
自家通販したら発送作業が大変だった話
2022年、初めての同人誌を発行。
即売会ではなく、はじめから通販サイトでの頒布しましした。刷った同人誌すべてを自分で梱包、発送。結果、タイトルどおりです。
自家通販ビギナーさんの参考になればいいな、と思い書かせていただきました。使用した通販サイトはbooth、頒布数は2桁です。
自家通販の発送方法の種類
自家通販の発送方法はいくつかあります。私が確認しているのは以下の4つです。
通常の郵便や宅配便と同様に発送、匿名ではない(梱包・発送は自分)
各通販サイトのシステムを利用して、匿名発送(梱包・発送は自分)
各通販サイトに「購入済の頒布物」をまとめて送付、通販サイトが匿名で転送(梱包は自分、発送は通販サイト)
通販サイトに「購入前の頒布物」を送付、通販サイトが保管し、購入されたら通販サイトが購入者へ匿名発送(梱包・発送は通販サイト)
今回は2つ目の「通販サイトのシステム」を利用したお話になります。ちなみに、発送作業の大変さに気づいた私は、今4つめの方法を使っています(それまた後日談として)。
梱包した荷物の持ち込み先
梱包した荷物は下記3箇所に持ち込みました。通販サイトによって持ち込み先が違う可能性があるため、念のため、ご自身の通販サイトを確認してください。
コンビニエンスストア(ローソン・ファミマ)
ヤマト営業所
PUDO
コンビニエンスストアへの持ち込み
コンビニエンスストア(以下、略してコンビニ)は身近にある事が多く、気軽に持ち込みが可能かと思います。
店内では以下の工程で発送となります。
マルチコピー機で申込券を発行
レジに並ぶ
レジで伝票を読み込んでもらう
レジで荷物に伝票を貼る
はじめはドキドキするかもしれませんが、慣れれば意外と簡単。むしろフリマアプリなどで慣れている方は、まったく問題ないでしょう。
では、何が大変だったのか。
ご存知のとおり、コンビニはさまざまな方が、さまざまな理由で来店しています。マルチコピー機で何か大量に印刷している人もいれば、時間帯によってはレジに大勢の人が並びます。伝票を貼る専用スペースはありません。後ろに並んでいる人の圧を感じながら、レジを占領する自分。
こんな状態で全部発送できるか!!
鋼のメンタルを持っていないので、1回につき2~4個が限界でした。コンビニである程度の部数を発送するのであれば、何回か足を運び、レジに何度か並ぶ必要があると思います。
ちなみに小さい子供がいるため、早朝深夜の外出は難しく、コンビニへの持ち込みは日中でした。
ヤマト営業所への持ち込み
ヤマト営業所は個人的に一番良かったです。
当たり前ですが、そこは物を発送・受領する場所であり、営業所内では淡々と作業が進んでいきます。おかげで、一度にそれなりの数を発送することができました。
営業所内での工程は以下のとおりです。
営業所内の機会にQRコードを読み込ませる
印刷された伝票と荷物を受付窓口の方に渡す
受付窓口の方が伝票を荷物に貼る
では、何が大変だったのか。
それは、ヤマト営業所が近くにないことです。私の場合、自転車で行ける距離でしたが片道20分程度。人によっては、車でそれなりの距離を走る必要があります。ペーパードライバーは根性で行くしかない。近くにあると思うな、ヤマト営業所。
PUDOへの持ち込み
PUDOはヤマト営業所より少し身近にあるかもしれません。コンビニやスーパーなどによく設置されていいます。
PUDOでの工程は以下のとりです。
ロッカーのタッチパネルに情報(大きさなど)を入力。
指示されたロッカーに荷物をいれる
ロッカーの数が多くないので、誰かが後ろで待っていたり、逆にこちらが長時間待ったりすることは、あまりないと思います。
では、何が大変だったのか。
お気づきの方もいたかもしれません。そう、ロッカーの数が多くないのです。さらに、誰かの荷物が入っていることもあり、空いているロッカーの数も実際に行かないとわかりません。極めつけは、タッチパネルの操作が割と面倒。私は2個入れて終わりました。
どうでしょうか。他の方からも「発送が大変だった・・・」という声をよく聞きます。ただ、大変かどうかは、その人の状況にもよります。私は一度にたくさん発送したかったのと、動ける時間が日中だったのも、大変に感じた理由かもしれません。
自分で梱包・発送するメリット
メリットもあります。それは「頒布物が届く速さ」です。
通販サイトには多くの発送・転送希望の頒布物が届いているはずです。実際、自分が送ったものが通販サイトに届いても、発送まで数日かかる場合が多いです。私が今使っている通販サイトは、「入金から発送予定まで14日と明記するよう」指示しています。
「できるだけ早く届けたい、見て欲しい」という方は、自分で発送作業する方がいいと思います。
やっぱり同人活動は楽しい
散々、大変だ大変だと書いてきました。
ですが、当時の私は自分の同人誌が誰かの手に渡るのが嬉しく、ワクワクしながら作業をしていたことを覚えています。自主出版した本が、誰かに読んでもらえるなんて。
全ての工程を楽しむのも、また同人活動の醍醐味なのではないかと思います。