vol.83 ヤドリギの下で、クリスマスのKISS!【手紙の助け舟】
こんにちは。喫茶手紙寺分室、むらかみかずこです。
クリスマスソングが繰り返し聴こえてくる頃となりました。変わりなくお過ごしですか。
さて先日、わたしが代表をつとめる(一社)手紙文化振興協会の講師から、下のカードが届きました。
ここに書かれている英文フレーズは、Meet Me Under The Mistletoe.
この「Mistletoe(ミッスルトゥ)」の意味がわからなかったので、調べてみたところ、ヤドリギ(寄生木、宿木)でした。
ヤドリギは高い木の途中に30~100㎝くらいの緑色の球体となって、まるでマリモのように寄生する植物のこと(TOP写真、下の写真をご参照ください)。
12月24日の誕生花であり、古くはケルト民族の間で「不死・肉体の再生」を表すシンボルとされていたことから、ヤドリギが生えている木には神が宿るという伝説もあるようです。
さらに、調べているうちに、欧米ではクリスマスシーズンにヤドリギの下で好きな人にキスをする習慣があり、キスから逃れることはできないと書かれていました。
つまり、「Meet Me Under The Mistletoe.(ヤドリギの下で会いましょう)」とは、好きな人に送る求愛のメッセージ。恋人になろう、結婚しよう、という意味が込められているのですね。
音楽業界に目を向けると、2011年、当時18歳だったジャスティン・ビーバーはセカンドアルバム「Under the Mistletoe」を発表し、この中の曲「Mistletoe」の中で、まだ幼さの残る声で次のように歌っています。
もうひとつ、昨年2021年に発売され、話題となったたエド・シーランとエルトン・ジョンのコラボ曲「メリークリスマス」にも、次の歌詞があります。
ヤドリギはケヤキ、ブナ、エノキ、ナラ、サクラなどの大木に寄生することが多いようです。
今年のクリスマスシーズンは、大切なあの人と、ヤドリギの木を探して歩いてみるのもよいかもしれませんね! Merry Christmas!!!
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