるので、声かけは凄く気を付けること、お家でしたらご家族様にも勿論声をかけていくことです。
仕事のやりがい
正直、看取りは病院で働いているよりも多い件数だと思います。病院の看取りと比べると、病院は機械的に進んでしまって、本当に患者様と向き合うことはあまりないんです。ここで働いていると、お亡くなりになった方を目の前にご家族と、今までの思い出をお話ししたりとか、「こんなことがあったよね」とか「こんな時こういうことをやり抜けてきたよね」とか。看取りなんですけど笑顔があって、ここで本当にこの人と関われて良かったなと思えることが凄く多いんです。人の命を扱う事は、正直楽な仕事ではないと思うんですけれど、ここにいると全部を抜きにして本当に人と関われてるっていう感じです。勿論辛いことも、泣きたくなることも、嫌なこともいっぱいあるんですけど、最後は本当に患者さんの笑顔で全部リセットされて、やって来て良かったなと思える結末に繋がるんです。本当に奥も深いですし、やったらやっただけ極めたくなるなというのは凄いと思ってます。
こうありたい
(2019/02/11当時)今後、電子カルテも導入されて来て、少し今までとは流れも変わってくると思いますし、やっぱり機器が入る分、どうしても人同士の関わりやふれあいと言うのは減って来ると思うんですけれど、そう言うところは極力残しつつ、機能的には業務をどんどんさばけるような、皆が働きやすい職場を作っていけたらなと思っています。
それぞれ得意不得意分野もあると思うんですけれど、皆でフォローしながら
、うちの看護師のモットーなんですけれど、「1日は全員で足して、1で無事に終わればいいじゃん」という考え方で仕事をしているので、そういうところを尊重しながらいろんなことが話せたらと思っています。
あなたにとって在宅診療とは
家族ですかね。自分の家族よりも近くて、自分の家族よりもいろいろなことをさらけ出して、素で関わることが多いです。家族くらい近い関係で、ずっと関わっていけて、お互いにいろんなことが話せていけたら良いなと思っています。