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江戸川手紙寺誕生秘話 03「1階の空間のこれから」
こんにちは。手紙寺発起人の井上です。
前回まで、私たちがこれまで手がけてきた手紙寺や手紙処について
その想いや、形にしていくまでの過程でのエピソードをお話してきました。
今日は、富山から帰ってきたの私たちのこと、そしてこれからの私たちのことについて綴っていこうと思います。
自由に過ごして欲しいから、作りはシンプルでいい。
前回、「SAYS FARM」を訪れたときのことをお話しました。
その居心地の良さに心を打たれ、手紙寺でも「SAYS FARM」のような場所をつくりたいと、強く感じました。
私が理想とするのは、各々が、自由に、プライベートな時間をきちんと持つことのできる場所。読書をしたり、ただ座ってぼんやりしたり、食事やお酒を楽しむ。その中に、手紙を書くという行為があれば、とても嬉しいことです。
「SAYS FARM」を訪れた時、私たちはすぐにその場に馴染み、自由に過ごすことができました。
もしかしたら、それは、作り込みすぎない内装や、やりすぎないサービスのおかげだったのかもしれません。
「進々堂」でもそう感じましたが、素敵なテーブルと椅子があるシンプルな空間こそが、自由にリラックスできる空気を作ることができるのです。
江戸川の手紙処のこれから
以前からお伝えしている通り、私たちは船橋と銀座、そして江戸川に手紙処という手紙を書くための空間を作りました。
ただ、江戸川にはまだ小さなカウンターがあるだけ。
カウンター横の階段を下った、1階の広間をこれから手紙処として
作っていこうと考えています。
大きな窓から光が差し込み、庭の緑も見える、素敵な場所。
これから、私たちはこの場所を「SAYS FARM」のような空間に
作っていくことを計画しています。
再びお声かけしたのは、樹輪舎さま。
「SAYS FARM」のこともよくご存知で、私たちの意思をしっかりと汲み取ってくださりました。
完成はまだ先ですが、この江戸川の空間も、誰かにとって「私だけの場所」になれることを楽しみにしています。
そして、これから先、たくさんの人が「私だけの場所」を見つけ、
「私だけの時間」を大切に過ごすことのできる日々を心待ちにしています。
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井上 城治 | 手紙寺 発起人
1973年生まれ。東京都江戸川区の證大寺(しょうだいじ)住職。一般社団法人仏教人生大学理事長。手紙を通して亡くなった人と出遇い直す大切さを伝える場所として「手紙寺」をはじめる。趣味は、気に入ったカフェで手紙を書くこと。noteを通して、自分が過ごしたいカフェに出会えることを楽しみにしています。