著作権のおはなし

画像1

緊急実態宣言を受けて、または自主的に自宅で時間を過ごす方が増えています。

音楽アーティストもやはり同じ境遇の中、何とか自分の活動を続けるために創意工夫をされているかと思います^^

 

そんな中、SNSを通じて演奏動画やカバー動画をアップするシーンをよく見かけるようになりました。

ただ、果たしてその方法が権利問題上正しく発信されているかというのは割とそうではないものも沢山見受けられます。

恐らく分かってやっている方のほうが圧倒的に少ないのではないかという事から、今回はSNSなどにおける著作権の話を要約して記していきたいと思います^^

 

著作権について

著作権に関しては、自分から学びに行かないと不明瞭な部分も多く、そのシステム自体を理解していないアーティストがやはり多いのです。

著作権に関しては沢山の文献がありますが、誰もが耳にする話題としてJASRACのお話があります。


昨今だと割とネガティブなイメージを持つ方が多く、仕組みや取り組み等を理解せぬまま放置されている感は否めません。


ここ最近で一番分かりやすいであろうセンテンスを引用しておきますので是非目を通してみてください。むしろ引用の文献を一通り読めばこの記事を読む必要は無いかもしれません。

今日の話はそこを踏まえての話です。

 

個人利用での場合は、#宅録お母さん のnoteがとても分かりやすいです🕊

 


最近よく目にするNGなもの

画像2


・「うたつなぎ」などでのカバー動画
・カラオケ屋さんで歌っている動画
・オリジナル音源に合わせて楽器の演奏


特に多いのはこの辺です。


メジャーなyoutubeやfacebook、インスタグラムなどは著作権管理団体と包括管理されているため、カバー動画などであればOKです。

ただ、twitterは包括管理などもされていないため、カバー動画さえもNGとなります。 

ですので、ここ最近自粛モードの中で増加している、twitterでの「うたつなぎ」というリレーが行われていますが、著作物のカバー動画であればNGですm(__)m

先に紹介した宅録お母さんの記事にもありますが、アカウントごとでの使用契約は可能ですので、もしカバー動画などをtwitterにアップしたい場合は個別契約が必要となります。

対策としたら、著作物管理されていないパブリックドメインのものを使ったり、youtubeなどに動画をアップロードし、そのリンク貼る。

などなら問題ありません。


付随するものとして、たまにショートバージョンを貼り付け、本編のyoutubeのリンクで流入させるようなツイートも見かけますが、ショートバージョンであっても直貼りはNGとなりますのでお気を付けくださいm(__)m

 


また、オリジナルの音源やカラオケ音源に合わせて歌ったりや演奏した動画などをSNSやyoutubeに上げることはNGとなります。

というよりかは、著作権管理されている楽曲をそのままの状態で何かしらのプラットフォームにアップする時点でNGとなります。

OKなのはあくまでカバーしたものです。


利用許諾契約を締結しているUGCサービスの一覧は以下リンク先でご確認いただけます。

 


気をつけよう

 

「音楽は自由であるべき」

という気持ちはとてもよく分かりますが、そもそも著作物の使用料はアーティストなど創作者に支払われるものです。

時折著作権の問題で管理団体を非難する声も巻き起こりますが、大前提としてそれらの売上は正しく申告されていさえすれば、アーティストに全て支払われる仕組みです。


仮に自分がもし逆の立場だったらどう思うか?

立ち止まってそれを考えてみると、至極納得できるかと思います^^



おうち時間が増える中、音楽外でも著作権の問題が勃発してきています。

 

新型肺炎拡大で発表の場所を失って、配信ライブを行うアーティストや、暗くなる気持ちを音楽で明るくしたいというムーブメントはとても素晴らしい事だと思います。

だからこそ、それぞれがちゃんとした使い方や仕組みを理解して、全員が気持ちよく前向きに活動できること願っています^^



 

 


いいなと思ったら応援しよう!

テガミスタジオ
サポートはスタジオの運営費用や機材のグレードアップなどに当てさせていただきます🕊